老眼は避けては通れない老化現象の一つです
私たちの目は外部から光を取り入れ、それを屈折させることで物を見ています。
目の角膜と水晶体がこの機能を果たす重要な器官になっています。
水晶体はタンパク質でできた弾力のある組織で、周りの筋肉によって自在に厚みを変えることができます。
遠くを見るときには薄く、近くを見るときには厚くなり、光を屈折させると同時にピントを合わせる働きもしています。
しかし加齢とともに水晶体の弾力は失われ、ピントを合わせることができなくなってしまいます。
これが老眼の主な原因と言われています。実際に老眼の症状を自覚するのは30〜60代と人それぞれのようです。
老眼は加齢による老化現象ねので予防しても完全に防ぎきることはできません。
しかし老眼の症状を少しでも改善したり、また老眼にならないようにな予防をすることは、
生活習慣や食生活の改善によって大きく変わってきます。
目によいと言われる食べ物もあれば、目に良くない食べ物もありますので、
老眼予防にために目にしっかりと栄養素を補給することを意識してみてください。
目によい栄養素
抗酸化物質
老化を予防する「抗酸化物質」は老眼にとても良いとされています。
抗酸化力のある食品を積極的に摂取しましょう。
ビタミンA
ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保つためのビタミンとして知られていますが、
それと同時に【目のビタミン】と言われるほど、目には必要不可欠なもので、
角膜や水晶体を保護する働きがあり、明るさを保つ働きがあります。
ビタミンAが不足すると、薄暗い場所では見えにくくなるという「夜盲症」の症状を引き起こしてしまいます。
さらに欠乏が長く続けば、角膜の外側に泡状の塊ができ上皮が脱落し、
そのまま角膜の変化が進むと「結膜乾燥症」「角膜乾燥症」などという疾病が起こり、失明してしまうこともあります。
多く含まれる食品・・・緑黄色野菜、うなぎ、レバー、牛乳、乳製品など
ビタミンB1
ビタミンB1には視力低下を防ぐ働きがあります。
また、低下した視力を回復させる作用があるとも言われています。
不足すると神経経がおかされ視力障害がでてきます。
多く含まれる食品・・・豚肉、うなぎ、レバー、カキ、豆類、小麦、玄米、ナッツ類
ビタミンB2
ビタミンB2には粘膜を保護し細胞を再生する働きがあります。
目の充血や眼精疲労、視力低下を防ぐ働きがあります。
多く含まれる食品・・・うなぎ、豚肉、サンマ、イワシ、牛乳、卵、納豆、ひじき
ビタミンC
ビタミンCには非常に強い抗酸化作用があります。
目の粘膜をつくり、水晶体の濁りを防ぎ透明にする働きがあり、白内障による視力低下を防ぎます。
細菌から目を守る働きもあります。不足すると細胞と細胞を結合させるコラーゲンの生成が悪くなり、
毛細血管の出欠が多くなります。眼球結膜、角膜、網膜などにも出血がおこりやすくなります。
多く含まれる食品・・・赤ピーマン、パセリ、ほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、キウイフルーツ、レモン
ビタミンE
ビタミンEには強い抗酸化作用があり、老化の原因となる過酸化脂質が生成されるのを防ぐ働きがあります。
白内障に効果的といわれ、ビタミンCと一緒に摂取することでより効果的になります。
多く含まれる食品・・・小麦胚芽、ナッツ類
目に良くない栄養素
●過剰な糖類は老眼の症状を悪化させる栄養素です。
甘いお菓子やジュースなどの摂り過ぎは目だけではなく、体全体の老化の症状を早めてしまいます。
●サラダ油、ラードなど調理に使う油や、インスタント食品やスナック菓子などの食品に含まれている
油には気をつけましょう。
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