先日、昨年秋、取材させていただいた、札幌で歯科医院を開業されている歯科医師、萩原祥子さんからお電話をいただいきました。インタビューのその後日談が新たにあるとのこと。今回のインタビューは、そんな萩原さんのお話を紹介します。
最初に、萩原さんがSODを愛飲するようになったのは、息子さんがアトピー性皮膚炎を発症してからでした。現在、高校生の息子さんが5歳から8歳くらいまでの3年間というのは、真夏に半袖が着られないくらいにひどいアトピーに悩まされました。かきむしっては薬を塗るを繰り返し、皮膚は絶えず膿と血にまみれていたといいます。「歯科医師ですからステロイドなどの強い薬を常用するのは良くないことくらい分かっていました。できればステロイドのような薬を使わない有効な治療法がないものか、いろいろ探しました。学校のお母さん仲間の、あそこがいいらしい、こっちのほうがいいらしいと、耳寄りな話があるとすぐに行っていたのですが、いただく薬は、名前が違うだけで、結局、全部ステロイドでした。そして、それらの皮膚科の先生が共通して言うのは、ダニや花粉、ほこりをなくし、アレルゲンのある食べ物を排除することでした」祥子さんはそのことにいつも疑問を持っていました。ダニや花粉が原因ならどうして症状が腕だけに集中して出るのだろう。もっと他の部分に出ないのはそうしてだろうと。どの皮膚科でもその疑問には答えてくれませんでした。そんななか、知り合いから札幌の形成外科の病院にアトピーのいい先生が月に数回来てくれているらしいという話を聞いたのです。そのとき、祥子さんは「皮膚科じゅないというところがいいかもしれないと思ったんです。もう皮膚科の先生にはうんざりでしたから」と、直感で感じ取り、行ってみたのでした。
それが丹羽先生との初めての出会いでした。従来の皮膚科では、まず皮膚組織を取って炎症の度合いを調べることから始めるのですが、丹羽先生は違いました。いきなり息子さんのアトピーでただれた腕を優しくさすりながらしんどかったなぁ≠ニ息子さんに向かって話しかけてくれたそうです。そしてチョコレートやナッツ類、外食の揚げ物、フライドポテト、ラードなどはやめること。揚げ物は家でお母さんが作ってくれるものだけにしなさいと。そしてステロイドは少しずつ減らし、代わりにゴマなどをベースにした特製の飲み薬と軟膏を処方すると説明されました。この特製の飲み薬こそがSODでした。「息子にも分かるように優しく説明してくれて、息子が自然にありがとうございましたと言ったら、お礼は治ってから言えばいいとおっしゃってくれて、涙が出そうになりました。この先生なら絶対に治してくれると確信しました」
しかし、このとき萩原さんは丹羽先生ががんや難病、アトピーの原因でもある活性酸素の研究で世界的に有名な先生だとは知らなかったのです。
息子さんはその後、数回通院してすっかり良くなりました。ただ一度、高校受験のストレスから発症したそうですが、SODと食事で乗り切ったそうです。
そのときにSOD冊子を読み、ようやく著名な丹羽先生と10年前に出会った丹羽先生が一致したそうです。
そんな萩原さん、実は、息子さんだけでなくご自身も特異体質をお持ちでした。果物を食べると皮膚に違和感を覚え、虫に刺されると腫れが3ヶ月も引かない。さらにいつも鼻水が出てティッシュが手放せない。息子さんといっしょにSODを飲み始めたのが昨年の夏でした。「飲み始めた翌日から変化がありました。便通がすっきりし、虫さされの痕が小さくなり、鼻炎も落ち着いてきて、SODはすごい。これこそが私の薬です」
とおっしゃっていた萩原さんでした。
あれから半年余り。今回、久しぶりにご連絡いただきました。なんでも今年の2月くらいに息子さんのアトピーがまたぶり返し、制服の詰襟が締められないくらいにひどくなったというのです。「これまでの症状のなかでいちばんひどい状態になったんです。顔、首、腕の全体にアトピーが広がり、膿でぬれて制服も体育の柔道着なども着られないくらいになったんです。朝起きたら目が開かないくらいに腫れて、学校にも恥ずかしくて行けない状態だったんです」
息子さんはいつもうつむいて、友達にも会えず、落ち込んでいたそうです。そしてとうとう自分の部屋に閉じこもってしまったといいます。「そしたら私も足首に500円玉くらいの大きな水ぶくれができ始め、それがどんどん広がり、痛くて歩けないくらいの状態になったんです。帯状疱疹のひどい状態というんでしょうか、しみるのでお風呂にも入れないくらいでした」
祥子さんはSODを昨年の夏から1日に2包ずつ飲んでいました。そのおかげで果物が少しは食べられるようになり、虫さされの痕も残らなくなったと喜んでいたところでした。そして息子さんは、受験で一時的に出たアトピーがすっかり治まったのでSODは飲んでいなかったそうです。「美味しくないとか言って飲んでいませんでしたね。私も2包では少なすぎたんでしょうね。これではふたりともだめだと。そこで、話し合ったんです。根本から身体をきちんと治そう、真剣に治そうと」
そう決心してからふたりは1日に5包ずつSODを飲み始めたのです。「1日5包ずつ飲み始めたら、息子はたったの2週間で治ってきて、びっくりしました。やはりSODはすごいねーって。私も、2ヶ月ですっかり良くなったんです」
SODをうまく調節して服用された萩原さん。しかし、これだけではやはり喉もと過ぎれば暑さ寒さを忘れるといいます。根本から治すにはと思い立ったのが、やはり、丹羽先生に診察してもらうことではないかと。「幸い、先生は月に一度、札幌にいらっしゃるので、息子といっしょにぜひ診ていただこうと思っています」
先生に会うのは息子さんが小学校のとき以来。実に10年振りになります。あの時、救われたことは一生忘れられないといいます。御礼も兼ね、今度こそ特異体質から卒業したいとおっしゃる萩原さん。
追ってのご連絡、ありがとうございました。愛飲者のなかにも、もう治ったからとSODをやめてしまって、またぶりかえす方が多いのも事実です。萩原さんのような医師でありながらこのような体験をお寄せいただくことは、とてもありがたく思います。
歯科医師として多忙な日々を送られる毎日。なぜか歯科医師の方に愛飲者の多いSOD。以前、そうしてでしょうねと歯科医師の先生に尋ねたら医師としての知識がありながら医師だという変なプライドがないから、本当にいいものを受け入れることができるのではないですか≠ニ教えてもらったことがあります。なるほどと納得しました。また、丹羽先生とのお話などお聞かせいただければ幸いです。ありがとうございました。
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