RooibosTX by  Tosasimizu Hospital

 
  土佐清水病院で使用されているルイボスTXは、どのように作られるか天然の生薬・漢方薬の煎じ方、作り方の秘訣。以下の三つの方法を考え付いて出来た結果の製品ですので、効果があることは一般の漢方薬、お茶と比べたら比較にならない事は言うまでもありません。


1.先ず、生薬ほヤカンで煎じず土鍋で煎じる理由は、ヤカンで煎じると生薬の中に含有される様々な低分子の有効成分が手を繋いで非活性型であるものが、手が切れて活躍してくれません。金属のヤカンではこの手が切れないのです。その上、有効成分そのもが失活(死滅)してしまいます。4〜14ミクロンの強力な遠赤外線を放射する土鍋を使うと、この低分子有効成分の手が切れて自由に活躍するのです。
 
2.漢方薬を煎じる場合、一般に100℃以上で煎じますと、含有成分が殆んど失活(死滅)してしまいます。といって、90℃以下の低温で煎じますと、生薬に含有されている有効成分が煎じた湯の中に流出してきません。そこで、98℃前後の温度で2〜3時間かけてゆっくり沸かすことが大切です。しかし、一般にこの98℃で2〜3時間煎じることが至難の業でして、土鍋で煎じていますと、温度計をつけて見ていてもすぐ100℃、105℃に上昇してしまい、温度を下げようとしても数分かかります。最近、スイッチを入れると温度を一定に保てる容器(恒温槽)というものがありますが、これは土鍋ではなく金属ですので上記のように含有成分が失活して駄目です。どうしても土鍋を使わなくてはいけません。土鍋を使った場合温度を一定に保てない。これがコロンブスの卵ですが、私は20年前に土鍋で98℃を保って2〜3時間沸騰する方法を考え付きました。この方法でルイボス茶を煎じています。
 
3.漢方薬やお茶を沸かして飲んで、体内に摂取されて有効な働きをする有効成分は極一部のもので比重が決まっています。その比重のところだけ取り出す方法を編み出してその部分だけを別のタンクに取り入れて、真空蒸留槽で水分を蒸発させ、タンクに残った有効成分の粉末を取り出したのが、皆さんが飲んでるルイボスTXです。

土佐清水病院   丹羽 耕三