ホーム > あしたも元気 > ダイエットの法則 〜肥満を解消しよう〜

 
 

NO.49

 

ダイエットの法則 〜肥満を解消しよう〜

'04. 1月号

 

なぜ肥満がいけないのか?
肥満を予防、改善する最大の理由は肥満による様々な疾病を合併してしまうことを防ぐためです。
糖尿病や高血圧、高脂血症、動脈硬化、脂肪肝・・・といろいろな生活習慣病の引き金となります。
 
≪ 肥満 ≫
体内の脂肪の量、つまり体脂肪率が増加している状態のこと。
ただし、体脂肪にはエネルギーを貯蓄したり保温や断熱の効果というような重要な役割もあります。
つまり、自分にとって適正な体脂肪率を維持していくことが大切です。 


 
肥満の原因は?
ホルモン異常などによる肥満もありますが、たいていは「食べ過ぎ」「運動不足」が原因となっています。
それは消費されるエネルギーよりも摂取されるエネルギーのほうが上回っているということです。
その余った分が体脂肪となります。
○体脂肪 1sは約 7000calに相当します。

 
≪ 例 ≫
食事により 1日2500calを摂取 ⇒ 1800Kcalに減らす=1日マイナス700Kcal
これを 10日間続けることにより7000Kcal減 ⇒ 体重1s減量

 
 
正しいダイエットを!
何故、太ったのかを考える!!
・摂取カロリーが多すぎませんか?
・偏食していませんか?
・早食い、まとめ食いをしていませんか?
・お菓子やお酒を摂り過ぎていませんか?
・適度な運動はしていますか?
・「○○ダイエット」と偏ったダイエットはしていませんか?
※「○○ダイエット」というように偏った食品だけを摂取するダイエット法は人間の体にとって決してよくありません。
   栄養素の欠乏からくる疾病を引き起こしやすくなります。
   またリバウンドする確立も高く、リバウンドすると体脂肪の割合が増加します。

 
 
ダイエットの法則
@低エネルギー食
ただし、タンパク質・脂質・糖質の必要量は確保すること。またビタミン・ミネラルも必要。
できるだけたくさんの食品を摂りましょう(1日30品目を目標に)肉や魚、緑黄色野菜を上手に組み合わせましょう。
果物と牛乳は1日1回は摂取すること。
 
A食事は3回、決まった時間に
食事の回数を減らしても痩せません。少ない量でも3回に分けて食べましょう。
また朝・昼食に重点をおき夕食は軽くするとよいでしょう。
 
Bゆっくり食べて、腹分目
早食いは過食の原因です。よく噛んで食べること。
 
C調理法の工夫
油をたくさん使う料理法を避け、蒸す・煮るなどに。また濃い味付けは食欲が増すので、薄味に。
 

 

栄養バランスのとれた食事で、栄養素の必要量を確保することで、健康的に減量することが重要!
短期決戦は失敗のモト。あせらずゆっくりと減量し、その体重を維持していくことがダイエットの最大の目標です。

栄養士    高橋 広海             

前ページ < top > 次のページ