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 レポート 046


1.がん検診及び人間ドックは必要か?
2.歯周病にSODは有効か?             
 
   今回は、2本のテーマをもとに丹羽先生にお話をうかがってきました。ひとつは『健康診断のための検診などは必要か否か』
   もうひとつは、SODに関して歯科医師の方や獣医さんからの問い合わせがすごく増えていて、そのなかの歯科医師の方々から一番多かった質問『歯周病にSODは有効か』
 
   がん検診、定期健診、人間ドックは必要か否か
 
   ここ最近、週刊誌などで「人間ドックやがん検診は受けないほうがいい」という特集記事が掲載され、さらにそのことを裏付けするような単行本も何冊か出版されています。いずれもかなりの反響があったといいます。
   そこで今回は、ズバリ、このことを丹羽先生にうかがってきました。
   その前に、このことを丹羽先生に聞いてみようと思い立ったきっかけの医療ジャーナリスト船瀬俊介氏が書いた本「がん検診は受けてはいけない」という本を紹介したいと思います。この本は医学博士森下敬一氏が推薦し、さらに免疫学の安保徹医学博士や、「患者よ、がんと闘うな」で著名な慶応大学医学部講師の近藤誠医学博士なども対談で参加しています。その目次だけでも衝撃の内容がずらりと並びます。
「がん検診、受けた人ほどがんになり早死にする」
「肺や胃のX線写真が発がんを促す」
「がん検診は8、9割のシロをクロにする」
「がん死の8割は抗がん剤の副作用死」
「がんはあるのが当たり前。老衰死の8割にがんがあった」
「著名医師たちはがん検診を受けない」

   本書によると、全米の最高水準の検査でも誤診率は25%もあるそうで、X線写真での読影ではやはり24%の技師の判断が他の技師と違っていたとか。さらに同じ写真を見せると31%が以前と異なる結論を出したそうです。ほとんど占いレベルと言えます。検査結果だけでもこれだけあいまいなのですから、がんの定義はさらにあいまいになります。近藤医師は、がん検診で見つかる早期がんは良性のがんもどき≠ネのに、それをがんだと告知し、やれ手術だ抗がん剤治療だ、放射線だとやっているうちに恐怖とストレスで本当の悪性がんに変化してしまうといいます。さらに手術でメスを入れると、免疫力が落ち、がんができやすい体質に変わってしますとか。そもそも人間の身体にはがん細胞はあるもので、それがストレスや生活習慣などで大きくなったり小さくなったりしているのだそうです。実際に、がん検診などをまじめに受けている人ほど受けていない人よりもがんで死亡する率は、はるかに高いというデータが出ています。
   そうしてこの本を読み進んで気づいたことは、抗がん剤治療に関する見解はほとんど丹羽先生の考えと一致していました。「欧米ではがん患者に抗がん剤はもう率先してやらない。選択肢のひとつとして患者さんや家族が希望しない限りやらない」と丹羽先生がおっしゃっていたことが、この本にもしっかりと書かれていました。
   1990年にアメリカのOTA(アメリカ議会技術評価局といい国の検査機関)とNCI(アメリカ国立がん研究所)はがん三大療法である″Rがん剤、放射線、手術はエビデンス(科学的根拠)がないと。危険でがんを増やし、患者の命を奪うものと発表したことです。これまで日本の西洋医学会は代替医療にエビデンスがないから認めないと言い張ってきましたが、アメリカはその逆の結果を発表したのです。その証拠に、アメリカの国家が示した代替医療への予算が、10年間でこれまでの300万ドルから2億ドルへと100倍近く増えているのです。
   丹羽先生の論文がアメリカで間もなく発表されるというのがうなずける話です。そうなると、近い将来、アメリカで丹羽療法が保険適用になる可能性があるということです。
 
―――健康診断や人間ドックは受けないほうがいいという医師たちの話を良く耳にするのですが、先生はどのように?
「まず、レントゲン。これがいけない。さらに人間ドックでやるX線検査。これはもっと良くない。X線は放射能だから被ばくしたのと同じことになる。治療のために検査しなければいけないときにX線やCTはある程度仕方ないけれど、健康診断や人間ドックではどうかなぁ。だいたいあんな集団検査で分かったときにはもうおしまいです。胃カメラで初期の胃がんを発見するのはいいけれど、検診のバリウム飲んでやるX線なんかではほとんど見つけれないんですよ。あれで見つけられるくらいなら終わりです」
 
―――検診の医師は新人が多く、がんの専門家でもなんでもないから結果が悪くてもあてにはならないとか?
「そうなんです。だいたいがんを見つける技術は非常に高度ですから、がんの専門家でないとみつけられない。集団検診などで診る医者では見つけられない。正常なものでも写りが悪くてうまく撮れなくて影が映る。そんなことで再検査と言ってしまうんですから、シロをクロと言われてしまう。人間は弱いから動揺する。そしてストレスでなんでもなかった胃に穴が開いてしまうなんてことは多いですよ」
 
―――医者は健康診断や人間ドックは受けないと聞いたのですが本当ですか?先生はしていますか?
「医者が健康診断などを受けないのは本当、常識です。僕もまったく受けません。血液検査すらしないです。医者はみんなやっても意味ないことを知っています。こんな検査で分かるようなら終わりなんです。そんなことよりも普段の生活習慣をちゃんとやっているほうがずっと効果的です。ああいうのを受ける人というのは、検診や人間ドックを毎年受けて異常なしだという安心がほしいんですよ。だいたい人間ドックというシステムがあるのは日本だけですから。そしてその人間ドックを受けている人のほとんどが普段でたらめな生活を送っていて心配だから受けるんです。検査で異常がなかったらまた無茶するんです。そうやって大丈夫と思って無理をしているとある日、ドーンとくるんです。検査や数字に頼りすぎてちゃんと自分の身体と向き合わないからだめなんです」
 
―――でも早期発見、早期治療というから?
「だから言ったでしょ。集団検診や人間ドックなどで初期のがんなんかわからないんだ。早期発見されたがんのほとんどは悪性のがんじゃない。なんでもないのに撮影ミスの影で再検査されて、X線の繰り返しとストレスでがんができて抗がん剤と放射線で死ぬんだから。そんなことにお金など使わない。SODを飲んで、ちゃんと睡眠をとって、適度な運動をして、肉乳製品はなるべくひかえた食生活を送ること。運動する時間がないというならひとつ手前の駅でおりて歩け!」
 
   やはり、と納得してしまう明快な答えをいただきました。検診に関しても丹羽先生と本に書いてあることがほとんど一致していたのには驚きでした。
 
   歯科医師、獣医さんからの質問
      『歯周病にSODは有効か?』
 

   ここ数年、歯医者さん、獣医さんからのSODに関する問い合わせが急増しています。実際に愛飲者インタビューにも歯科医師の方には何人も登場していただき、医師ならではの専門的なお話をうかがいました。歯医者さん、獣医さんに共通するのは、みなさん最初はご自身やご家族のために取り寄せていたことです。ご自身で愛飲されてその効果を実感され、これは治療にも補助として使用できないかと思われるようです。実際、わんちゃんには獣医さんでなくてもあげているとおっしゃる愛犬家の方も多くいらっしゃいます。

 
―――歯周病と活性酸素は関係しているのでしょうか?
「僕は歯が専門ではないので明確な関係はなんとも言えませんが、風邪ひいたり、疲れたりして体の免疫力が落ちると歯肉が腫れるでしょ?腫れるというのは免疫力が落ちて歯の中が細菌にやられやすくなるということです。だから、年寄りは多いですよね。免疫力が落ちるから。あと、糖尿病の人は歯周病になりやすいですね。それは糖尿病が合併症の多い病気だからです。それと糖尿病になると唾液の量が減るから、唾液で口内が殺菌されなくなる。だから歯周病になりやすい。よく、歯周病になって糖尿病が発見されたとか、糖尿病になってから歯周病がむかったといいますね」
 
―――SODは有効なんでしょうか?
「これが、有効なんです。歯医者さんじゃないからそのメカニズムまでは説明できないが、軽くなりますよ。歯周病には腫れを治める抗生物質くらいしかこれといった薬はないんだ。だからいまのところSODしかないんですね」
 
―――虫歯予防には?
「あのね、最近の子供は歯も弱い。だからカルシウムをたくさんとりましょう、歯を朝晩良く磨きましょうという。この啓蒙は科学的ではないんです。間違っている。一般的に歯と骨はカルシウムがリン酸塩と結合した形で作られているんだ。この骨の成分は、血液がアルカリ性だと骨に沈着するけど、酸性になると血液中で浮いているだけになるんだ。そして腎臓から尿管、膀胱を通っておしっこになって出ていくんです。そのときに腎臓などでろ過されてるんだが、カルシウムは石を作りやすいんだな。だから、腎臓結石、尿管結石、膀胱結石になる。つまり、骨を丈夫に、虫歯にならないようにするのは、カルシウムをたくさん摂る。歯磨きをするというのは正解ではなく、正しくは血液をアルカリ性にしましょう、なんだ。現代の食生活で骨の形成に必要なカルシウムは十分に足りているんだ。カルシウムを外から補うよりも、血液をアルカリ性に保つように心がけるほうがはるかに大事なんです」
 
―――血液をアルカリ性に保つのには、やはり日本食ということですよね。肉乳製品は酸性にしますよね?
「そういうこと。あと、仕事おしすぎ、睡眠不足、ストレスもだめ」
 
―――結局、生活習慣とアルカリ食品のSODに尽きますよね?
「余談ですが、SODはうちの猫にも効きましたよ。うちの猫ね、野良猫だった。だから拾ったときはろくなものの食べていなくて体の抵抗力がものすごく落ちていた。もちろん歯周病で顔も倍くらいに腫れてた。それがSOD飲ませたら腫れが3分の1になった」
 
―――猫がSOD飲みますか?
「これがうちの猫はいやしいのか(笑)食べるんです。1日に2包飲ましている」
 
―――なんと贅沢な。しかし、一般的には猫はSODを飲ませられないから、獣医さんからも錠剤を作ってほしいという要望が多いのですが?
「そうですね。それは検討しないと」

 


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