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 レポート 003


肝炎とインターフェロン治療のリスク!!
即効性がある=副作用が強い
 
  
今回、SOD愛飲者の方の取材をさせていただいたら、おふたりとも偶然にもC型肝炎にかかられた経緯がありました。最近の厚生労働省の調査でも、30歳〜64歳の死因の 4位が肝硬変を中心とする慢性の肝疾患という結果が出ています。
   そこで肝炎について、そしてその治療としてこれまでの普通の西洋医学の病院で使われてきたインターフェロンという投薬について丹羽博士に伺っていました。
 

   肝臓はもの言わぬ臓器と言われ、非常に働き者でなかなか愚痴を言いません。ですから症状が出たときにはかなり進行している場合が多いそうです。
   日常会話の中でも「肝心なのは〜」や「これが肝になって〜」など、物事の重要なポイントを指すときに肝臓を用いて表現するように、それだけ肝臓が大切な働きを行っているのです。
   肝臓には、門脈と冠動脈の二本の血管で血液が送られています。肝臓はこの二本の血管の中に含まれる成分を代謝、排泄、解毒するといった非常に大切な働きを行い、体のあらゆる病気を未然に防止しています。肝臓でこのような働きが行われた血液は、肝静脈を経過し、下大静脈に入り心臓へ送られていきます。
   それが故障しておこる肝炎の初期症状はなんとなく疲れやすい、だるい∞最近、食欲がない=B
   ウイルスに感染した感染した急性肝炎の場合、発熱、吐き気などの風邪とよく似た症状が出ます。数日間その症状が続いたあと、身体が黄色くなる黄疸≠ェ手や胸などに現れますが、特に分かりやすいのは白目に出る黄疸です。
   しかし、ウイルス性のもの、食物から感染するA型肝炎は安静にしてバランスのよい食事をとることにより一、二ヶ月で治ります。ところが、血液などの体液から感染するB型肝炎、血液製剤フェブリノゲンなどによって感染し、発症するC型肝炎になると簡単ではありません。これらの肝炎が進むと、肝臓が繊維化して硬くなってしまう肝硬変になり、それが進むと肝臓ガンになる可能性が高いのです。C型肝炎は慢性型ウイルスのため、感染時にはほとんど症状がないのに、肝炎ウイルスは体内に居座るので、急性肝炎の多くがウイルス感染を維持して慢性肝炎に進行し、数十年という年月をかけて肝硬変に進み、肝臓ガンが発生します。
   さらにやっかいなことに、C型肝炎は、発症していないキャリア推定 215万人もいると言われています。自覚症状がなく、普通の検査でも正常という結果が出ます。しかし、将来、肝炎になる危険性を孕んでいるわけです。


―――今回は肝炎についてお願いします。
「肝炎はね、血液製剤や予防接種の針の使い回しなんかで15年以上前の医療行為で感染させられた人がたくさんいます。発症するまでに時間がかかるし、自覚症状がでにくいからやっかい。

   B型肝炎というのは100人中50人は自分で抗体を作っているんです。しかし、あとの50人は何をやってもダメ。
   C型肝炎になると、100人中10人は何もせんでも治っていくけれど、あとの90人は何をやっても効かん。発症したら早くて15年。遅くて25年で肝硬変になる。そうなると腹に水がたまって膨らんでくる。肝臓が硬くなって通らなくなった血液が他の器官を通るようになる。例えばそれが食道のところを通ろうとすると食道の血管が太くなって食道静脈瘤になって破裂して死ぬとか、お腹に水が溜まってたいてい 5、6年でアウト。それがお決まりのコースなんです」

 
―――何をやってもダメなんですか?
「いや、これもSODがよく効く。最近、千葉大の教授がヒ素で肝臓悪くした患者さんにSODを飲ませてGPT値(注参照)が良くなったというデータが出たと報告してきてくれました」
 
―――SOD愛飲者の方にお話を伺ったら、インターフェロン治療を勧められたそうなんですが、この治療はどのような?
「抗がん剤の一種だから、当然、副作用がある。まず、鬱病になる。糖尿病にもなる。あと、リウマチも多い。確かに、10人中 1人くらいには効くものだから、盛んにインターフェロンを使いだしたんですね。最近はそれにリバベリンを併用すると、今まで効かなかった10人中 2、3人には効くというわけです。ただし、リバベリンとの併用で起こる副作用は、溶血性貧血になること」
 
―――溶血性貧血はどんな病気ですか?
「血が溶けていってしまう病気。赤血球が破壊されておこるんです。鼻血、歯肉からの出血に始まり、息切れ、動悸、黄疸になって死ぬ。よく効く薬ができたと思っても、やっぱり化学薬品には副作用が出てくるんすよ。糖尿病や鬱病は死なないけれど、溶血性貧血は死ぬからあかん。僕の従兄弟に京大を出た整形外科の医師がいるんですが、C型肝炎を持っていて、この間まで元気だったけれど、先日、突然、亡くなったんです。どうしたんだと聞いたら、同じ京大の内科医の友人が、C型肝炎にものすごく効く薬がだきた、といってインターフェロンとリバペリンをやらされたと。要注意です、これは」
 
―――よく効くということばは副作用も強いということばと同義語ですね。
「まったくそのとおり。今の西洋医学は、肝臓だけに効くといような一箇所だけに効くものなんかない。よその臓器も細胞もみんないっしょにダメにしてしまう。だから効いた薬ほど怖い。僕にかかっていた患者さんでもひとりかふたりはインターフェロンした患者さんがいましたよ。よっぽどうまいことを言うんでしょうね。治った人がいるということを強調するんでしょうな。その裏で何十倍もの人が副作用で苦しんでいるということは絶対に言わない。
   SODとアガリクスを飲んでいれば肝硬変にはならないです。もちろんガンにもならない。
   肝硬変になってガンになってからでは遅い。ま、僕にかかったら治るけど(笑)、とにかく早めにSODをガンガン飲むことです」

(2006年11月 4日 新横浜診療所にて)

注:肝機能が悪くなると、GOTとGPTという酸素の値が上がります。肝炎ウイルスや薬物などで肝臓の細胞がこわれたのを測る検査として利用されています。

 


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