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NO.11

 

日本人は食塩の摂り過ぎ!

'00.11月号

 

  食塩(ナトリウム)は、人体の血液や体液中に一定の濃度で含まれていて、
これらをアルカリ性に保ち、体を正常に維持する為には重要な役割をするミネラルです。
体が必要とする食塩は、食物中から取り入れられますが、過剰摂取をすると、色々な障害の素因となります。
  日本人は、食塩の摂取量の平均が標準よりも上回っています。
目標摂取量が1日10g以下となっているのに対し、
1日15g以上、多い人では1日30g近く摂取している人もいるようです。
  これはまずひとつに、日本人の主食であるご飯が塩辛い漬物や味噌汁と良く合い、
長い間食べ続けることにより習慣化され、味覚が塩味に偏る傾向があるからです。
  また、和食の献立には食塩が多く使われており、塩や醤油の塩味が強くなっているものが多いようです。
砂糖やみりんと、醤油の甘辛い味付けが好まれています。
  もうひとつは、食品の保存のために食塩が多く使われています。
佃煮や干物、かまぼこ、ちくわ、ハム、ソーセージ…など、魚や肉の加工食品にはたくさん使われています。
  このように調理に食塩が使われて、さらに食品に食塩が含まれているので、
食事として総合の食塩摂取量はかなりの量になります。
  では、食塩の過剰摂取が原因となる疾患は、下の表のようになります。

  これらの疾患では、食塩を1日7g以下の減食塩にします。濃い味に慣れてしまった人からすれば、
減食塩は一般的には「おいしくない」と言われるものですが、長続きをさせなければなりません。
  減食塩は、塩・醤油・味噌などの使用法と食品に含まれる食塩の管理が重要となります。
減食塩をおいしいものにするためのポイントとして…
@新鮮な材料を使用し、その食材の持ち味を生かす。
Aだしを濃くして、旨みを生かす。
B酢や柑橘類の酸味を生かす。
Cしょうがなどの香味野菜や香辛料をきかせる。
D油料理では、油のコクを生かす。
E塩や醤油は食べる時にかける。
また、外食や市販の総菜は、食塩が多く含まれているので控えましょう。

 
●塩分約 1gにあたる調味料の量●

塩…小さじ1/5     醤油…小さじ1     味噌…大さじ1/2     トマトケチャップ…大さじ1と1/2     中濃ソース…大さじ1

食品中の食塩相当量●
食品名 目安量 食塩量
あじ  干物 中1匹(30g) 1.0g
いわし  丸干 小3〜4匹(30g) 1.5g
いかの塩辛 (30g) 3.0g
塩ざけ 1切(100g) 8.1g
たらこ(塩) 小1/2腹(50g) 3.3g
ソーセージ 2本(30g) 0.7g
ロースハム 2枚(40g) 1.1g
プロセスチーズ 2枚(50g) 1.0g
脱脂粉乳 大さじ4杯(25g) 0.5g
食パン 1枚(30g) 1.0g
ゆでうどん・そば 1玉(300g) 1.4g
カップめん 1個(75g) 4.2g
昆布佃煮 (30g) 4.2g
のり佃煮 (20g) 2.0g
梅干 1個(10g) 2.5g
たくあん 3切(30g) 3.0g
キュウリぬかみそ漬 1/2本(45g) 1.2g
塩せんべい 3枚(50g) 1.0g
串団子(醤油) 1串(50g) 0.4g

 

栄養士    高橋 広海             

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