[§2 紫外線が「シミ・ソバカス・シワ」を引き起こす]

§2-3

顔のシミは紫外線による
活性酸素との戦いの痕(あと)

井上貴司・食料問題研究所所長:成人病・ガン・老化は活性酸素が引き金だった

 

紫外線でシミ・ソバカス・皮膚癌の危険

 
 
紫外線に当りすぎるとシミやソバカスが増えてしまう…これは、女性の方なら誰でもご存知のことですよね。
  今やオゾン層の破壊によって紫外線が増強されていますから、長時間太陽の光を浴びることは非常に危険。シミやソバカスの発生にとどまらず皮膚ガンの発生にもつながります。
 
 

シミやソバカスはお肌のサビ!

 
  シミやソバカスこそ、我々が直接見ることが可能な身体の錆びです。
  シミやソバカスがサビであるということは?シミやソバカスはもちろんですが、実は老化も「悪者・活性酸素」が引き金になっているのです。
 
 

水分子が紫外線で悪者・活性酸素に変身

 
  お肌に紫外線が当ると、表皮にある水分子が破壊、厳密に言えば、電子的に非常に不安定な状態になってしまいます。「悪者・活性酸素」に変身する一歩手前の段階です。やがて、水分子は「悪者・活性酸素」に変身して、お肌にサビをまき散らします。
  「悪者・活性酸素」に変身するのは、酸素だけではないのです。われわれヒトのお肌をうるおわせている水分もまた、紫外線を浴びることによって、「悪者」に変身してしまうのです。

メラニン色は活性酸素との戦いの痕(あと)

 
  「悪者」のこうした暴走を食い止めようと、メラニンという色素が迎え打ってくれるのですが、両者の戦いの跡はシミやソバカスとなって残ってしまいます。
  メラニンという色素が「悪者」と戦ってくれなかったら、活性酸素という「悪者」によって錆びてしまったお肌が、「第2の悪者」と化し、健康なお肌をどんどん破壊してしまうのです。
  なおシミやソバカスはお肌だけでなく、心臓の筋肉や脳の細胞の中にもあらわれます。