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統合医療とはしっかりした
西洋医療あって初めて成り立つもの

長瀬    先生方は天然のものを使って治療する意義というのはあると考えていらっしゃるわけで、僕はいま、丹羽先生といっしょに開発しているお薬を使っているんですが、確かに、ワンちゃんに使っても副作用がないんです。もちろんガンが完全に治るとはいいませんが、少なくとも副作用はないし、エネルギーも維持できる。

丹羽    抗がん剤使っていたら3ヶ月で死ぬところを半年、1年、苦しまずに逝ける。 

帯津    なんといってもそれがいいねすよね。

丹羽    気功もよく効く。僕がいま病院でマグニー石というものを使って岩盤浴治療しているんですが、あれも気功と同じ原理で、石の持っている波動の力。人間も凄い人はホントに凄い。僕は以前、アメリカの医学雑誌に書いた遠赤外線の論文に、ジーザスクライスト・イズ・ア・グレート・キコウシと書いたんです。キリストは偉大な気功師だと。

帯津    その通りだと思います。

丹羽    あとね、育成光線(特殊な遠赤外線)は、正常な細胞のアクティビティはむちゃくちゃ上げるけど、ガンの上げてはいけないアクティビティは下げる。これが科学薬品と違うところですね。抗がん剤は、ガンは叩くけど正常な細胞も叩いてしまう。冬虫夏草やびわの種も、中国のほんとうにいいものを使ったら効きますね。ぼくもこの年になるといろんなことがわかってくる。帯津先生もそうだと思うんですが、生薬は確かにいい。僕も自分の開発したものをメインに使っている。しかし、今の漢方のお医者さんのいちばん悪いところは西洋治療を全面的に否定するところや。CTスキャンや検査は副作用のない範囲でやるべきやね。ちゃんと症状を確認してから治療しないと。肺炎を起こしたらやっぱり抗生物質を投与しないと、年寄りなんか死んでしまう。漢方なんかそんなにはまったく効かない。もうね、そのことに関しては頭が固い、選択肢が狭い。

長瀬    漢方、ホメオパシー、フラワーレディなどをやっている人はストイックになってそのことひとつに集中する傾向がありますよね。

帯津    そうですね。西洋医学をまったく拒絶してしまうのは良くないですね。私はいつも言っているんですが、西洋医学がしっかりしていないと統合医学にはならないということ。ガンの患者さんがいくら西洋医学以外でやるといっても、閉塞性黄疸になったり胸水や腹水がたまったりすると年中、刺して抜かなきゃなんない。これはエキスパートがやらないと。ですからうちの西洋医学はしっかりしていますよ。抗がん剤も使うときは使いますし。

丹羽    うちもそれはいっしょです。で、抗がん剤は自由診療だと高いから、知り合いの医者のところに行ってもらって保険で使ってもらうようにしたりしてます。うちの息子が千葉大学のガンセンターで医者としてやってまして、ずっと僕のことを馬鹿にしてたんです。ところがガンセンターと丹羽療法を掛け持ちしている患者さんがどんどん治るものだから、とうとう頭を下げて、去年、ガンセンターから僕のところに来たんです。こいつがやっぱり11年もガンセンターにいたものだから乳がんの肺転移、肝臓転移、胃がん、肺がんなどは放っておいたら1年で死ぬところを抗がん剤で1年半から2年生きるというので、ばんばん使うんです。それで僕といつもケンカです。抗がん剤使ってうまいもんろくに食べられず、ゲーゲー苦しんで死ぬのなら、わしはうまいもん食べてニコニコして1年で死ぬ方を選ぶって。僕は延命効果が1年くらいのものには使わない。5年とかになったら使う。

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