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NO.63

 

ビタミンB群は不足していませんか?

'05. 3月号

 

人間の体は、糖質、タンパク質、脂質の三大栄養素によってエネルギーを作り出し生命を維持していますが、
糖質、タンパク質、脂質を体内で活用するためにビタミンB群は必要不可欠であり重要な役割をしています。
またビタミンB群は肌荒れや貧血、肉体疲労などにも効果的な栄養素です。
また、精神状態を改善する働きがあります。
現代人はビタミンB群不足によるさまざまな症状が出やすいと言われています。
ビタミンB群は食事からしか摂取できず(体内で合成されない)体内に蓄えておくことができないので
毎日の食事を見直しビタミンB群を積極的にとり入れていきましょう。
 

 
不足しがちな人・・・
○甘いもの、肉料理をよく食べる人は、糖質やタンパク質、脂質をたくさん摂取しています。
○糖質、タンパク質、脂質をエネルギーに変えるときビタミンB群の働きが必要です。
○バランスのとれた食事をしていないとビタミンB群が不足し、代謝が悪くなります。
○疲れやすい、かぜをひきやすい、皮膚のトラブル、体重増加、貧血、肩こり、腰痛、ストレス・・・など。

 
 

ビタミンB群を多く含む食品
ビタミンB群は多く摂っても体に蓄えておけません。
欠乏する前に毎日の食事から意識して摂取していきましょう。
ビタミンB1 豚肉、カシューナッツ、大豆、うなぎなど
ビタミンB2 牛・豚レバー、あさり、たまご、牛乳など
ビタミンB6 いわし、さけ、まぐろ、バナナなど
ビタミンB12 かき、あさり、豚・鶏レバー、いくらなど
ナイアシン かつお、さば、たらこ、落花生など
パントテン酸 納豆、たまご、たらこなど
葉    酸 大豆、枝豆、ほうれん草、ブロッコリーなど
ビオチン 牛・豚レバー、大豆、玄米、ナッツ類など

  
 
 
調理の工夫
ビタミンB群は水溶性で熱に弱いため調理法によっては大量に損なわれてしまいます。
@なるべく短時間で調理する
A「ゆでる」料理は避けましょう
Bスープや煮物で汁まで飲もう
C長い間水にさらすのはやめよう

 

 

栄養士    高橋 広海             

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