首すじの日焼けは一種の皮膚癌
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戸外で働く人たち、特に畑仕事や木土の仕事をしている人たちの首筋が赤黒く焼けていることがあります。あれは一種の皮膚ガンに似た症状で、原因はやはり紫外線と活性酸素です。
生体にとって紫外線は一種の異物ですから、皮膚細胞・組織を守るために活性酸素が生まれ、外敵である紫外線を退治しようとします。
ところがそのときに活性酸素は、しばしば力が余って自分の肌を傷つけてしまうのです。大量に敵(紫外線)が襲ってくれば味方(活性酸素)も大量に出ていかなければなりません。こうして膨大な敵と味方が、肌の中で戦うのですから、当然その周囲は惨たんたるありさまになってしまい、しかも直接太陽に当るたびにこの戦いが表皮膚や真皮膚で繰り返されるのです。首筋やそのまわりが皮膚ガン症状になってしまうのも無理はありません。 |
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紫外線と活性酸素が日々お肌を痛める!
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そしてもっとも恐ろしいのは、日常この小型の戦いが、女性のやわらかいお肌の中でも起きているということなのです。皮膚ガン症状にまではならなくても毎日毎日、お肌を痛めつける紫外線と活性酸素の戦いが発生しているのです。
殺菌力のある紫外線と、そして細胞の核まで貫いてしまう活性酸素がやり合っていたのでは、どんな美しいお肌の持ち主であってもたまったものではありません。
紫外線に当った女性の活性酸素値を計ってみますと皮膚の表面が一番高く、層が深くなるにつれてだんだんに値が低くなっていきます。これは何を意味しているかと言いますと、皮膚の表面ほど紫外線の影響が強く、それに対抗する活性酸素の量も多い。深い層では紫外線の影響が弱いために、活性酸素の量もずっと少なくなっているということを如実に示しているのです。
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