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 添加物の安全性

 

   合成原料や添加物の入った製品の多くは非常に安価で、高濃度、そして飲みやすいという特徴があります。しかし、この飲みやすさの裏には非常に多くの添加物が使用されていることを忘れてはいけません。分類は約20種類にも及び、錠剤のカサ増しに使われる増量剤、膨張剤、見栄えをよくする着色料や発色剤、長期保存のための防カビ剤や保存料、口当たりをよくするための甘味料や香料、他にも乳化剤、強化剤、PH調整剤など複数の添加物が入ります。
   大多数のサプリメントは添加物を使わずに作ることはできません。2006年 3月には英国で酸化防止剤のアスコルビン酸(ビタミンC)と保存料の安息香酸Naの両方が添加された清涼飲料水から、人体にとって有害な物質で、発がん性のあるベンゼンが発生、検出され回収騒動が起きました。これがきっかけとなり、日本の清涼飲料水も調査したところ、同様な組み合わせでベンゼンを検出。自主回収をする製品などがありました。他にも貧血を招くとされるリン酸塩などの指摘もされています。
   日本は世界一、食品添加物を使っている国といわれ、国民の年間平均摂取量はなんと4キロ。例えば果物一つの香りを出すのに20種類以上の化学合成品を混ぜて、天然に近い香りを作る場合があります。しかし原材料名には「香料」の一括表示でOKになるので、消費者から見ると添加物の使用量などは全くわかりません。食品に使用する添加物は安全性が確認されていますが、複数使用した場合の組み合わせや量によっては有害性も指摘されているため、安全性は確かとは言い難いのが現状です。一時的に飲むお薬とは違い、サプリメントなどは健康なからだ作りのために長期に渡り飲むものです。本来、不用な添加物はなるべく最小限に抑えたいものです。
 

 

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