今ある健康食品、漢方は末期がんにはほとんど効きません。もう少しいいものはないか、ないならどうやったら作れるだろうか。その間30年。私は私財のほとんどを投入して、大学のような研究所・研究設備を作り、この30年間で20億以上のお金を使って、副作用のない漢方的な薬の開発に一生を賭けたんです。そうして22、23年前からちょこちょこと、効く薬が生まれ、この5、6年前からかなりいい薬ができるようになってきたのです。
大学病院、がんセンターで余命3ヵ月といわれてゲーゲーとやってきた患者さん。10人来ると、やはり3人は抗がん剤で免疫力が極端に落ちていて助かりません。しかし、3人くらいは何年か生きることができます。さらに4人は死ぬは死ぬけど、3ヵ月で抗がん剤の副作用で苦しんで死なずに、半年、1年、2年、3年苦しまずに生きます。私はそういう治療法を開発して今では250人のお医者さんが門下に入って、丹羽療法をやってくれている。
私は西洋医学をやってきていますから、そこいらの漢方のお医者さんと違いますよ。CTも撮る、血液検査もする、科学的根拠のもとに診断治療をしている。5%は化学物質も使います。例えば、痛み止め、熱さまし、抗生物質は使いますけど、使っている薬の95%は副作用のない漢方的な薬を、非常に効くようにして使っています。そういう方法を会得して、今は札幌から沖縄まで、1万人から2万人のがん、膠原病患者を抱えて、日々治療をやっています。
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