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レポート 072 |
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乳がん PART V |
過度の検査と抗がん剤は必要か |
2015年は著名人のがん死や、乳がん発覚、手術、抗がん剤治療の話題が盛んにワイドショーを賑わせ、多くの人が検査に走った1年でした。早期発見、早期治療、検査、といいますが、著名人の方のほとんどが、一般人よりもマメに検査を受けています。私たちは、会社の定期健診、主婦検診、市区町村の無料検診などですが、著名人は、高額な個別人間ドックを受けているはずです。そして著名な病院、医師の手厚い治療を受けているはずです。それなのに、著名人のがんが発見され、年に何人もが亡くなってしまう現実。 そんななか、今回は、ズバリ、乳がんについて丹羽先生にお話を伺ってきました。 ―――先生、乳がんに早期発見、早期治療は大切ですか? 「乳がんに限らず、がんに早期発見、早期治療はある程度必要ではあります。しかし、その治療法が今の医学界では間違っている。さらに乳がんや前立腺がんなどの放っておいても死亡率が低いがんに対して、大騒ぎしすぎだと思う」 ―――つまり検査も過剰だと? 「マンモグラフィやCTを盛んに勧めているが、これらは放射線を大量に浴びていることになりますから、できれば避けたほうがいい。逆にがんを目覚めさせる要因になる。検査に頼らず、自分の体なんだから、自分で日ごろからチェックすればいいんです。検査に頼って、異常がないからと不規則な生活や、暴飲暴食をしていたら、間違いなくツケがきます」 ―――予防としては、やはり食生活ですか? 「そうです。肉乳製品はとくに気をつけないといけない」 ―――以前に伺ったお話では、閉経した女性が肉乳製品を大量に摂取すると、乳がんを発症する可能性が高いと? 「それはもちろんのことですが、今、肉乳製品でいちばん怖いのは、乳牛に乳をたくさん出させようとして、卵胞ホルモン(エストロゲン)を大量に投与していることです。欧米はもちろん、日本も例外ではない。そんなものを飲んだり食べたりしているのだから、いいわけがない。卵胞ホルモンは乳がんの大きな要因のひとつなんですから(※注1参照)」 ―――では、そのような余計なものをあげないで育てられた牛なら大丈夫と? 「そんな牛は日本にはいない!」 ―――エストロゲンは大豆などにも多く含まれると言いますが? 「そもそも卵胞ホルモンはとてもいいものだんです。自律神経を正して気持ちを落ち着かせたり、肌に潤いを与えたり。だからある程度は摂ったほうがいい。食事で摂る量は、必要な量なんです。昔からある大豆で乳がんはいなかった。ところが戦後、肉乳製品を食べ始めてから乳がん患者が増え始めた。大量にホルモンを投与された牛の乳や乳製品を食べたから、増えて当然です」 ―――では出産経験のあるなしや、年齢などの原因は? 「少しはあるけど、原因としてはマイナー」 ―――術後の治療に抗がん剤という話をよく聞きますが? 「固形がんに対しては全く無意味!逆効果なだけです。医者がどんなに今の抗がん剤は副作用も少ないとか、新薬だとかいろいろ言っても、どれも毒薬にはかわりはない。ほとんどの医者はがん細胞の大きさしか見ていないんだから。からだ全体をみているわけじゃない。抗がん剤はがんと一緒に健康な細胞も殺す。人間が持っている免疫力というせっかくの力も削がれ、間違いなくがんよりも人間の体のほうが先にダメになる。そもそもほとんど命を取らないはずの乳がんで亡くなる人が増えているのは、検査しなかったことか、手遅れではなく、抗がん剤治療のせいで亡くなる場合はほとんどだ」 ※注1 乳がんと卵胞ホルモンの関係 がん情報サービスによると、乳がんの発生には女性ホルモンのなかの卵胞ホルモン(エストロゲン)が深く関わっていることが知られています。すなわち、体内のエストロゲン濃度が高いこと、また、経口避妊薬の使用や、閉経後の女性ホルモン補充療法など、体外からの女性ホルモン追加により、リスクが高くなる可能性があるとされています。 (がん情報サービスHPより) |
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