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 レポート 044


オゾン層の破壊で増え続ける皮膚がん!
−マグニー石、家庭での活用法−
 
   今回、紫外線が原因のひとつである皮膚がんです。この疾患、もともと白人多く、黄色人種である日本人にはきわめて少ない病気でした。肌の色が黒くなればなるほど、紫外線に対する抵抗力の強いメラニンが多いからです。ところが、ここ数十年の間に大気汚染が進み、強い紫外線から地球を保護してくれていたオゾン層が破壊されています。おのずと地球に降り注ぐ紫外線の強さは半世紀前とは比較にならないほど多いのです。現に厚生労働省の調べによると、1075年に人口10万人に一人か二人だった皮膚がんの発症が、2000年代に入り5人に変化しています。つまり5倍に増えたということです。世界的にみるとその増え方は毎年倍々の勢いです。【表1】のようにオゾン層が1%減少しただけで皮膚がんを始めとした様々な疾患が十万人単位で増え続けるのです。

   ここでその紫外線によって発症する皮膚がんというものについて少し紹介します。皮膚がんとひとことで言ってもその数は数十種類にも及びます。代表的な皮膚がんとしては、有棘細胞がん、基底細胞がん、悪性黒色腫(メラノーマ)の3つがあります。
   有棘細胞がんは、皮膚の少し深いところ(表皮の中間層)の有棘層細胞から発生するがんで、日本人に多い皮膚がんのひとつです。有棘細胞がんが発生すると、その場所の皮膚は盛り上がってきます。進行すると、さらに大きくなり、さわると「しこり」を感じ、しこりの真ん中がえぐれて、ただれたり潰瘍ができ、出血したりします。皮膚の表面が弱くなってしまうので、細菌による感染をおこしやすく、膿や悪臭が出たりします。全身へ転移する可能性もあります。
   基底細胞がんは、皮膚の表皮の最下層である基底層(上の有棘細胞がんが発生する部分よりも少し深いところ)や毛包(毛穴の奥で毛根を包んでいるところ)などを構成する細胞から発生するがんで、顔にできることが多いです。日本人でもっとも多い皮膚がんです。

   初期症状は、痛みやかゆみなどの無い黒色や灰黒色で光沢のある小さなしこりができるのでほくろによく似ています。何年もの時間をかけて少しずつ大きくなって、そのうち真ん中の部分がえぐれて潰瘍となり、出血します。このがんは進行しても転移することはほとんどありませんから治りやすいがんといえます。
   悪性黒色腫は、ほくろのがんとしてもよく知られているものです。健康な皮膚から発生することもありますが、ほとんどの場合はほくろや黒あざから発生します。黒色腫またはメラノーマと呼ばれることもあります。皮膚の色と関係するメラニン色素をつくるメラノサイト、またはほくろの細胞ががん化し発生します。皮膚がんの中でもっとも悪性度が高く、転移も早いです。悪性黒色腫は皮膚のどの場所にも発生して、体幹、手のひら、顔面、つめ、などにも発生します。ほくろに似てはいますが、ほくろとは違い左右対称ではなく、ふちがはっきりしていなくてギザギザしていて、色むらがあります。直径が5〜6o以上にまで大きくなってきた場合は、悪性黒色腫である可能性が高いので、要注意です。
   そこで丹羽先生に、この皮膚がんについての最近の診療現場からみる注意点などをうかがってきました。
 
   10人に1人が皮膚がんのオーストラリア
 
―――先生、最近、日本人にも皮膚がんが増えているという話ですが、現場ではいかがでしょうか?
「増えている種類のものもあるし、そうでないものもあります。相対的には増えているでしょうね。日本はまだましだが、オーストラリアやカナダはものすごく増えている。オゾン層の破壊は北極と南極の上で起きているから、北極、南極により近い国が危険です」
 
―――やはり皮膚がんの大きな原因は紫外線ですか?
「そうです。紫外線は殺菌効果がありますよね。紫外線は地球上の物体にぶつかると、活性酸素が4種類ありましてその中でいちばん強い1O2(オーツーワン)というのを発生させるのです。これがカビやばい菌を強力に殺菌してくれるんです。しかし、これは当たりすぎてもいけない。活性酸素はカビやばい菌を殺してくれるけれど当たりすぎると人間をやっつけるから。紫外線をコントロールしてくれていたオゾン層が破壊され、地球上に降りてくる紫外線の量が昔の何十倍にもなったんです。そうすると紫外線によって発生する活性酸素も何十倍にもなりました。その紫外線が皮膚の正常な作用を壊すのが、日光角化症です。これはがんの一歩手前の症状です。強い紫外線に長年さらされて皮膚の遺伝子が壊れて起こるのです。」
 
―――どのような症状がでるのでしょうか?
「褐色の色素斑が盛り上がってくるんです。ほくろやいぼとは違いますね」
 
―――痛みやかゆみなどは?
「あまりないです。日光にあたる部分にできるので、手や顔などにできたら診察してもらったほうがいいですね。この日光角化症や悪性黒子からがんになるのだから」
 
―――加齢とも関係ありますか?
「もちろんあります。日に当たる場所で長年仕事をやってきたお年寄りに多いですよ。年齢と共にSODが減って、活性酸素を除去する能力が落ちるのだから」
 
―――この皮膚がんから転移や生死にかかわることというのはあるのでしょうか?
「あります。まず転移としては肺ですね。その前に手術をして切除すればたいていは治ります。しかし、手遅れになると肺に転移しますよ」
 
―――やはり日本人も常日頃、気をつけたほうがいいんでしょうか?
「普通の日本人はそうそうならいけど、北海道の人は気をつけたほうがいい。北海道は日本の中でいちばん北極に近いですね。つまり、いちばん紫外線がきついんです。僕は14、15年前から北海道には毎月行っている。北海道のお日様に当たると、いやーな感じがします。土佐清水のお日様に当たっているのとはわけが違う。今、世界でいちばん皮膚がんが多いのは、オーストラリアの北東部なんです。オーストラリアの人は、18世紀、イギリスのケルト人が移住してきた。イギリスとアイルランド。アイルランドはロンドンよりももっと北なんです。日本の経度でいう樺太の北に当たる。そうすると、紫外線に対する免疫力がないから、いきなり赤道近くに来て、どんどん皮膚がんになった。ところが、この、15、16年前からコロッと変わった。オゾン層が破れているでしょ。だから南極に近いオーストラリアの南部にめちゃくちゃ紫外線が当たるんです。オーストラリア人は10人に1人は皮膚の前がん症状です。オーストラリアの小学生、長袖を着て歩かないと親が罰金取られる。家を建てるとき、紫外線カットの窓ガラスにしないと建築許可が出ないんです」
 
―――予防としては日焼け止めクリームや日傘、帽子でしょうか?
「あのね、日焼け止めクリーム、あれは効かないですよ。SPF値50とか書いてあるでしょ。あれは5ミリくらいの厚さで塗った場合です。上品にスッと塗ったって効かない。まだUVカットの服のほうがいい。あと、日に当たる日は前もってSODを多めに飲んでから出かけるといいです。それとビタミンCを多く摂ることです。これも化学物質のサプリメントはいかんよ。なんにも効果ない。自然の食品、グレープフルーツがいちばんいい。2個くらい食べて出かけるといいね」
 
―――先生のマグニークリーム(マグニー石を細かく粉砕し、独自の製法でクリームにしたもの)は日焼けに効果的だとうかがったのですが?
「ああ、すごくいい。マグニー(注1参照)は日焼け後のケアに最高です」
 
   日焼けの後のケアにマグニークリーム!入浴にはマグニーボール
 
―――マグニーにはいろいろな効果があるのですね。皮膚がんから話は違うのですが、このマグニー石に関して最近質問が多いんです。販売されている先生のマグニー石をご家庭で購入されている方が多く、その活用法を教えてほしいと?

「使い方は二通り。一つは入浴に使う。目の細かい洗濯ネットにマグニーを入れて風呂に入れるんです。次にマグニーを電子レンジなどで温めて神経痛、腰痛、肩こりなどの患部に当てる方法です」
 
―――その場合の量はどれくらい?
「風呂には最低でも3キロくらい入れるといいですね。患部に当てるのは1キロくらいでもいい。15分から20分当てているといい。クリームはさっきもいったが日焼けの後のケアですね。あと、これはうちではアトピーの患者さんの黒ずんだ皮膚を再生するためによく使っています。だから、これを塗るとシミも薄くなります」
 
―――なるほど、SODとマグニーは家庭に常備かもしれませんね?
「そういうことです」
 
注1:マグニー石
土佐清水病院を始め全国数か所であらゆる疾患の治療に使用されているサンドバス(石風呂)のもとになるマグニー石について、丹羽先生が執筆された資料から紹介します。

『元来、太陽光線(エネルギー)を吸収した地球上の岩石類(樹木も含め)は、当然吸収したものを再放射する力を持っています。この太陽光線(エネルギー)の中には、動・植・物の成長に必要な4〜14μmの育光線を初めとする色々な長さの波長をもった有益な光線即ち電磁波・エネルギーが含まれています。地球は太古の時代溶岩でドロドロだったその時代に太陽エネルギーを吸収して岩石になったもの、また、この太陽エネルギーを吸収した天体の岩石が地上に隕石として存在するものなどがあります。以上のことから地球上の岩石類は大なり小なり、太陽エネルギーの中の、人体の成育に必要なエネルギーを再放射する力を持っているのです。

最近流行の色々健康に有益な石や砂、トルマリンやセラミックと云われるものが薬石として健康産業の人々を通して販売されていますが、これは皆誤りではありません。ただ、その石の放射するエネルギーが強いか弱いかの差によって優劣が決まるのです。私が自然回帰の医療を標榜して20年になりますが、その丹羽療法の開発の歴史の最後に達し、得られた最高のものが、何十億年もの間、地球のマグマが噴出して出来た、この北陸・五頭山系の地底(鉱底)に眠る国宝石・マグニー≠ナす。この国宝石・マグニーは、最近注目されて来た、水の浄化≠竍健康増進≠ノ用いられる種々の薬石、岩石類(トルマリン石等を含む)やセラミック類より、比較にならないほど強力なパワーを有する、電磁波・育成光線(成長エネルギー)を放射するのです』

 


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