<13> X 線 検 査 と 活 性 酸 素
胃や肺のレントゲン検査の危険性
丹羽靭負・土佐清水病院長著:「激増   活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版刊)&
健康産業流通新聞(95-01-26)から

 

X線検査によるDNA破壊が寿命短縮を!

 
■ 胸部の細胞が被爆・死滅し寿命が短縮
  放射線による検査は放射線をあてて胸の奥まで到達させ、その軌跡を辿って写真にしたものがレントゲン写真なのです。
  胸の写真を1回撮ると、放射線が照射されるために、胸部に存在する各細胞が被爆し、死滅し、寿命が縮まるという困った現象が起こるのです。胸のレントゲンならばスイッチを押した瞬間に放射線が放射されるだけなので、被害は軽い方ですが、胃透視は胃壁の傷を調べるため、長時間、放射線が照射されるので、大量の放射線を被爆します。
  レントゲンを撮って、実際どれだけ人体に害が及ぶか検証した結果があります。

レントゲン照射と寿命の短縮
加藤邦彦・東京大学理学部助手

胸部レントゲン・・・・・・・・1.5日
<通常に健康診断などで行われるX線検査>
 
胃 透 視・・・・・・・・・・・・・1.5年
<胃の検査などでバリウムを飲み行うX線検査>
 
C    T・・・・・・・・・・・・・150日
<断面を何ヶ所も輪切りで撮影するX線検査>

  この数字は大変恐ろしい数字です。例えば、胃が悪くて、医者に行き、最初の胃透視をして20〜40日の治療後、よくなれば経過観察の胃透視、その後6ヵ月経過し、再発の確認のため三度目の胃透視をすると、1.5年×3回=4.5年、合計4年半寿命が短くなることになります。

 

 
X線検査の弊害予防(寿命の短縮を招かないために)

 
■ 胃透視の予防には潜血検査と内視鏡検査
  胃病は、大体大きく分けて、胃炎・胃潰瘍・ポリープ・胃癌の四つに集約されますが、これはいずれも悪化してきますと胃壁が傷付き、胃壁が掘られてきて出血します。従って、大便の血液を調べる検査(潜血反応)をし、異常がなければ胃透視(欧米では、健康人には行わない)をする必要はありません(必ず三回続けて、三回とも陰性である必要があります)。
  もし潜血反応が陽性でしたら、胃透視はやめて、すぐ次の胃カメラをしてもらうことをおししめします。胃透視してどこが悪い部分が発見されますと、必ず胃カメラで詳しい状況を調べますから。
 
■ 不可欠の検査なら活性酸素への対策を!
  手術などで、必要な検査なら、検査の半月ほど前からスカベンジャー(活性酸素を始末する物質の総称)を含んでいる食品を多く食べたり、SOD(SOD様作用食品)やカロチンやビタミンE、Cなどの抗酸化食品を、特に念入りにとり、検査に臨むようにしています。