筋萎縮性側索硬化症(家族性ALS)に 筋肉が次第に動かなくなる難病として知られる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因は、生体内の有害な活性酸素の毒消しの役目をする酵素SODの遺伝子異常と関係することを米国の研究グループが付き止め、英科学雑誌ネーチャーに発表した。全く原因不明だったこの病気の治療法開発につながる研究と高く評価されている。
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非遺伝性ALSもSOD遺伝子異常の可能性
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※ルー・ゲーリック病 : 運動神経細胞が侵される病気で、30〜50歳の男性がかかりやすく、多くは5年以内に死亡する。知覚障害はなく、車椅子宇宙理学者として有名な英国のスティーブン・ホーキング博士もこの病気にかかりながら研究活動を続けている。家族性ALSは、ALS全体の約1割を占める。 |