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NO.64

 

ハーブのパワーを知ろう

'05. 4月号

 

ハーブとは「香草」のことを言い、料理によく使われていて、
肉や魚などの食品が持つ臭みを消し腐敗を防ぐ働きがあります。
また近年ハーブは「有用食品」、「薬用食品」、つまりメディカルハーブという意味で注目を集めていますが、
ハーブが薬用として利用されていたのは約5千年以上前とも言われ、古代から人間の健康を支えていたそうです。
ハーブには、バジルやローズマリーなど料理によく使われるものや高麗人参や葛根のように漢方として使われるもの、
また和のハーブと呼ばれ民間療法などでも使われているニンニクやヨモギ、シソなど、様々な種類があります。
そしてハーブにはそれぞれに性質や効能があり、健康にとって重要な植物です。いろいろなハーブを試してみて、
積極的に取り入れてみましょう。
 

 
ハーブの性質
香りがある・味がある・薬効がある

 
 

ハーブの効能(主として)
免疫力アップ!
ハーブは人間の体にとって有害である物質に対する抵抗力をつける。
殺菌作用がある。
 
食物繊維が豊富!
日常の食生活で不足しがちな食物繊維が含まれているため、
胃腸の状態をよくする、発ガン予防、美肌効果・・・など。
 
老化防止!
ビタミンC、Eやベータカロチン、ミネラル、ポリフェノール(カテキンやフラボノイド)などが
多く含まれているため老化防止に役立つ。
 
にんにく スタミナ源としてよく料理に使われる。
ニンニクの強い臭みの成分「アリシン」がビタミンB1と結合して非常に有効なビタミンB1となる。
これが疲労回復に強力に働きかける。
キダチアロエ 約 4千年前からエジプトで健胃薬として利用されてきた。
アロエの葉を切ったときに出る苦い汁「アロイン」が胃の働きを活発にし腸の蠕動運動を促進させるので健胃、便秘の解消に役立つ。
シ   ソ シソの成分「ぺリアルデヒト」が食物の臭みを消したり殺菌、防腐作用がある。
胃の消化酵素を促進させ食欲増進効果がある。
βカロチンが多く含まれているのでガン予防に役立つ。
ポリフェノール、フラボノイドが花粉症などのアレルギーによい。
バジル 殺菌、消毒、健胃作用がある。
風邪の症状を緩和する薬草としてヨーロッパで用いられてきた。眠気を覚ます。

   

 

栄養士    高橋 広海             

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