現代人の胃液では植物中SODの吸収は困難 |
SODと同じような作用をもち、低分子なものにフラボノイド、カロチン、ビタミンC、ビタミンE、タンニン、ポリフェノール類などの天然成分が知られていて、胚芽、大豆、米ヌカ、ハトムギ、ゴマなどの植物や穀物の中にたっぷり含まれています。
しかし、その植物のまま食べても、活性酸素を除去する作用は充分に得られません。なぜなら分子がしっかり手をつなぎあって、働けない状態なっているからです。この手を切って、働けるようにする必要がありました。
丹羽博士は、そこに気がつくまでSODを含むものを飲ませても効果が上がらないと悩んでいました。「たまに10人中2人ぐらい効く人がいたが、そういう人はいわば原始人並の強い胃液をもった人なんです。だから硬い穀物でも胃液で分解することができたが、普通の現代人にはとても無理」でした。 |
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研究で身体に吸収される「SOD様食品」を開発 |
その後、丹羽博士は植物の有効成分を活性化させる独特の方法を考案し、SOD様作用をもつ食品を完成させたのです。
決め手は、遠赤外線焙煎と発酵。植物を低温でじっくりと熱を加えさらに麹で発酵分解すると、有効成分を活性化させることができました。最後に焙煎ゴマ油で油剤化することです。活性酸素や過酸化脂質は細胞の膜で悪影響を及ぼすが、細胞膜は油となじみやすいので油剤にしないと膜で充分に作用しないからです。
できあがったSOD様食品は、深緑色の顆粒状のもので、味はややほろ苦くこれを健康食品としてなら原則として、1回1〜2包で1日3回摂取します。 |
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