SOD療法の症例からB 皮膚科を7軒も転々としたアトピー性皮膚炎がSOD療法で軽快 平木通計・45歳・自営:愛媛新聞(95-01-21)から
アトピー性皮膚炎の大半は思春期までに症状が消えるが、近年、治癒困難だったり、一度治ったものが再発、あるいは大人になってから発症する人が増えた。
松山市の平木通計さん(45)も、大人になってから発症した。症状に気づいたのは5年ほど前。首や脇(わき)に湿疹が出た。始めはあせも£度に考え、市販の塗り薬をつけていた。だが、次第に背中や腹、腰、足へと拡大。病院に通うようになり、アトピー性皮膚炎と診断された。
昨年1月には大学病院に入院。1ヵ月足らずで症状が軽くなり退院したものの、再び湿疹が広がり、入院生活は4月まで続いた。院内には重症化して失明寸前だったり、皮膚が象の肌のように厚くなった人もいた。身体を掻いて傷つけないよう自らの手をベットに縛り付けたり、手袋に穴が開くほど掻きむしるなど、それぞれが拷問のような苦痛と戦っていた。 平木さんも重症だったため、炎症によく効くステロイド剤の投与を受けていた。しかし、この薬は皮膚萎縮や毛細血管拡張、皮膚感染症の誘発など副作用が強かった。使用を止めたいと常に考えていたが、結局、入院中もステロイド剤に頼らざるを得なかった。
平木さんは、「漢方薬、野菜スープ、ヨーグルトキノコ、ロイヤルゼリー、低周波治療、セラミック風呂など、雑誌などでいいと知ったことはほとんど試した」と語る。 9月に入り皮膚科医の紹介で高知県土佐清水市の病院を訪問。この院長は人体の活性酸素や過酸化脂質の研究を通して、独特のアトピー療法を考案。全国各地から、数多くの重症者が訪れていた。 平木さんは、病院近くの民宿に泊まって2週間近く通院。全身に軟膏を重ね塗りして、包帯をグルグル巻きにするなどの治療法などで、3日目にはかゆみがとれたという。退院後も院長が開発した健康食品や塗り薬を続け、今は外見的にはほとんど治っている。