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 レポート 043


SODは有効?
−パーキンソン病・突発性難聴・菌状息肉症・アトピー性皮膚炎と他の湿疹の見分け方−
 
   今年の夏は例年にもまして猛暑に苦しめられ、健康な人も何かしら体調を崩された方が多かったのではないでしょうか。9月に入って急に夏バテ症状が増えていると聞きます。こんな時期こそ、SODをいつもより多めに飲まれることをお勧めします。丹羽先生も、猛暑のときは冬より多めにSODを飲むそうです。そのせいか、夏真っ盛りの日に新横浜に先生をたずねたのですが誰よりもお元気。さすがと感心しました。この調子で全国を回っていらっしゃるなんて、超人としか言いようがありません。
   そんな先生に、今回もインタビュー。愛用者のかたから寄せられたいくつかの質問に答えていただきました。
 
   パーキンソン病にSODは?
 
   最初は、滋賀県の方からいただいた質問です。31歳になるお嬢様が若年性パーキンソン病を患っているというお母様からのお手紙。発症したのは6年前で、投薬治療を続けているけれど、温熱療法士の方からSODを勧められ飲み始めたそうです。今、一日に3包を飲んでいて、もっと飲ませたいけれどたくさん飲むと発疹が出てかゆくなるので、お嬢さんがいやがるそうです。そのせいかあまり変化がないとか。どうすればいいかというお手紙でした。
   パーキンソン病というのは、脳に異常をきたす神経性疾患で、60歳過ぎから発症する場合が多いのですが、まれに20代で発症する若年性のものがあるそうです。症状は手足がふるえたり、こわばったり、動作が鈍くなったりします。そのせいで転びやすくもなります。神経的症状には、気持ちの落ち込み、意欲、自発性の低下、夜間の不眠、認知の問題などが知られています。自律神経症状では、よだれが多くなる、顔が脂ぎっている、トイレが近くなる、汗が多くなる、手足のむくみ、などがあります。
   最近は医学の進歩で、急に命にかかわることがありませんが、良くなることも少なくなので特徴です。肉体的に不自由なことが多く、また精神的にもつらい病といえます。特に若年性ともなれば、これからの人生、長い期間、この 病気とつきあっていかなければならないかもしれないのです。
 
―――先生、若年性のパーキンソン病でSODを飲んでいるのですが、1日3包以上飲むと発疹が出てかゆいそうなのです。どれでも多く飲んだほうがいいのでしょうか?
「もしも、SODの成分に対するアレルギーだとしたら1包飲んでもアレルギーは出ます。3包ならでないというのは、アレルギーではなく好転反応ですね。先月も話したとおり、そういう人はSODをたくさん飲めば飲むだけいい。かゆみ止めの軟膏を塗りながらかゆみを止めて飲み続けてください。そうすればかゆみや発疹は2週間くらいで治まりますから」
 
―――やはり多く飲んだほうがいいんですね。彼女の場合、発症して6年もたっていて、そんな場合でも、SODは効果的でしょうか?
「これはSODだけでは難しい。一番効果的なのは石風呂(マグニー石のサンドバス)との併用。できれば土佐清水病院に1か月くらい入院して、SODだけでなくほかの生薬と朝晩のサンドバスをすればかなりいいと思います。ただ、パーキンソン病は目に見えてものすごく良くなることが少ない、進展が見えにくいので患者さんがしんどいですね。でも、何もしないでいたらどんどん進行していくから、とにかく一度、診療所にいらっしゃいと伝えてください。そうしたらかゆみ止めのいい軟膏も出してあげられるから」
 
   突発性に難聴にSODは?
 
―――次は、突発性の難聴(注1参照)にSODは効果的かどうか?
「突発性の難聴も、発症してすぐならSODでかなり良くなりますよ。突発性の難聴というのは、耳鳴りがして、目が回るんですが、耳鼻科に行ってもすふには分からないことが多いんですね。原因は不明といわれてますが、この症状は最近すごく多いんです。ということはおそらく原因の一端は現代病であるストレスといえます。石風呂に入って、SODを1日9包くらい飲んで、仕事を休んでおとなしくしていたら、たいては治ります。放っておくとこれも悪化しますよ。耳は聞こえるようになっても耳鳴りだけが残るので早めの治療が必要ですね」
 
   菌状息肉症にSODは?
 
―――次に整体の先生からの質問ですが、菌状息肉症(注2参照)の改善、治療にSODは有効かどうか?
「菌状息肉症の人は、私のところに治療に来たら、10人中9人は、私の生薬で治してあげます。これは丹羽療法が得意中の得意としている疾患です。一見するとアトピーに見えるんです。しかし、ステロイドはあまり効かない。それを知らない皮膚科の医者は、アトピーだと思ってステロイドをどんどん強くしていく。効かないものだから。それと、今の西洋医学では菌状息肉症と分かると、ほどんど紫外線治療をするんです。これがいけない。確かに紫外線は殺菌作用があるから、一時的には完治したようになるんです。ところが4年、5年するとたいていは皮膚がんになります。このことが問題にならないのは、個人情報保護法などがあって、今の医療体制では追跡調査がちゃんとできていないんです。だから、がんでもなんでも、同じ病院にずっと通っていない限り、その後どうなったかは調べていないので、分からない。だから表面化しない(このことは2010年8月5日の朝日新聞に特集されていました)。とにかくね、皮膚がんになると悲惨です。まずなによりも臭いがひどい。周囲に人が近寄れないくらい臭い。入院してもひとり部屋でないと無理。うちにも皮膚がんの患者さんがたまに来ますが、病室に入れないくらい臭いがひどい。SODだけなく、私の特別な生薬を処方しますから」
 
   アトピー性皮膚炎と他の湿疹の見分け方は?
 
―――同じ皮膚に関する質問なのですが、アトピーとアトピー以外の湿疹などとの見分け方、素人でもわかる方法があれば教えてください?

「ああ、これはよく聞かれる質問です。アトピーと間違いやすいもの、まず、夏の蒸し暑い時期は、あせもとアトピーを間違いやすいですね。それからニキビとアトピーの間違いもあります。湿疹が出たからといって病院に行くと、たいてい原因や病名が特定できないからしばらく様子を見ましょうといってステロイドを処方されるんです。顔や背中など、皮脂の多い箇所にできたアトピーでない湿疹にステロイドを塗るとニキビができます。逆にニキビの薬をアトピーに塗るとアトピーが余計に悪くなります。ステロイドはあせもにも効きません。とにかく、アトピー以外の湿疹には、あせも、ニキビ、かぶれ、悪いものを食べて出る湿疹などがあります。加えて専門的なものでは内科的な疾患で湿疹が出ることがあります。がんや膠原病、エイズ、梅毒なども皮膚に湿疹や黄斑が出ます。これらの湿疹とアトピーもしくはアトピー系の湿疹との違いは、かゆいかかゆくないかです。私は新米の医者にはこのことを必ず教えます。かぶれだけはかゆいですが、これは一過性のものですから。逆に言えば、ニキビやあせもなどの湿疹以外のかゆくない湿疹は危険信号です。くせものです。内臓疾患の疑いが考えれるからです。とにかく、まずはかゆいかかゆくないかで判断してください」
 
   いつも多くのご質問等をいただくのですが、いちばん多いのはやはり、SODが効果的な症状と、何包くらい飲めばいいのかというご質問です。健康な人が健康維持に飲む場合でも、年齢や環境、体格、個々の資質等、個人差があり、いちがいに何包とは決められません。ましてやなにかしらの疾患を患っている方の量は、先生も診察をしてみないと分からないと言います。また、診察を受けると、SODだけでなく生薬等の処方などもあります。もちろん、愛飲者の方のお話を伺うと、SODだけで肝硬変が治った、初期のがんがなくなった、小さくなった、アトピー性皮膚炎が治ったなどのお話は枚挙にいとまがないほどあります。当然のことで、丹羽先生が開発されたSODは強力な抗酸化作用を発揮しますから、活性酸素が原因の諸疾患に効果的に働きます。
   しかし、今回のインタビューでも分かるように、ご質問いただいた方のほとんどが診察の必要があると判断されています。また、診察を受ければ確実に良くなる可能性が高くなります。
   丹羽先生の診療所は土佐清水病院を含め全国10か所にあります。札幌、新潟、新横浜、大宮、名古屋、大阪、岡山、福岡の診療所で毎月一度必ず丹羽先生が直接診察してくださいます。
   診察には必ず予約が必要です。ご希望の方はお電話ください。
 
注1:突発性難聴
難聴が突然に発症し原因が不明の難聴で、多くが片一方の耳だけなります。あつ日起きてたら突然片一方の耳が聞こえなくなっていたということが多い症状です。
その程度は様々ですが、一回落ちてから徐々に回復する可能性のある難聴です。1日で急に変動があり治ったりということはないし、騒音性難聴とも違います。また内耳という音を神経に変える所に一時的な血流障害やウイルス感染などの説がありますがこれも本当の所は原因は不明です。
症状としては難聴の前後、また発生と同時に耳鳴りが起こることが多いです。めまいが難聴の発生と同時に起こる、または前後して生じることも多く、他の神経症状がないことがあげられます。
 
注2:菌状息肉症
菌状息肉症は皮膚にできる悪性リンパ腫のひとつですが、皮膚がんと違い、ものすごく進行の遅いがんです。紅斑期、扁平浸潤期と呼ばれるがんの前の段階が数年〜数十年と長く、その状態のままで寿命を全うされる人もいます。そういった意味から悪性度の低い悪性リンパ腫と言われいます。発症する年齢は成年以上にみられ、男女比は2対1で男性に多くなっています。
菌状息肉症の最初の症状は皮膚にできる紅斑と呼ばれる発疹です。この発疹は様々な形態をとるので湿疹や乾癬として間違って治療されることもしばしばあります。紅斑は腕や足にできますが、多くは体の中心に近い部位にできることが多いようです。かゆみはほとんどなく、時間の経過とともに紅斑の数も次第に増えていきます。

 


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