山形県の米沢市で接骨院を長く営んでいた坂本さん。仕事柄、健康には人一倍気を使っていました。150歳まで生きるにはどうすればいいかということを真剣に考え、食事はお魚と野菜中心を実践してきていたのです。長生きにこだわるにはひとつの大きな理由がありました。「子供がまだ小学生なんです」確か御歳65歳のはず。ということは50代のときに生まれたお子さんです。「実は、家内が19歳下なんです。」
照れ笑いしながら嬉しそうにおっしゃる坂本さん。長生きしなければというのも納得です。とことが、そんなときに異変が起きたのでした。それは1年前(平成26年)のこと。排便をしていたら、便といっしょに真っ赤な鮮血が大量に流れ出てきたのです。「びっくりしました。そんなこと、初めてで、動揺していたんでしょうね。あわてて病院に駆け込みました。腸か胃に何かあると思い、内科で内視鏡検査をしてもらったんです。そうしたら、出血の原因は痔だったんです。肛門科に行くべきだったわけです」
とこれだけなら笑い話だったのですが、内視鏡検査で、腸にポリープが見つかったのです。けがの功名とはこのこと。「大腸に4個のポリープが見つかり、そのうちのひとつが大腸がんに近い、カルチノイド腫瘍だったんです。これが肛門近くにあって、普通なら突起しているものが、内側に引っ込んでいるたちの悪い腫瘍だったんです」
カルチノイド腫瘍というのは、癌様腫あるいは類癌腫ともいわれる腫瘍で、当初は浸潤発育や転移がなく、良性の回腸腫瘍がカルチノイドといわれていたそうです。その後、この腫瘍にも浸潤発育や転移の可能性がることが報告され、現在では悪性度の低い悪性腫瘍とされているとか。
坂本さんは、このたちの悪い腫瘍を、3回に分けた内視鏡手術を受け、無事、取り除いたのです。「そのとき、病院で、たまたまうちの接骨院の患者さんに会ったんです。その人も大腸ポリープで、20年にわたって毎年、内視鏡手術で取っているというんです。つまい、1年経つとまたできるわけですよ。そんな、毎年手術するなんてかなわないですわ」
そこで坂本さんが考えた対処法がSODでした。「接骨院しているから、SODも患者さんに紹介したりしていて、活性酸素を取り除くのにいちばんいい補助食品はこのSODしかないというのは知っていましたから、術後、迷わず、飲み始めました。」
1日に4包のSODを続けること1年。術後の経過検査で病院を訪れた坂本さん。「内視鏡で診てもらったところ、ポリープもなにもなくなって、きれいになっていたんです。先生も、普通ならまたいくつかできているはずなのに、跡形もなく、きれいそのものです、と驚いていました。しきりにおかしいな、どうしてなくなっているかなと首をひねっていました。僕は内心ガッツポーズでしたね」
それにしてもこんなに健康を気遣っていたのに、そうして大腸がんになったのか、気になるのはその原因です。「僕は、丹羽先生のおっしゃることと同じで、日本人は農耕民族だったわけだから、食事は米、魚類、野菜を中心にするのがいちばん体質に合っていると思うんです。実際、僕も、これまでずっとそうしてきたんです。ところが、子供の食事に合わせると、どうしても肉や油っこいものが中心になってしまうじゃないですか。あと、家内の実家に行くと、必ず焼肉をごちそうになっていた。これまであまり焼肉など食べなかったのに、ここ5年くらい、急に食生活が変わったんです。そういったことが原因でしょうね。丹羽先生がいつもおっしゃるとおりでした。肉乳製品は極力食べないようにしなさいって」
腫瘍が見つかってからは、食生活にこれまで以上に気を使うようになった坂本さん。SODと食事改善でぜひ150歳を目指してください。
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