ホーム > 「がん患者 6年間 3000人の治療実績」 > 抗がん剤の効くがん、効かないがん

抗がん剤の効くがん
効かないがん

 

 
抗がん剤にも、症状、ステージ、がんの種類によっては効くのがあります。まず最初(※表の@)は、手術で延命するがん。乳がん、子宮がん、直腸がん、甲状腺がん、精嚢がん、前立腺がん。これらには特徴があります。体の中央から離れているんです。この6つのがんは早めに手術をしたら、10人中7、8人は抗がん剤もいりません。僕の生薬も飲まなくていいんです。無罪放免。ただ、10人中2、3人は手術した時、手遅れで、がんが肺やなんかに転移していると、Cの肺がんなんかと一緒。それ以外の転移してないがんは早期に取れば助かります。そういう乳がん、子宮がん、直腸がん、甲状腺がん、精嚢がん、前立腺がんで助かった患者さんがいるから、私のがんも治るんじゃないかと思って抗がん剤をやるんです。治るものと治らないものがあることを知っておきてほしいんです。
   次に(A)に全身性のがんで、抗がん剤、放射線治療、骨髄移植で治癒、長期延命するがんがあります。うちの息子も今なら助かっています。白血病、悪性リンパ腫、小児の固形がん、限局性の食道・喉頭・咽頭がん。これらは早めに抗がん剤、放射線治療をやれば、10年、20年生きます。長期延命できます。
   私はこのAのがんは抗がん剤を使用することを反対しません。生きるのだから。ただ、10人中2、3人は効かない。ダメだったらうちに来なさい。どうせ抗がん剤で苦しんで死ぬだけなんだから。私の治療はAのがんなら10人中8人抗がん剤を使わずに長期延命することができます。だから、始めから苦しむのがいやだったらうちに来なさい。始めから苦しむけど、保険がきくから我慢するというのだったら抗がん剤治療をしなさい。
   僕は漢方だけの民間療法とは違います。医者ですから、治るのなら抗がん剤も使います。ただ、C、Dのがんは、抗がん剤治療をしても短期しか延命しないがんです。延命効果のないがん。えれから、どんな抗がん剤治療でも早期に死に至るがん。膵臓がん、胆のうがん、胆管がんは世界で5年生きている人はほとんどいないんです。膵臓がんは発症してからだいたい半年で死にます。胆のうがん、胆管がんは10ヵ月から1年半。ほとんどみんな死にます。寿命はまっとうできません。どっちみち苦しんで死ぬのなら、もう抗がん剤はやめておけと。

 

top > 1 > 2 > 3 > 4 > 5 > 6 > 7 > 8 > 9 > 10 > 11 > 12 > 13 > 14 > 次のページ