ホーム
> 丹羽療法 治療レポート
>
原発事故は、人および動植物の遺伝子に甚大なる被害を与えかねない!! |
レポート 050 |
|
原発事故は、人および動植物の遺伝子に 甚大なる被害を与えかねない!! |
−この対策は真に有効な抗酸化剤を利用するしかない!!− |
原発事故後、やはり放射線に関するお問い合わせを多くいただきます。そんな中、丹羽先生が、自ら放射線に関する原稿を寄せてくださいました。これは、放射線のメカニズム、人、動植物への影響などを化学的に記してくれたものです。メカニズムがわかれば、対処の仕方もわかるというわけで、専門用語が多く少し難解ですが、ぜひ、図と照らし合わせてご覧になってください。
|
|
図4にありますよに、太陽光線は波長の短い放射線から、波長の長い短波、長波までの光(電磁波)を放出しています。最も波長の短い放射線は、まず強力な放射線を放出します。その次に波長の短い光は、皆さん良くご存知の紫外線です。日光にあたるとどうして消毒になるのですかと問われることが多いのですが、これは、日光の中の紫外線が地球上の物体に放出されると、照らされた表面に活性酸素の中の1O2≠発生さします。この活性酸素(1O2)が表面にいるカビや細菌のDNAを破壊、すなわち殺菌効果になるわけです。活性酸素は微生物を攻撃して人間の身体を守ってくれる非常にありがたいものです。しかし、紫外線も過剰に浴びれば、人や動物のDNAを攻撃して、様々な炎症を引き起こし、場合によっては発がんにまで至ることがあるのです。近年、クーラーの出すフロンガスでオゾン層が破壊されることで紫外線が強力になり、今までカビやばい菌の殺菌作用のためにありがたかった紫外線が、ヒトや動物の遺伝子を攻撃して、ついには皮膚がんの発生を危惧する事にまで発展しているのです。 ところが紫外線よりもさらに波長が短く、より強力な活性酸素を発生させるのが放射線なのです。放射線による遺伝子の破壊、発がんはすべて放射線によって発生する活性酸素(OH・ハイドロオキシラディカル)なのです。図1〜3に示したように、放出した放射線は、ヒト、動植物の細胞核中の一番大切なDNAに浸透して、活性酸素すなわちOH・ラディカルを発生させます。次に遺伝子すなわちDNAを構成している基本単位であるリボースの4番目の炭素(C4)についている水素(H)と、放射線により生じたOH・が結合して水を成形します。ついにはC4についていたHが失われるので、ここに遺伝子の穴が作られるのです。この変化が一度にかつ大量に起こる強大な被爆により、体内のDNAがすべて破壊され死亡に至り、被爆が経度でも、構造の乱れた、いわば狂ったDNA≠ェ脈々と存続して受け継がれ、突然変異、奇形、場合によっては発がんにまで発展するわけです。死亡する場合は急性の体内の変化でわずか数日で死亡しますが、軽い被曝で一部のリボースにこの変化が起こった場合は、慢性の変化で、数十年単位のスパンで奇形児の出産や、発がんを危惧しなければならないのです。 放射線が恐い、恐い≠ニ言われるメカニズムは、今まで述べた活性酸素(OH・)の発生により引き起こされるDNAの構造変化なのです。チェルノブイリで起こった原発事故は、事故現場で大量に放射線を被爆した方々が、DNAのC4のHが全部、抜かれてしまい即死したのでしょう。原発周囲何十キロ圏に住んでおられる方は比較的放射線の被爆が軽かったので、必ずしも遺伝子のDNAのダメージが起こったとは言い切れません。しかしながらこのダメージ、すなわち狂ったDNA≠ノよる奇形児の発生や発がんのリスクを皆さんが心配されるのは痛いほど理解できるのです。 このようなことを言いますと、また私が悪者になって憎まれますが、政府の福島原発への対応は子供だましのように思われます。広島、長崎の時と同様で、ピカッと光った瞬間からHO・(HO・ラディカル)によるC4のH抜きが始まるのです。ですから光る前に、要するに放射線被爆をする前に避難をしないと狂ったDNA≠ェどんどん体内で増えてしまうのです。 後手、後手に回った政府の対策で皆さんは放射線をすげに被爆しているのではないかという強い不安を抱かれていると思います。今さら住環境を原発から離れたところに移動させたとしても、奇形や発がんのリスクが体内で起こっているのではないかと考えるのは当然のことでしょう。さすれば、今後どうやって浴びたであろう放射線により種々の病気が起こらず、がんいならず、どうやって健康に生きていければいいのか、前向きの発想に転換しなければなりません。 |
|
|
|
149 |