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がん患者の死因は
抗がん剤の副作用!

 
私は53年前に京大を出ました。当時、大学では、がんには抗がん剤、これしか教えてくれなかった。その頃からバカなことやるなとは思っていました。でも、これしかないんだから私も使っていました。私は京大病院で初めの2年はアトピーの研究をしていて、その後、膠原病、難病の専門として研究や臨床、論文発表などいろんなことをやってきました。がんの研究を中心にやるようになったのは30年前からです。それでも大学病院にいれば、がん専門ではなくても、何百人とがん患者を診察しました。進行がん、末期がん、たくさん診ましたが、みんな亡くなられました。

あとでカルテを出してみたら、みんな抗がん剤を使って、その副作用で死んでいったんです。がん患者さんの中で、直接がんで死んだ人は一人もいなかった。直接の原因はみんな抗がん剤の副作用。
   当たり前です。がんというのは人間の体の中に、人間の正常な細胞と、それよりも何十倍も強いお化けみたいな細胞が共存しているんです。がんに効く薬を使うとがんは小さくなります。ところが、がんは小さくなっても、患者さんは弱っているんです。髪の毛が抜け吐き気でゲーゲー言い出すわけです。そこで患者さんは「先生、抗がん剤を止めてください。苦しい」といいます。ところが先生は、レントゲン写真を見せて「ほら、がんが小さくなっている。良くなっているでしょ」という。それを見て患者さん、「そうですか。ありがとうございました。ゲーゲー」と帰っていくわけです。がんと人間の正常な細胞を比べたら、絶対がんのほうが強い。がんがある程度小さくなると、人間は死ぬ寸前までいくわけです。これ以上やったら、肝臓、腎臓、血小板がいかれて死んでしまう。だから医者は途中で止める。しかし抗がん剤を止めて3ヵ月もしたらがんはどんどん大きくなる。それでまた抗がん剤をやる。人間はまた死にそうになるんだ。でもマーカー(がんの大きさを表す数値)は小さくなる。「先生止めてください」「何を言うんですか。この写真見てごらん。がんが小さくなっているんだよ」「そうですか。ゲーゲー」って患者さんはなる。この繰り返しの中で人間のほうが弱って、がんより先に死んでいくのです。
   結局ね、特殊ながんを除いて、95%のがんは、がんのほうが人間より強いんだ。がんを殺そうと思ったら、人間も苦しんで死ぬのは当たり前なんだ。95%のがん患者さんが、ゲーゲーを繰り返しながら、のたうちまわって死んでいきました。
   ここからはどうせ死ぬなら、苦しんで死ぬなという話をします。

 

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