お米について
日本人は2000年以上にわたりお米を食べ、
お米を中心として魚や肉、野菜などを組み合わせた食生活を営んでいます。
お米はそれ自体の味が薄いことから他の様々な食品とも合いおかずが引き立つことと、
良質なデンプン質からなるものということで日本人の主食となっています。
お米の種類
うるち米ともち米に分けられ、含んでいるデンプンの種類が違います。
※デンプンの種類は違いますが米の成分に栄養的な差はありません。
うるち米 |
ご飯として炊いて食べる。コシヒカリなど。
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含んでいる
デンプン |
アミロース(ブドウ糖が1本の鎖状になっている、パラパラ成分)
アミロペクチン(ブドウ糖が枝分かれしている、ネバネバ成分)
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もち米 |
蒸したり炊いときに粘り気がある。冷めても固くならない。モチやおかきなど。
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含んでいる
デンプン |
アミロペクチンのみ
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ごはんは良質な炭水化物食品です。おかずとしてタンパク質や脂質を土手に摂取するには
ごはん、おかず、ごはん、おかずと交互に食べるとバランスがよくなります。
また、ごはんは主食であるためタンパク質も重要です。
1日に3食ごはんを食べると約12gのタンパク質が摂取できます。
米の成分
精白米をごはんとして炊いたとき
(茶碗1杯 150g) |
エネルギー……252kcal |
たんぱく質……3.8g |
脂質……0.5g |
炭水化物……55.7g |
ビタミンB1……0.03r |
ビタミンB2……0.02r |
食物繊維……0.5r |
その他のミネラル |
※玄米と精白米
玄米には精白米よりもビタミンB群やミネラルが豊富に含まれています。
ですが、精白米のほうが吸収にすぐれているため、体内で吸収される分はあまり変わりがないとされています。
食物繊維は玄米が豊富に含まれています。
ご飯と健康
ごはんは食後の血糖値がなだらかです。
消化吸収がゆっくり進んで血糖値の変動がゆるやかで、わりと高めに維持されるので腹持ちがいいのです。
ごはんをしっかりと食べていれば間食をしないですむかもしれません。
また、ごはんはインスリンの分泌をあまり刺激しない食品です。
インスリン分泌が激しいと、
体内で脂質をつくり血液中の脂質を皮下脂肪に貯蔵されやすくなり、肥満につながります。
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