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 レポート 010


血液のがん
飲酒も喫煙も継続が命取り
 
  
今回は、最近増えている症状として丹羽先生より血液のがん≠ニいうテーマを提示していただきました。
   土佐清水病院に入院している患者さんの実に 1割が、この血液のがんの患者さんだという事実。その実態とはどのようなものなのでしょう。
   血液のがん、と聞いてまっ先に出てくる病名は「白血病」ではないでしょうか。この白血病は、異常な白血球が骨髄のなかで繁殖するために正常な血液を作る能力が阻害され、赤血球、血小板等が減少していきます。そのため、赤血球の減少による感染症、血小板減少による出血などが起こったりします。また、白血病細胞が血液に乗って全身の臓器に入り込み、その臓器の働きを阻害し、さまざまな症状を起こし、生命をも脅かします。
 

―――最近、血液の癌が増えてきているとおっしゃっていますが、具体的にはどのようながんなのでしょうか?
「とにかく最近多いのは、骨髄異形性症候群。骨髄で血液を作っている細胞の増殖がうまく進まなくて途中で次々と死んでいくために、貧血や白血球減少、血小板減少などの症状が現れる病気です。最近は男性の高齢者に増えている」
 
―――血液がうまく作れなくなる病気として、先の骨髄異形性症候群の他にはどのようなものがあるのでしょうか?

 「骨髄異形性症候群が進行していくと急性白血病になるものもある。いわゆる血液のがんやね。これは細胞がだめになった白血球が異常に増え続ける。もうひとつは再生不良性貧血。これは、血液を作る造血細胞に異常が起こり、全ての血液が減少してしまう病気。いずれにしても血液が細胞で作られなくなる。そうなると、貧血を起こして、それが進行すると死んでしまう。もしくは横ばいでなんとか生き延びるかのどちらかやね」

 
―――怖いですね。

「学生時代からずっとやっている実験にがんを作る方法がある。うさぎの耳を持ってきて、コールタールで擦るんだよ。コールタールというのは発がん性物質を大量に含んだものの代表格やから、それをうさぎの耳に擦り込むわけ。そうすると翌日、腫れてかさぶたができている。そこに再度コールタールを擦り付ける。そして翌朝、また肉が盛り上がって腫れている。そこに擦り付ける。この作業を一日も休まず365日繰り返す。そうするとどうなると思う?360日目くらいになると、ある日、突然、盛り上がりがお化けみたいにボーンと大きくなる。これが皮膚がんなんだ。これがウサギの耳のコールタール発がん実験。

それと同じように、骨髄異形性症候群になり、骨髄で白血球がどんどん減っていくと、増やそう増やそうという力が毎日あるから、ウサギの耳と同じ現象が起きて、ボーンと異常に白血球が増えて、白血病になる。骨髄異形性症候群は、血液がそのままどんどん減っていって死んでしまう人と、反作用で白血病になってしまうのとがある」
 

 
―――がんのメカニズムなんですね?

「そうやね。昔は骨髄がやられて死んでしまうか、反作用によって出てくる白血病はあったけど、割合としてはものすごく少なかった。原因はみんな熱冷ましなどの薬。そんなものでなるのかと言うけど、敏感な人、弱い人は時々なるんですよ。逆を言えば、昔は熱冷ましや痛み止めくらいしか強い薬がなかった。それが最近は環境汚染からくるものだから、うちの病院の入院患者、常時 1割はこれや。昔はほとんどなかったのにね。今の環境汚染の害は痛み止めや熱冷ましなんかとは桁が違う」
 
―――と言うことは、今の時代は誰でも血液のがんになる可能性があるということですか?
「そうやね。いちばんの予防はSODを飲むこと。環境汚染は精子や骨髄をも痛める。だからSODを飲んで防ぎなさいと。そうすれば骨髄異形性症候群にもならないし、白血病にもならない。ウサギの実験で分かるように、とにかく、定期的な刺激がいけない。ウサギは発がん性物質のコールタールを塗り続けること。人間は活性酸素。

例えば、ブラックのコーヒーを一日に 5、6杯、毎日欠かさず飲めば胃がんになる。若いお姉ちゃんの胃がんはたいていこれが原因やね。コーヒー中毒。どうしてもコーヒーはやめられないと言うなら、インスタントにすればいい。あれのほうが害が少ない。同様に、アルコールもそう。飲んべえは飲みたいだけのんでいい。その代わり、必ず週に一回は休肝日を作ること。一日でも休めば元に戻るから。継続しないことが大事」
 

 
―――なってしまったらどうしましょう?

「そうしたら、もう、丹羽療法。抗がん剤をやったって血液は余計に減るだけ」

 


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