シミやソバカスもサビによって発症する
井上貴司・食料問題研究所長監修:「成人病・癌・老化は活性酸素が引き金だった」(日東書院)から
 

 

シミやソバカスはお肌の錆び

 
■ 紫外線でシミ・ソバカスは皮膚癌の危険!
  紫外線の当たりすぎるとシミやソバカスが増えてしまう…これは、女性の方なら誰でもご存知のことですよね。今やオゾン層の破壊によって紫外線が増強されてしまっていますから、長時間太陽の光を浴びることは非常に危険。シミやソバカスの発生にとどまらず皮膚ガンの発生にもつながります
 
■ シミやソバカスはお肌のサビ!
  シミやソバカスこそ、我々が直接見ることが可能な身体の錆びです。シミやソバカスがサビであるということは?そうです。シミやソバカスはもちろんですが、実は老化も「悪者・活性酸素」によって引き金が引かれているのです。

 

 
シミやソバカスは肌だけでなく心筋や脳細胞にも

 
■ 水分子が紫外線で悪者・活性酸素に変身
  シミやソバカスの形状に「悪者・活性酸素」の関与は?お肌に紫外線が当たると、表皮にある水分子が破壊、厳密にいえば、電子的に非常に不安定な状態になってしまします。「悪者・活性酸素」に変身する一歩手前の段階です。やがて、水分子は「悪者・活性酸素」に変身して、お肌に錆びつき散らします。「悪者・活性酸素」に変身するのは、酸素だけではないのです。われわれヒトのお肌をうるおわせている水分もまた、紫外線を浴びることによって、「悪者」に変身してしまうのです。
 
■ メラニン色素は活性酸素との戦いの跡です
  「悪者」のこうした暴走を食い止めようと、メラニンという色素が抑え打ってくれるのですが、両者の戦いの跡はシミやソバカスとなって残ってしまいます。メラニンという色素が「悪者」と戦ってくれなかったら「悪者」によって錆びてしまったお肌が、「第2の悪者」と化し、健康なお肌をどんどん破壊してしまうのです。
  なお、シミやソバカスはお肌だけでなく、心臓の筋肉や脳の細胞の中にもあらわれます