膠 原 病 と 活 性 酸 素 @
丹羽靭負・土佐清水病院長著:「激増   活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版刊)から

  異物注)を排除するリンパ球が、自分の組織や臓器や細胞を異物と誤認し、それらリンパ球が膠原病(自己免疫病の方が正確な名称)の発症の原理です。丹羽博士のSOD様作用食品は、ステロイドも効果がない難病である膠原病に、優れた臨床成績を示しています。
注)異物(外敵)⇒細菌・ウイルス・カビ・広い意味では、自分の体内で発生した癌細胞も異物に当たります。

 

活性酸素は膠原病を発症・悪化させる

 

 関節リウマチ
  リウマチ患者の関節腔内で、食細胞が大量に活性酸素を作って関節腔に流出させ、リウマチ患者の関節炎を発症、悪化させているという報告があります。(これは著者が世界で最初に報告)

 
 進行性紅斑性狼瘡(SLE)
  リウマチ患者の血清中に活性酸素を増産させる因子を含んでいるため、SLEを悪化させるとする報告。

 
 進行性全身性硬化症(PSS=全身性強皮症)&皮膚筋炎
  この二つでも、活性酸素の関与の報告があります。また、変わった考え方に、体内で過剰に活性酸素が産生されていると、この過剰な活性酸素が、体内の正常なリンパ球を攻撃、変化させ自分の組織や細胞を異物と誤認させるような狂ったリンパ球に変化させ、膠原病を発生させるという報告もあります。

 
● 活性酸素が悪化因子であることは確実
  いずれにしても、以前は、膠原病はリンパ球の異常(自分の組織や臓器や細胞を異物と誤認)であって、主として食細胞が関与する活性酸素とは関係ないという考え方でしたが、最近では、活性酸素が膠原病の原因、あるいは悪化因子の一つであることを、無視できなくなってきています

 

 
SOD様作用食品の膠原病に対する臨床効果

 
  かかる根拠を支持する事実として著書のSOD様作用食品は、ステロイドでも手を焼いている進行性全身性硬化症(全身性強皮症)や皮膚筋炎に非常に効果がある点が挙げられます。
 
● 膠原病の末期の肺硬化症にも有効
  進行性全身性硬化症や皮膚筋炎の末期には肺硬化症になり、ステロイドも効果がなく、呼吸困難でよく死亡しますが、著者のSOD様作用食品は、肺硬化症のほとんどの重症患者の生命を救っています。

 
SOD様作用食品の効果
  土佐清水病院・最近6年間の統計より

関 節 リ ウ マ チ

症例 著効 有効 やや有効 無効 不能 有効率

58

6 32 13 26 8

58%

膠 原 病(全身性強皮症・皮膚筋症)

症例 著効 有効 やや有効 無効 不能 有効率

21

4 6 2 7 2

63%

 
SOD様作用食品の臨床例

症例1   全身性進行性硬化症

 

症   例 : 43歳・男性
疾患名 : 全身性進行性硬化症(重篤な膠原病・全身性硬化症や皮膚筋炎の末期)
原病歴 : 7年来、指端より腕、躯幹に向かって皮膚・皮下組織が硬化し、また肺に硬化が進行した。ステロイドを内服したが次第に悪化し呼吸困難も訴える。肺の硬化所見(左図)が認められ、来院した。
経   過 : SOD1日6包を内服開始し、徐々に呼吸困難が軽減、3ヵ月後にはほぼ完治。肺の線維化、硬化所見が消失(図右)。ステロイドにも抵抗していた膠原病がSODで治癒した画期的な例です。
 
症例2    全身性紅斑性狼瘡(SLE)

 

症   例 : 31歳・女性
疾患名 : 全身性紅斑性狼瘡(重篤な膠原病)
現病歴 : 妊娠6ヵ月半で来院。3年前より熱発と顔面の紅斑、指輪の冷感及び関節痛が強く、ステロイドの内服でコントロールされていたが、妊娠3ヵ月頃より悪化、右ニ指より強い潰瘍形成(左図)が始まった。某医大で指の切断と胎児の人口流産をすすめられ、当病院に来院した。
経   過 : ステロイドを徐々に軽減し、SOD注射を週2回注射し、SOD様作用食品1日6包内服させたところ、6ヵ月後には指の潰瘍は完全に治癒(図右)し、胎児も無事出産。ステロイド完全離脱にもかかわらず、全身症状も改善、退院した。
 
症例3    全身性紅斑性狼瘡(中間型)

 

症   例 : 23歳・女性
疾患名 : 全身性紅斑性狼瘡(膠原病)
疾患名 : 生後7ヵ月で罹患。小学生のときは血だらけで、かさぶたが裂けて膿がでるので布を巻きつけていました。小学2年のときからステロイド剤を飲みつづけました。東京の病院やお寺回りまでして、滝に打たれたこともあります。
経   過 : この2月に入院し、毎日、SOD様作用エキスの軟膏の塗布と食品を摂取しています。治療を始めたばかりですが、顔の湿疹はだいぶ落ちついてきました。隣のベットの女性はSLEという病気で死にかけたそうです。ステロイドの投与ミスが原因で内臓も壊したのですが、丹羽先生の治療を受けて回復し、「感動した」と話しています。