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 レポート 036


−1.被爆によるC型肝炎−          
−2.ピロリ菌除去で胃癌は?−    
−3.SODは脳関門も通過する−    
愛飲者からの質問 I
 
   今回は愛飲者からいただいたいくつかの質問をもとに丹羽先生にお話を伺ってきました。SODを飲み物なしで食べると口内がピリピリする、といった簡単な疑問から、被爆者のC型肝炎、血液脳内関門といった複雑な病気まで、いつものように忙しい診察の合間にお時間をいただいて聞いてきました。
 
   ◇質問1  被爆が原因によるC型肝炎になった人にもSODは有効かというものです。いかがでしょうか?
 
   「もちろん、有効です。被爆したということは、活性酸素を出す放射線が細胞の核の遺伝子にまで届くということ。そしてその遺伝子を壊してしまうのが放射線なんです。レントゲンの照射も放射線。あと、紫外線や、近赤外線なども活性酸素を出すから、細胞の遺伝子を壊すんです。つまり、これらの障害には、SODしか効かないといっても過言ではんはないですね。活性酸素を除去できるのはSOD健康診断でレントゲンの放射線を照射されるということは、軽い被曝と同じことだから、レントゲンを撮るときは前の日にSODを多めに飲んでおくといい。15包は飲んでもらいたい。そうすれば放射線の影響は受けないです。あと、CTスキャンを受けるときも15包から20包飲んでおくといい」
 
   ◇質問2  ピロリ菌の除菌で胃がんを予防されると言われていますが、本当でしょうか?
 
   「ピロリ菌の除菌で胃潰瘍は治せるし、予防もできるけど、それで胃がんにならないかと言われれば、そこまでは言えません。ピロリ菌の除菌で胃がんが予防できるとまで言っちゃいけない。確かに、不摂生で暴飲暴食し、胃潰瘍を繰り返しているような人はたまに胃がんになります。そういう人はがん予防になるかもしれませんが、ピロリ菌除去だけで胃がんは防げない。でも、ピロリ菌の除去は胃潰瘍にはとても有効で、おかげでいまや胃潰瘍で手術をしなくても良くなりました。これは薬で除去できます。保険適用外だけれど、1週間飲めばいいだけだから、4万円くらいでできます。しかし、これでがん予防ができたと安心しないように。胃潰瘍を繰り返して、がんになるのが時々いる。そういう人には効きますと」
 
   ◇質問3  SODは脳関門を通過するかどうか?
 
   この質問に関しては、専門的なので症状についての簡単な説明をしておきます。

   まず、脳関門というものについてです。血液と脳の間には、血液脳関門と呼ばれるバリア、関所のようなものがあります。これは血液中の物質を簡単には脳に通さない仕組みになっているのです。脳以外の組織では、毛細血管の内壁を構成する内皮細胞と呼ばれる細胞を介したり、あるいは内皮細胞の間をぬって物質が運ばれます。ところが、脳内の毛細血管では内皮細胞の隙間がうんと狭く、ものが通りにくくなっています。そのうえ脳では血管の外側をグリア細胞と呼ばれる数多くの細胞が取り込んだ構造になっていて、物質の通過を防いでいます。
   つまり、脳に障害が起きたとき、薬、抗がん剤等が効力を発揮できないということなのです。
   「SODは脳関門を通過します。ものすごい実例があります。これは私の友人で某大学病院の教授の患者さんの話です。その患者さんはベーチェット病(注1)の末期のでした。この病気は末期になると脳にくるんです。全身の血管がやられて、脳にもきて意識障害になって、もうなすすべなしの状態。病室に家族や親戚を呼んで、最後のお別れをするように言ったんです。それくらいなのにもうやることがなくなってしまったわけだ。その教授は仕方ないから、ダメもとでSODを水で溶いて鼻から流し入れたんです。それも100包余りを24時間かけてゆっくりと流し入れたんです。周囲では家族が集まって葬式の準備している中、SODをやっていたわけです。そうしたら24時間後、その患者さんがいきなりベットからパキッと起き上がって、スタスタと歩いて食堂に行き、ご飯を食べて戻ってきたんです。本人、2週間も意識不明だったなんて自覚がなかったらしいです。そりゃ周囲はびっくりですよ。念仏をあげようと思って来たんだから。これは脳のバリアをSODが抜けて入ったから、脳の炎症がなくなったんです。以来その教授はSODを欠かさずに飲んでますよ。だから脳関門にはSOD。油剤化しているから関門を通過するんです」

 
   ◇質問4  飲み物をとらないでSODを食べると舌や口の中がピリピリします。
               SODの原材料と何か関係があるのでしょうか?
 
    「唾液の少ない人がSODを食べると、口の中の粘膜などにSODがくっつくから、それでピリピリしるんです。胃の調子が悪いとか、胃下垂などの状態だと唾液が少なくなる。だから胃の調子が回復して唾液が出るようになったら解決します。唾液の量というのは健康と密接な関係にあります。SODを飲み続けたば唾液もおのずと出るようになりますから続けるように」
 

   注1  ベーチェット病
   ベーチェット病は厚生省の特定疾患医療に認定されており、世界的にみると、シルクロードに沿った地域に発症sていることから、シルクロード病とも言われています。現在では膠原病の一種とされ、20代後半〜40代に多くみられます。
   主に目、皮膚、粘膜に急性に炎症をおこし、繰り返しながら慢性化し、腸管、血管、神経に症状があらわれる場合は生命に関わることもあります。原因は不明ですが、患者の多くがHLAB-51という組織性抗原をもっていることがわかっており、何らかの関与があると考えられています。
   症状は、アフタ性口内炎といって口腔内の粘膜に1〜数個の潰瘍ができます。潰瘍の周りは赤くなり、痛みを伴います。小さいものは一週間ほどで治りますが、再発するのが特徴です。さらに発疹が出ます。結節性紅斑〈下肢に赤い発疹(紅斑)ができて、患部にしこりがある〉や発疹ができて、血栓性静脈炎をおこします。目の炎症もあります。
   虹彩毛様体炎、ぶどう膜炎などの炎症がおこり、進行すると視力低下が進み、失明に至ります。外陰部の潰瘍ができることもあります。外陰部に痛みを伴う潰瘍ができ、1ヶ月ほどで自然に治ります。

   ※上記症状の4つに当てはまる場合は「完全型」、3つ以下の場合は「不完全型」といいます。
   副症状としては関節炎、副睾丸炎(男性の場合、睾丸の上にある副睾丸に炎症をおこし、腫れや痛みがあります)、腸管病変(消化管におこる病変で、特に小腸と大腸のつなぎ目である回盲部に潰瘍が多発し、腹痛や出血がります)、血管病変・血管ベーチェット(動脈・静脈に炎症がおこり、動脈の場合は動脈瘤をおこし、静脈の場合は血栓をつくって閉塞をおこします)、神経病変・神経ベーチェット(中枢神経が冒され、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら進行していきます。頭痛や運動麻痺に加えて、精神症状があらわれます)などがあります。

 

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