サプリメントと医薬品、医薬部外品の違いについて
サプリメント
サプリメント=栄養補助食品
食品衛生法で認められている食品添加物しか使用されていない。
サプリメントは医薬品と違いすぐに効能、効果をもたらすことはないが、
長時間摂取することで健康維持や予防に役立つといわれている。
医薬品
薬事法で定められた成分や含有量などの基準をクリアしたもので、効能・効果をうたうことができる。
医薬部外品
基準は薬事法で定められている。薬局のほかスーパーやコンビニエンスストアでも販売できるものもある。
サプリメントの種類
特定保険用食品(トクホ)
厚生労働省が生活習慣病の予防に有用と認めているもの。
食には3つの機能がり、
●一次機能→栄養(生命維持)
●二次機能→味覚(グルメ)
●三次機能→(体調リズム調整、生体防衛、疾病予防、疾病回復、老化防止)
トクホはこの三次機能にとって有用とされるもので、具体的な表示ができる食品。
栄養機能食品
ビタミン、ミネラルなど14種類の栄養成分
(ビタミンA、D、E、B1、B2、B6、B12、C、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、カルシウム、鉄)
を一定量含む食品。
健康補助食品
栄養成分を補給したり特別の保健の用途に適するもの。
健康補助食品には特別な種類がありますが、
業界団体である(財)日本健康・栄養食品協会で
製品規格や製造、加工規格、表示広告基準などの規格に適したものには『JHFAマーク』の表示がある。
サプリメントのチャックポイント
○製品のラベルをチェック!
ラベルには、原材料名と成分表示が記載されています。
どんな栄養素がどれくらい含まれているか何の添加物が使われているか確認しましょう。
また、熱量(エネルギー)【Kcal】
たんぱく質【g】 脂質【g】
ナトリウム【r】
がきちんと表示されているか、さらに製造元、発売元、販売元の所在がきちんと記載されているか確認しましょう。
○栄養成分をチェック!
栄養機能食品には、栄養機能表示が認められていますので、自分の体に合ったものか確認しましょう。
※単位の見方※
1g =1000r
1r=1000μg
※国際単位※
ビタミンA【レチノール】1μg=3.3IU
【β-カロチン】1.8μg=11IU
○摂取目安量をチェック!
サプリメントは「食品」ですので医薬品のように明確な摂取量が定められているのではなく、
副作用などもほとんどありませんが、摂取目安量が表示されています。
自分に合った「栄養所要量」からあまりにも過剰に摂取することは避けましょう。
■サプリメントはさまざまな症状を改善するためにも役立ちますが、
症状が現れる前の予防、健康維持のために摂取することがよいとされています。
例えば[老化]を予防するには抗酸化物質(SOD、ビタミンE、C、β-カロチンなど)で、
体内の酸化を防ぐことによって老化や生活習慣病などの予防に役立ちます。
■今は飽食の時代と呼ばれ、日常規則正しく偏りがない食事というのが
当たり前のようでなかなか難しくなっています。
不規則で偏った食生活を見直すことはもちろんですが、
上手にサプリメントを活用していくことで、健康の強い見方になります。
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