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> アトピーの塗り薬でがんに! −丹羽先生は8年も前に警鐘− |
レポート 041 |
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アトピーの塗り薬でがんに! 日本でも処方されているプロトピック |
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−丹羽先生は8年も前に警鐘− | |
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―――先生、プロトピックで発がんという記事が出ましたが、どのように? |
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―――それでいいんでしょうか。ネットにプロトピックを使用している方の話が出ていたのですが、お医者さんからプロトピックはステロイドと違って副作用がないからいいですよ、と言われたと。プロトピックとステロイドはどう違うんですか? |
―――えっ、ステロイドが狼ならプロトピックはライオンですか? 「そう。いいか、ステロイドはがんにはならないんです。しかしプロトピックは10人中ひとりはがんになるんです。プロトピックというのはもともと免疫抑制剤で、臓器移植の拒否反応を抑えるために飲ませるものなんです。肝臓移植をしたら必ずこれを飲ませる。アメリカで肝臓移植をしてプロトピックを飲んでいた患者さん千人を7年間追跡調査したら、100人が食道がん、胃がんなどのがんで亡くなっていたんです。僕のマウスの実験もいっしょ。100匹中10匹ががんになった。免疫を抑制するのだから当たり前の結果です」 ―――そんな危険なものだったんですね。日本でももっと厳しく注意しないといけないのでは? 「日本はしないね。厚生労働省のガイドラインを見ると、ステロイドは短気集中、プロトピックは長期用となっているくらいだから。いろいろ妨害が多いし、厚生労働省からの天下りも諸関係機関には多いから、できないと思いますよ」 という恐ろしい事実。プロトピックのことだけでなく、私たち患者側はしっかりと薬の副作用の恐さを認識しておかなければ自分の身は守れないということです。化学薬品というのは即効性があり、外傷やウイルスによる伝染病など、時にはとても必要な役割を果たしてくれます。しかし、常用、多用すれば必ずどこかしらに弊害が出るということを改めて知らされました。特にいつも先生がおっしゃっている、命を取らないような病気に化学薬品を多用するな、です。 注1:プロトピック 臓器移植時の拒絶反応を抑える免疫抑制剤「タクロリムス」を外用薬に転用したもので、1999年6月に濃度0.1%の成人用が承認され、ステロイド剤を使えない顔などに使われている。0.03%の小児用は2003年に承認。 注2:悪性リンパ腫 悪性リンパ腫とは、白血病や骨髄腫と同じ血液・リンパのガンである。リンパ節や胸腺、扁桃、脾臓などのリンパ組織に腫瘍ができたり、リンパ球がガン化する。悪性リンパ腫は、腫瘍の組織的な違いから、大きく分けて「ホジキン病」と「非ホジキンリンパ腫」に分けられ、その中でも細胞の種類(B、T、NKなど)があり、腫瘍細胞の増殖の仕方や、がん細胞の形などから、30種類以上のタイプ(濾胞性、びまん性、マントルセル、等)に分類される。タイプが多い上、病期(T〜Wまでの進行度)や年齢、状態などで、同じ悪性リンパ腫でも治療が異なり、素人には理解するのが、難しい分野と言われている。(医者でも専門の血液内科以外はそんなに知識のない人が多く、早期の発見は難しいと言われている) |
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そんななか2002年スイスのジュネーブで開催された32回大会で丹羽博士の論文が初めて講演に採用され、その後のPlenaly session(参加者全員が出席を義務付けられている会)での総会講演に指名され、講演しました。この権威ある超一流の国際学会での日本人総会講演指名はほとんどない中での指名なので、丹羽博士は20年にわたる研究結果の発表、自然回帰による丹羽療法の考え方や実践、また、科学療法、化学薬品に対する警鐘を世界にアピールしました。 | |
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