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先生は患者の希望の光
肺がんの患者さんの声

 
  祝賀の会には前述のような医学関係者の方だけではなく、先生に命を救われた患者さんもお祝いに駆けつけていました。そのなかでお二人の方がスピーチをされました。ひとりは北陸からわざわざいらっしゃいました77歳の女性の方でいした。もうひとりは30代の女性の方でした。どちらのお話も感動的で、来賓のなかには涙ぐむ姿も数多く見られました。3年前に肺がんの宣告を受けたという男性の方のお話を抜粋してご紹介します。
 
  「3年前、どうも調子が悪いなということで地元の総合病院で精密検査を受けましたら、やはり、悪性腫瘍がある、肺がんだと診断されました。私は重度の肺気腫があり、外科的な治療は難しいので、放射線治療をやりましょうという話でした。そのときに、肺の腫瘍の一部を内視鏡で切り取って検査をするのに、がん細胞が飛び散るころもあるけど、大丈夫だからやりましょうと言われたのです。それで私は、その検査は100%大丈夫なんですか?と聞きましたら、やってみないと分からないと。そのとき私は、人生そこそこ生きて来た。これ以上しゃばにしがみついて生きていてもそんなにいいことはないと思ったんです。これは私の寿命だと。それで西洋治療をお断りしました。最後にドクターに、私はあとどれくらい生きられますか? と聞きましたら、非常に難しい質問ですね。たと、1年くらいは大丈夫ですと。まだ元気な今のうちに旅行をして、好きなように生きてくださいと。気が変わったらいつでもいらっしゃっいといわれました。その話を周囲のものにしましたら、みんな病気と闘うべきだ、どんな治療でも受けるべきだというのです。というのも、私の家系は私以外、医者だらけなんです。それぞれの医者がいろんなことをアドバイスしてくれるなか、ある医者が、それだけ西洋医学がいやなら、免疫療法をやっている丹羽先生に診てもらったら、と教えてくれたのです。それから書物で丹羽先生のこと、免疫療法のことを調べまして、納得して小松の診療所で診ていただきました。あれから3年。土佐清水病院に2度お世話になりました。あそこからはとにかく空気がきれいで、広々とした太平洋を眺めるすばらしい環境の中で治療と療養ができたことがなによりも感謝している次第です。その後は毎日ウォーキングを楽しんでいる毎日です。
  先生は私たちにとって希望の光であり、大きな心の支えであり、大恩人であります。どうかお体をご自愛され、そして全国の悩める患者さんたちの救済にあたっていただきますようお願いします。」
 
  77歳という男性の方は、年を感じさせない若々しいたたずまいで、しっかりと素晴らしいお話を聞かせてくれました。
 

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