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丹羽先生の話を自分の診療と
重ね合わせながら聞きました

―――今日の話はいかがでしたか?
院長
「僕はもっと専門的な、抗がん剤と活性酸素のこととか、突っ込んだ話をするのかと思ってのです。丹羽先生の文献を読んでいて面白いなと思っていたものですから。なかなか読みきるのに時間がかかりましたけど」
 
―――文献というのは著書『ガン治療究極の選択』でしょうか?
院長「いや、丹羽先生から送ってもらった文献、論文ですね。それを何冊か読んだのですよ。とにかく、普通の健康食品ではないということを知りたかったから、そういう文献を取り寄せたのです。若い先生はエビデンスがないからそういうのはどうかなあと言うんで、これだけ外国に論文を出している先生の文献なんだということを知らせなきゃいけないと思ったのです」
侑子夫人「知り合いも、活性酸素を除去する健康食品なら私も飲んでいるというのです。それでその資料をみせてもらったら、要するにビタミンCとビタミンEをカプセルにつめたものなのですね」
院長「今日の話にもありましたが、植物はみんな活性酸素を除去するものを持っている。ビタミンCもEも、SOD作用があるのですね。巷の健康食品はそういったものを売っているわけでしょ?しかし、それらは腸管からは吸収されないということなのですね。それは先生の話によると、SODは重合のチェーンを切る特殊な加工法で細胞の中にまで届いている。だから効くのですよね。私は医者だから、その話は納得できるわけです。やっぱりこうやって理屈でいわれると納得できる。それがないと人に勧めるわけにはいかない。だから学術的な話ができるような情報があるといいですよね。あと、僕は先生の『白血病の息子が教えてくれた医者の心』という本を読んで涙したのです。あの話しがあって今日に至っているということを今日の講演でも言いたかったんでしょうね」
 
―――原点がそこにあるのですね。
院長「僕は丹羽先生の本を読んで、学問や研究に一生懸命だということが理解できました。先生の診療姿勢などを伺っていると、そこに医者の原点というか、共鳴することがあります。だから今日、先生の話を自分の診療と重ね合わせながら聞きましたね。やっぱり先生のように医者の心をもって、患者さんに接しているというのは非常に素晴らしいなと思いました。先生の話に、亡くなった子供さんが自分を突き動かしているというような神がかったようなことがあるけど、それが信じられるのですね。違和感なく入ってくる」

 

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