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−整形外科クリニック院長にインタビュー− |
レポート 055 |
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整形外科医からみた人の治癒力 | |
−整形外科クリニック院長にインタビュー− | |
今回は、SODを愛飲されているという整形外科医の平野先生にお会いしてきました。先生との出会いは一冊の本でした。2011年末に出版された先生の著書『健康長寿のための呼吸法』のなかで、SODが紹介されていたからです。 その内容をここに抜粋させていただきます。 「ほとんどの市販品の健康食品は有効成分の吸収が少なく、そのまま体外に排出されてしまうものが多いようですので、容易に宣伝文句に飛びつかないほうが賢明と考えます。私が個人的に信頼しているのが、土佐清水病院の丹羽靱負医学博士が開発されたSOD活性の高い食品です。体内に吸収された時点での抗酸化作用が非常に高い食品となっており、老化予防のみならず、種々の病からの回復にも有用であり、土佐清水病院では、がんやアトピー、種々の難病などに対する治癒実績も多く報告されています」 この本を拝見し、これはぜひともお会いしてお話をうかがいたいと、北九州まで先生のクリニックを訪ねました。 ―――著書、読ませていただきました。先生のおっしゃっている「人が持つ治癒力」や「健康年齢」「呼吸法」など、勉強になることばかりで、ぜひ多くの人に勧めたいなと? 「ありがとうございます」 ―――先生は九州大学の医学部を卒業されてからさらに大学院まで進まれていますが、これはどうして? 「僕の恩師であり、九州大学整形外科名誉教授、元九州大学総長の故・杉岡洋一先生が特発性大腿骨頭壊死症という疾患を研究されていて、その影響です」 |
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―――この疾患というのはどのような? |
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―――先生はどうして整形外科を専門に選ばれたんでしょうか? 「僕は学生時代バレードール部に入っていて、杉岡先生が顧問をされていたんです。その関係からバレー部の先輩がたくさん整形に入られており、僕も先輩たちに勧められて入りました。そもそも医学部といのは学生時代は詰め込み教育なんですよ」 ―――ああ、それは以前、帯津先生(帯津三敬病院名誉院長)もそのようにおっしゃっていました。覚えなければいけないことがいっぱいで詰め込み教育になるのは仕方ないと。医師としての人間教育まで余裕がない。だから卒業してからは人間として心の勉強を怠らないでほしいと? 「そうですね。さらに人間の命を扱う外科に興味が向くように授業が組まれていましたから、学生時代は整形にはあまり興味がなかったんですけど、入ってしまうと逆に面白くなりました。言い方は悪いですけど、患者さんが死なないから、治さなければいけない。痛がっているものを痛くなくなるようにしなければいけない。よい結果を出さなければいけないからやりがいがありました」 ―――病院に勤められていたときは外科手術もたくさんしていらっしゃったんですよね? 「元々手術がやりたくて外科系に行ったようなものでしたから、症例があれば毎日のようにしていました」 ―――それがどういうきっかけで手術よりも免疫力を上げる、人の潜在能力に関心がシフトしていったんでしょうか? 「十何年も経験を積んできて、同じ手術をしても、すごくよくなる人もいれば、治りが思った以上に悪い人もいる。これはどうしてだろうと疑問を感じるようになりました。この回復力の差はなんだろうかと、よく前勤務先の部長先生もおっしゃっていました。経験的に、脳天気でよく笑う人は手術後の治りがいいんですね。やはり、人間力の差なんですね。とはいっても、免疫だけに関心が向かったわけではなく、今までやってきた整形外科も勿論大事にしています。今でも手術適応は厳しくしながらも、必要な方には手術を勧めます」 ―――しかし、すぐなんでもかんでも手術という病院も多いですよね? 「多いですね。僕が働いていた病院などは、みんなで意見を統一して、手術はなるべく最後の手段だとしてやっていましたが、開業してみると、たとえば周りの病院のなかにも、信じられないような話を耳にすることがあります。ちょっとしびれがあったので病院に行ったら、画像を撮って、少しでも神経が圧迫されていれば、すぐ手術をしましょうと言う先生もいるようなんです」 ―――例えば、ちょっとしびれて、神経が圧迫されて手術をした場合、どうなるんですか? 「してもしなくてもいっしょだと思います(笑)。本当にこの神経の圧迫によってひどい麻痺が出ている、または確実に麻痺が進むだろうと予想される場合に限って手術を検討する、というのが正しい考え方だと思います。ただしびれるだけだったら、いろいろ原因が考えられますから。最初からこの先首がどんどん悪くなって神経麻痺が進んでいくだろうとの予測だけで手術を勧めるなんてことはできないことです。人間には治る力があるのですから。あと画像に頼ることばかりをずっとやっていると、そういうふうになりがちなんです。画像はあくまで補助診断。診察をきちんと行って、症状の推移をしっかりと見ていきながら、画像を撮ったらやっぱりここが原因である、ということで初めて手術の適応を考えればいいと思うんですよね」 ―――先に画像があってはいけないということですね。内科でも検査の数値だけを見ている先生が多いですよね? 「そうですね。総合病院にいたときは、僕は整形外科専門なので、他の科のことにはノータッチでした。なにか異常が見つかったら専門の先生に診てもらうというのが、今の総合病院のあり方ですから。しかし、開業すると、患者さんにとって私が最初に接する医療の場ですから、ある程度は自分が全部診なければならない。それから必要な場合は専門医を紹介する、ということになります。そういう意味では、血液検査なども、今までより意味をよく考えるよになりましたね。患者さんが血圧が高いということで内科にかかると、内科の専門の先生が薬を出しますよね。数値を重視して薬を出すという医療の流れが、どうしてもあるように感じますね」 ―――やはり先生のところにも薬を飲んでいる方は多いですか? 「いますね。血圧だけでもだいたい3種類は薬を飲んでいますね。ただ、その製薬会社からの説明なども時々聞きますが、まず最初は1種類から始めていいようです。いきなり2つ3つ出す必要はないのではと感じます」 ―――なのに3つも4つも処方するのは、早く結果が出るからですか? 「それもあるかもしれませんね。血圧を下げれば患者さんは満足するから。しかし、それは本当に治すということではないと思うのです。今まで専門的に勉強してきた分野ではないので、詳しいことは言えませんが、たとえば糖尿病の治療にしても、インスリンで血糖値を下げますが、それだけではだめなんだよ、という先生もいっぱいいます」 ―――丹羽先生もいつも、病気は薬では治らない。薬は症状を抑えるだけ。運動、睡眠、食事、ストレスをためないことをしていかないとダメだといいますよね? 「人間は本来そういったものを治す力を持っていると思いますね。僕は最近、すべての病気の根源って同じなのではないのかなと感じるようになりました。今の医療は、臓器別や科別の専門で分かれていますけど、突き詰めればその奥にある細胞の調子が悪くなって、細胞の不具合が病気になって出る。それがたまたま肝臓で起これば肝臓の病名がつくし、運動器で起これば運動器の病名が付くだけなのだと」 ―――専門でやっている方は意外にそのことを感じないんでしょうか? 「感じないですね。さっき言ったように専門外だから、で終わってしまいますね。総合病院でなかなか他の分野に手を出すことはできないし、そんな時間もないのが実情です」 SODは信頼できるいいもの!もっと浸透させたい ―――そんななか先生がSODと出会われたきっかけは? 「きっかけは十数年前にブログというか、ホームページをやりだしたことですね。当時、テレビで「あるある大辞典」とかが流行り、健康食品ブームがありましたよね。患者さんもよくそういう番組を見ていたんです。それで自分でいろいろ調べてみようと思ったのがきっかけですね。それで調べたらSODが出てきた、まずは、患者さんの経験談や丹羽先生のお話とかを読んで、これは信ぴょう性があるなと感じたんです。それで試しに買ったのが最初です」 ―――飲み始めて変わったことはありました? 「何かが変わったというよりは、当時、お酒をよく飲んでいたんですけど、SODを飲むようになって、次の日、まったくきつくなくなったんです。それと、風邪をひきにくくなりました。むしろ若いときのほうが毎年風邪を引いていることが多かったですね。若いころは不摂生も多いですから。それを考えると今のほうがはるかに健康だと思います(笑)」 ―――患者さんでSODを飲まれたことで顕著に効果が出た方はいますか? 「ええ、たくさんいらっしゃいます。うちにはSODだけ買いに来る患者さんもいます(笑)。最初は整形の患者としていらしたけど、膝・腰が悪いと言っていた人がSODを摂り始めたら効果を感じて、定期的に買いに来るようになって、そのうち診察にはぜんぜn来なくなりました(笑)。「調子どうですか?」と聞いたら、「いいです」と。それは素晴らしいことだと思います。年配の方は結構グルコサミンやコンドロイチンなどを飲んでいらっしゃいますよね。世の中にたくさん出回っていますからつい宣伝文句に誘われてしまいがちです。しかし、それらのものはほとんどが、いくら口から摂取しても消化されて分解されるから、有効成分は膝までこないんですよ。一応そう言って説明するのですが、じゃあ、そうしたらいいんですかとよく相談を受けます。そんなときに、膝などの軟膏組織も含めて身体中のすべての細胞の老化を防いでくれるのはSODですよ、と説明しています。それで興味を持ってくれる方がけっこういますね。で、SODについて分かりやすく書かれたもののコピーを渡して読んでもらうんです。そうして飲まれる方がぽつぽつと増えてきています。もっと浸透していけばいいと思いますね。本当にいいものだからなおさら」 ―――そういったことでほかに勧められているものは? 「プラセンタ注射も行っています。あれもまあ、言ってみたら僕は栄養補給だと思っています。ニーズがあって年齢とか状態が合うのであれば、更年期障害や体調が悪い方とかに勧めていますね。ぼくのなかではこのふたつがお勧めできるものかなと思います」 ―――いま先生のクリニックのスタッフは? 「今、看護師さんが3人と、理学療法を置いているので理学療法士が4人、ほか全員で12人います。理学療法を置くとスタッフも増えますね。理学療法士は来春までにはもう3人増える予定です。うちの治療はリハビリがメインです。運動療法によって身体のバランスがよくなったり、免疫力も上がります。患者さんの年齢層はおのずと高い方が多いですが、最近は運動意識を持っている人が増えていますね。高齢の方ほどよく歩いているという印象があります」 ―――やはり最後まで自分の足で歩きたいということですよね。また、昔の方は努力家ですよね? 「そうですね。まさしく」 ―――今の人は薬に頼って努力しないですよね? 「ああ、そうですね。逆に薬はいやだという高齢の方が増えてきていますね。昔はなんでもかんでも薬を下さいという患者さんが多かったし、薬をもらわないと不安、注射してもらわないとよくならない、という意識がどこかにあったと思います。医療サイドも、何もしないと患者さんが来なくなる、と(笑)」 ―――情報を自分で探して勉強する人とまったくしない人との開きも大きいですよね? 「今はネットからなんでも情報を得ることができるから、知っている人はほんとうに詳しいですね」 ―――整形のニーズはこれから増えますよね? 「そうですね。高齢化社会にどんどんなっていきますから、運動器疾患は増える一方だと思います。しかし、みなさん、最近のお年寄りは若いですね。80歳代の患者さんがうちにもたくさんいらっしゃいますが、みなさん見た目が若い。後で年齢を見てビックリすることが多いです」 ―――先生も120歳までと著書の中でおっしゃっていますよね(笑)? 「(笑)ええ、人間の寿命がだいたいそれくらいだと思っていますので」 ―――まだ半分もいっていないですね(笑)? 「そうですね。60歳からSODの量を増やしてもっと若返るつもりです(笑)」 ―――いま、何包くらい? 「2包ですね」 ―――丹羽先生は50歳過ぎたら9包から12包飲んでいるといいぞと言われていますよ(笑)? 「ああ、なるほど。病気になったらそれくらい飲もうかなと思います。今はこれで十分、元気でいられるので。僕のイメージとして、いったんたくさん飲むと減らせないような気がして(笑)。うちの患者さんの中にも1日に9包飲んでいる人がいますよ。そういう意味では、疾患のある人はみんな飲んでほしいですね。自分が儲かるとかじゃなくて、その人のために何とか元気になってほしいと思うと、純粋に飲んでほしいですね。一番お勧めしたいものです」 ―――しかし、なかなか勧めにくい側面もありませんか? 「そうですね。実は、僕の中でひとりだけ心残りの患者さんがいるんです。元気な70代くらいの男性でしたが、膝、腰、首が悪くてうちに見えるようになって、まず膝のリハビリをして、翌日腰をして、次に首をやってと毎日連続でお見えになりました。で、訴えが一個ずつ増えていくものですから、全部に効果的なものがありますよとSODを4日目くらいにお勧めしたら、それからぱったりと来なくなったんです。多分それは、従来の医療じゃない部分を勧めたのがタイミング的に悪かったのかなと。僕の言い方が悪かったのでしょう。何か商売しようとしているとでも思われたかなと。それが非常に残念でしたね。やはり、SODは信頼関係を築いてからでないとなかなか勧めるのが難しい。純粋にいいということを伝えたいのだけれど、変なふうにとらえられてしまうとがっかりします。なので、表だって勧めるというよりは、会話の流れでさらっと勧めるよにしています。 このSODは100%自然食品で、細胞の核にまで入り込むというのがすごいですね。ここまでのものは普通はないです。これはもう単なる健康食品ではないと思っています。本当に。丹羽先生が1980年代のリウマチ学会で発表されたときも、薬にしてはどうですかという質問があったそうですね。ものすごく分かりますね」 ―――そのあたりは難しい。大きな製薬会社や医師会といったハードルを越えるのは難しいようですね。ただ、流れは少しずつ変わってきているようですが? 「最近は、立派な肩書きを持つ先生方も、薬を減らすことと免疫力を高めることの大事さを言われるようになってきていますね」 ―――ただ、そうおっしゃるのは年齢を重ねた先生方で、現役バリバリの先生たちはちょっと違いますよね? 「確かに。医学はまず西洋医学から入りますから、仕方ないですね。西洋医学は確かに絶対必要なものだとは思います。それがある上での、免疫力向上だったり、代替医療だと思っています」 ―――先生、鍼などは? 「興味ありますね。だから経絡注射はやっています。それも開業した後に本で勉強して整形領域の一角でまず役立ててみて、やっていきたいなと。人間の体はまだまだ未知な部分が多い。手や足のよくわからない痛みというのも多いんです。骨は異常ないし、筋肉や神経も正常なのに痛みがある。そんな痛みに鍼をすると効くんです。びっくりします。自分でも半信半疑な部分はありますが、ちょっとツボを刺激するだけで、それが良かったといってくる人がいますね。最近は耳鳴りや鼻づまりなどの症状にも経絡注射を行っていますよ」 ―――整形外科の先生で他にもそういうことをやっていらっしゃるんだしょうか? 「いや、そんな話はまったく聞かないです。東洋医学は今からもっともっと勉強しなければいけないと思います。気功も。やはり西洋と東洋のミックスがいちばんいい医療ではないかと思います。まだまだ人生半分もいっていないのでこれから勉強していきたいことだらけです。丹羽先生からも是非学びたいです。一度、丹羽先生ご本人にもお会いしたいですね。これは個人的な話なんですが、僕の友人が、前の奥さんをがんで亡くされているんです。その人も自分でいろいろ調べて、最後に丹羽先生にたどりついて、わざわざ土佐清水まで会いに行ったそうですよ。そこで丹羽先生ご本人からいろいろ話を聞いたらしいのですが、それだけでも救われたと涙ぐんで語ってくれました。もう、末期でどうしょうもなかったのですが、彼も、あの先生はほんとうにいい先生だと申しておりました」 ―――よく患者さんからも聞きます。ひとりひとりと向き合って、時には夜中でも患者さんに電話したりして、患者さんの方が驚かれる。 「僕も丹羽先生のようにありたいですね」 そうおっしゃる平野先生。初対面でまず感じたのはとにかくお若いということ。今年(2011年)で50歳になられたと聞きびっくり。確実に10歳は若く見えました。そしてお話の内容ももちろんですが、その雰囲気に温かみと信頼感があふれていて、年をとったらぜひ先生に診ていただきたいと思ったくらいです。次はぜひ丹羽先生と会っていただきたいです。お忙しい中ありがとうございました。 健康長寿のための呼吸法
平野薫 著 文芸社刊 |
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今回インタビューさせていただいたひらの整形外科クリニック院長の平野先生が2011年11月に出版した本。整形外科医として大病院で辣腕をふるっていた先生が、独立を機に出版された著書です。タイトルでも分かるように、ここには高齢化社会に向かって行く日本人がこれから目指すのはただの長寿ではなく、健康寿命を伸ばすためにするべきが分かりやすく書かれています。先生は長年の臨床経験のなかで人の持つ自然治癒力、免疫力に着目。そこから健康長寿のための呼吸法を教えてくれてます。単なる健康法ではなく、学術的にも検証された呼吸法ですから安心です。 |
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また、著書のなかで丹羽先生のSODも紹介されています。インタビューでもおっしゃっていましたが、平野先生は数多く出ている健康食品のなかで個人的にいちばん信頼していると書かれています。 読み進むと、特別なことをしなくても、身近で簡単にできる呼吸法の素晴らしさがわかる一冊。ぜひご一読を。 |
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