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 レポート 060


−1.睡眠時無呼吸症候群−
−2.結節性多発動脈炎−   
愛飲者からの質問 L
 
   今回も丹羽先生に愛飲者の方々より寄せられたいくつかの質問に答えていただきました。ここ数年、愛飲者の方の質問に、医師や歯科医師、接骨院、整体、カイロプラクティックなど、医療に関わる先生方からの質問が急増しています。ご自身で愛飲されている先生も多いのですが、治療の補助として使用されている先生も多いと聞きますから、質問が増えるのも当然のことかもしれません。
   今回もそのような専門家からの質問を中心に丹羽先生にお話をうかがってきました。
 
   無呼吸症候群にSODは二次的に有効
 
   最初は接骨院の先生からの質問で、睡眠時無呼吸症候群にSODは有効かどうかと。睡眠時無呼吸症候群にSODは有効かどうかと。睡眠時無呼吸症候群は近年、その危険性が話題になっています。この病気は、通称SAS(Sleep Apnea Syndrome)といい、睡眠中に10秒以上の呼吸が停止し、無呼吸状態が5回以上繰り返される病気で、生活習慣病と密接に関係しているといいます。放置すると生命の危険に及ぶこともあるそうです。
   睡眠時無呼吸は、上気道(空気の通り道)が閉塞することにより起こるとか。閉塞の原因は、首周りの脂肪の増大、扁桃肥大、アデノイド、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい、鼻が曲がっているなどがあすどうです。また、欧米人のSAS患者さんは肥満の方がほとんどですが、日本人の中には顎が小さい(小顎症)ため、気道がふさがれやすく、やせているのにSASである方もいるそうです。
   SASにかかると、睡眠の質が落ち、日中にボーッとして交通事故を起こしたりする危険性もあります。また、SAS患者さんの多くは高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を合併する可能性があるとか。放置すると生命に影響を及ぼすことも。最近では肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症の「死の四重奏」に「SAS」を加え、「死の五重奏」と言われるようです。

   丹羽先生にうかがってみると、「この症状は日本人の場合たいていは肩こりからきている事が多いんです。まれに顎が小さいとか、肥満が原因ですが、それもこれも、筋肉のこりが大きく関与しています。だから、SODは二次的に効きますよ。というのは、睡眠が浅くて疲れが抜けない状況が続くと、おのずと血行が悪くなり、筋肉が硬直します。SODで血行が良くなると、筋肉が柔らかくなり、肩こりなどが緩和されます。するとリラックスしてよく眠れる。よく眠れて、筋肉が和らいでいれば、無呼吸にはならないです。ですから、SODはぜひ続けて飲んで下さい。続ける事が大事です」

 
   結節性多発動脈炎には1日15包のSOD
 
   次にやはり接骨院の先生からの質問で、結節性多発動脈炎で、イムラン50_、プレドニン5_を1日2回服用中の患者さんにSODは有効かと。
   この結節性多発動脈炎は国から難病指定を受けている病気の一種です。難病情報センターによると、この病気は、血管の動脈壁に炎症が生じる疾患です。動脈は全身の諸臓器に分布する事から、多彩な臓器症状が出るそうです。発症年齢は40〜60歳に多く、3:1で男性に多いとか。発症素因などは解っていないのが現状。症状は、高熱(38℃以上)、体重減少、筋肉・関節痛、四肢のしびれ、皮膚潰瘍、尿蛋白・潜血陽性、腎機能悪化、腹痛・下血、脳出血・脳梗塞、高血圧などがあり、重篤になると、腎不全、陽出血、脳出血・脳梗塞などがあるそうです。
   丹羽先生にもう少し分かりやすくお話ししてもらいました。「これはね、血管が詰まってくる膠原病の一種だと思ってもらえばいい。血管が固まると末端から腐ってくる。腎臓の血管が詰まってくると尿毒症を起こして死に至る。だから、イムランやプレドニンくらいの薬は飲まないといけない。イムランというのは抗がん剤の一種です。この病気になると普通の病院では、他にも免疫抑制剤やステロイドの点滴や経口投与はやりますね。当然、身体にいいものではないけれど、必要悪で飲まないと死んでしまいますから。もしもSODでなんとかしたいのなら、5包や6包ではだめ。15包くらい飲みなさい。そうしたら、今飲んでいる薬を減らすことができますよ」
 
   放射能と蚊は?
 
   最後は、患者さんの質問からは少し離れ、素朴な疑問的な質問をいただいたので紹介します。
   ひとつは福島にお住まいの方で、放射能の影響に関する質問をいただきました。蚊に刺されたところ、患部が熱を持ち、完治するまで一週間かかったとか。これまでそんなことなかったから、ひょっとしたら蚊にも放射能の影響があるのかどうか知りたいと。そして人間が放射能の影響を受けてアレルギーを起こしやすくなったのではなかと。
   丹羽先生に聞いてみたところ、大笑いされました。全く関係ないということです。都会の蚊よりもヤブ蚊のほうが蚊の毒性が強いのでそう感じたのでしょうと。
   もうひとつは、先日、東海・東南海・南海地震の震源域が連なる南海トラフの最大級の巨大地震について内閣府が、マグニチュード(M)9.1の地震で最大34メートルの津波が太平洋沿岸を襲い、震度7の強い揺れなどで最大約238万棟が全壊・焼失すると推定。東海地方から九州までの広い範囲で甚大な被害の恐れがあると発表されました。そのことで、土佐清水にあるSODの工場などが被害にあったら、SODの供給が断たれるのではという心配の質問です。
   確かに土佐清水は足摺岬に近く、内閣府の発表による津波被害地域に入っています。しかし、SODの工場は山の上にあり、津波の心配はまったくありません。ご安心下さい。

 

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