東山さんが膠原病を発症そて今年で8年になります。膠原病と書いてこうげんびょう≠ニ読む病気は、明確な原因が分かっていない難病のひとつです。30代から50代かけて主に女性が発病しやすい病気です。人間の身体は様々な細胞が組み合わさってできています。その細胞同士を結びつけ、臓器の強度を保つ働きをしているのが結合組織です。これは皮膚、関節、筋肉、血管など全身のいたるところにあります。その結合組織に病変が生じたものを総称して膠原病と呼んでいます。
病変が生じた場所で分類すると、内臓は全身性エリテマトーデス=B関節は慢性関節リウマチ=B皮膚、筋肉は強皮症・多発性筋炎・皮膚筋炎=B血管は結節性多発動脈炎・血管炎症候群≠ネどです。
また、本来なら異物から身体を守るはずの免疫システムが正常に働かず、自分の身体を攻撃する抗体を作る事が原因とも考えられているため、自己免疫疾患とも呼ばれています。
東山さんの場合は、皮膚の異常からくる強皮症でした。(注1
強皮症の症状について)岡山市で44年も美容院を営んでいる彼女がおかしいなと感じたのは10年ほど前からのこと。「最初は更年期でした。48歳くらいから動悸、不眠、うつ病など、更年期のすべての症状が出て大変だったんです。それが最終的には膠原病になったんです。左手の人差し指が腫れて動かしにくくなり、そのうち曲げられないくらいにぱんぱんに腫れました。病院に行ったら強皮症だと言われ、飲み薬をもらったんですが、ぜんぜん良くならない。そしてとうとう手首が硬くなり、痛み始めたんです」
美容師という仕事をしているなかで、手、手首、腕に支障をきたすことは致命傷ともいえます。それでも痛みに耐え、動かしにくい手をかばいながら仕事を続ける毎日だったと言えます。「2年くらい前から、もう痛くてどうにもならなくなったんです。そうしたら病院の先生が、症状がリウマチに移行し始めたのでエンブレルという痛み止めの皮下注射を勧めてくれて始めたんです。」
このエンブレルに関しては、丹羽先生のインタビューのなかでも触れられています。リウマチによく効く新薬が出たけれど、副作用は大丈夫かどうかといった愛用者の方からの質問に対して先生の話をうかがったものです。ここで再度、そのときの先生のコメントを紹介しておきましょう。
リウマチの痛みを取る新薬、エンブレルとレミケード、ヒュミランの3つ。これらはものすごく効くけれど恐ろしい薬ですよ。なかでもエンブレルは自宅で皮下注射できるから医者は手間が省けるからどんどん使う。これらはサイトカインといって、免疫系の調節、炎症反応の調整、抗腫瘍作用、細胞増殖、分化、抑制といった生体の恒常性維持に重要な役割を果たす物質で、とにかくなんでも抑える人間の結成因子があるんだ。新薬はそこを叩くんだ。ばい菌がきたらそれに向かっていってくれる、熱や痛み、腫れにも向かっていってくれる。いろんなものをコントロールしてくれる因子なんだ。しかし、新薬はそこを叩くから、確かに痛みや腫れは引くけれど、代わりにばい菌に対する抵抗力も叩く。今、この薬で100人に3人、肺炎になる。他にも免疫系の病気になる可能性は高い。危ないぞ。いつも言っているがリウマチというのは命を取らない病気なんだ。がん、SLEや命を取る種類の膠原病ならば危険な治療も仕方ない。しかし、リウマチは命を取らないのに、他の危険な病気になるリスクを高める薬を飲んではいけないんだ。本末転倒なんだ。効く薬であればあるほど、必ず他の部分を攻撃しているということを認識してほしい。そのうえ、この薬たちはえらく高額でしょ。医者もよくこんなのを使うものだ。私は大嫌いなんだ。とにかく、ステロイドどころじゃない。世紀末的な薬だ
東山さんの症状の場合、膠原病とはいっても強皮症ですから、直接、命に関わることはありません。ですから本来はこのような強い注射は考えなければならなんでしょう。でも、今の西洋医学ではそれに代わる薬がありません。(注2
西洋医学による強皮症の治療法)「副作用のことなど考えもしませんでした。なにしろ病院の先生がいいとおっしゃるんですから。確かに痛みも取れましたから。でも、腫れや腕、手首のつっぱるようなこわばりはほとんどなくならなかったですね。おまけに高額なんです。一回5千円の注射を月に8回。月に4万円は大変」
そんな東山さんがSODと出会ったのは「実は、数年前に資料を送ってもらったことがあったんです。それを読んで、これはいいかもしれないと頭にひっかかっていたんです。実際、そのとき、1箱だけ購入して飲んだんです。でも、これといった効果を感じることができなかったんですね。思い返すと、そのときは1日に1、2包ずつしか飲まなかったかも知れません」
確かに、効果には年齢や個人差も関係していると思いますが、1日1、2包というのは健康な方が健康維持のために飲む量かもしれません。そして彼女の中からSODの名前はしばらく消えていたのです。それが今年の春、たまたま送られてきた資料を目にして、急にひらめいたそうです。「資料を読んでいるうちに、もう一度やってみようかなって。やはり病院の痛み止めを常用するのは良くないんじゃないかなって。高いし、腫れやこわばりはあまり良くならないし」
そして再開したSOD飲用。今度は試しに1日3包飲んでみました。そしたら「飲んだ翌日に突っ張り感がなくなったんです。もう、びっくりでした。翌日ですから。飲み続けているうちにどんどん症状が楽になっていったんです。ぱんぱんに腫れてつまむことなんかとうていできなかった指の皮膚がつまめるくらいになったんですよ。なにより手首のこわばりがなくなったり、ほんとうに助かりました。ですからエンブレル注射は今では2週間に1回だけにしています。病院の先生が2週間に一回では効果がないとおっしゃるんです。でも私は本当はやめてもいいんじゃないかと思っているんです」
今年の5月からSODを飲み始めてたったの4ヶ月。そんな短期間で効果を実感された東山さん。聞けば子供の頃、小児結核を患い、体育の授業に出た記憶がないくらいの虚弱体質だったとか。だから健康には特に気を使ってきたそうです。ビタミンサプリは欠かさず飲み、食事や気候の変化には気を使ったりしてきました。そうしてきたからこそSODも早くに効果を発揮したのかもしれません。「今まで仕事をしていても何をしていても手に神経がいっていたんですが、それがなくなり、心から開放された気分です。手を使う仕事ですから、本当に助かりました。まだまだあと10年は現役でいたいので、SODは欠かせません。感謝ですね」
そんな10年と言わず、20年、30年と現役でいらしてください。SODはいつまでも東山さんの健康をサポートしていきます。ありがとうございました。
注1 強皮症の症状 (Yahooヘルスケア
家庭の医学より)
この病気の症状は、最初は手の指が腫れぼったくなり、まるでソーセージのように見えることがあります。その後、次第に指が硬化してきてしわがなくなり光沢を帯びてきます。明らかに皮膚が硬くなる場合もあれば、つまみにくいという程度の時もあります。硬化は指から腕、胸部と体の中心に向かって広がっていきます。5〜6年のうちに顔にも及び、顔が突っ張った感じがして口が大きく開けられないようになります。一方では、硬化が指や手の甲だけで止まってしまう限局型の全身性強皮症の人もいます。ひじなどの関節部分の皮膚が硬化すると、屈伸が制限されて運動に障害が出ます。血管障害では、レイノー症状があります。これは全身性エリテマトーデスでもみられますが、強皮症ではほとんどの人にみられる症状です。寒い日に寒冷刺激で指が白くなり、時には紫色になります。暖めると数分で元に戻ります。手の指や足のかかとの血行障害が起きて傷が治りにくくなったり小さな潰瘍ができることがあります。
また多発性の関節炎を起こすこともあります。全身性強皮症では皮膚だけではなく内臓の繊維化も起きます。食道が繊維化して動きが悪くなり、水や食べ物が通りにくくなります。そうすると胃酸が食堂に逆流して胸焼けなどの症状が出ます(逆流性食道炎)。腸に起きると下痢や便秘になります。心臓に起きると不整脈が出たり、強皮症腎になると急に高血圧になり腎機能障害が現われたりします。感質性肺炎になると、歩行時息切れや空咳が出て、長い間にはまれに肺高血圧症になることがあります。
注2 西洋医学による強皮症の治療法
(Yahooヘルスケア 家庭の医学より)
膠原病の多くはステロイド治療が有効で基本的な治療になりますが、残念ながら強皮症ではあまり有効な治療はありません。皮膚硬化に対しては、D-ペニシラミンが有効なことがあります。少量のステロイドを使うこともあります。レイノー症状がひどい場合や指や趾の血行障害がある時は、プロスタグランディン製剤や血管拡張剤を使います。関節炎には非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)が使われます。食道の運動不全による逆流性食道炎には胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害薬を、強皮症腎による高血圧症にはACE阻害薬という降圧剤が使われます。間質性肺炎が重症化すると、ステロイドパルス療法やエンドキサンといった免疫抑制剤による治療を行うことがあります。強皮症腎や重症の間質性肺炎では入院治療が必要になります。
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