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 レポート 008


難   病
悪化し続ける
 
  
最近は、難病とされている病気の症状が増え、しかも悪化しているという話しを聞きました。そこで、今回は丹羽先生が最近感じていることを話していただきました。
 
とにかくにね、10年前と比べてすべての病気の症状が悪くなっているんですね。多発性硬化症、パーキンソン病、小脳失調症といった脳がやられる難病に始まり、膠原病、クローン病、ベーチェット病など、これらの難病の治りが極端に悪くなっているんです。
   どれと年齢層が広くなっている。以前は思春期だけの病気だったりしたものが、今は小学生や幼稚園児までに広がっていたりする。
   そもそも、昔、私が医者になった頃は、ステロイドの点滴なんかなかった。せいぜい錠剤を 5錠か10錠のませていたらみんな良くなった。ところが最近は、50錠、60錠、100錠を点滴に入れている。それでもなお効かないから、抗がん剤をやる。それでダメなら免疫抑制剤。十人中ひとりは発ガンするものをやるわけだ。それだけ病気が悪くなってきている。
   とくにどの病気がというわけでもなく、すべてにおいて治りにくい症状が多い。
   わっぱりね、いつも言っているように、環境の悪化と欧米化された食生活が影響しているね。それと、ストレスフルで不規則な日常生活もいかん。受験勉強のストレス、塾やらピアノやらいらん習い事がいっぱい増えすぎているから、アトピーでも軽くてすむものが爆発してしまう。余計なことをいっぱいするもんだからどんどんひどくなっていく。
   これもいつも言っているけど、とにかく、寝不足、過労、ストレスはいかん。それと、肉乳製品中心の食生活もいかん。かといって、現代社会のなかでストレスのない仕事なんかないわけだから、せめて寝ること。睡眠と削って仕事をするな、勉強をするな、ということ。そして和食中心の食事をしなさいと

 
   今、巷でベストセラーになっているアメリカの医科大学教授であり、内視鏡手術の第一人者、新谷弘実医学博士の本「病気にならない生き方」のなかでも、丹羽先生がいつもおっしゃっている環境、ストレス、食生活のことが同じように書かれていて大変興味深いものでした。いま、ようやくわたしたちも自分の健康は自分で作れ、という方向に向かい始めました。
   医者が病気を治すもの、健康は病院で得るものという認識が根底から覆されようとしているのです。

 


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