身体に不可欠な「酸素」が毒になる
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ほとんどの人は、酸素は正義の味方で決して悪いものではないと思っているようです。酸素がなかったら私たちは5分も生きてはいけないのですから、そう解釈したとしても不思議ではありません。
ところが、それはとんだ思い違いです。例えば、空気中には酸素が約21%含まれています。この酵素濃度を50%にして、ネズミを飼うとどうらるでしょうか。通常なら3年半生きるネズミが、その半分の寿命になります。しかも酸素濃度を上げて100%にすると、ネズミは一週間と生きていくことができなくなります。
人間でも同じことです。人間の場合100%の酸素と2時間吸いつづけると肺に障害がおこり、それ以上吸いつづけると、ネズミ同様やがて死に至ります。 |
高濃度の酸素を吸えば気持ちがよく、健康にもいいのどと考えたら大間違いです。酸素は毒なのです。酸素は私たちにとってなくてはならないものである反面、非常に有害な面を持っています。
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過剰な活性酸素は老化や万病のもとです
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なぜこのように酸素は毒性が強いのかというと、結局酸素が体の中でさらに毒性の強いものに変わることが原因らしいのです。つまりその猛毒が“活性酸素”と呼ばれるものです。
活性酸素などというと、活力のある酸素かと思われる人もいるかもしれませんが、実情は全く違います。実は活性酸素こそ老化を促進する原因であり、ありとあらゆる病気に関与している“万病のもと”だったことがわかってきました。そのため、今や医学の分野では活性酸素は注目の的になっています。
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