SOD療法の症例から@
アトピーのせいで、手の指が曲げられなかった私が、SOD療法で普通の肌になった
兼本恵理子・36歳・主婦:月刊安心(96-01)から
 
        
 

私のアトピー経歴は生後3ヵ月から

 
● 生後3ヵ月からアトピーとの付き合いが…
  母の話しによると、私にアトピー性皮膚炎の症状が出始めたのは、生後3ヵ月くらいのときだったようです。湿疹が顔いっぱいに出たのです。
 
● 小学入学頃、体の柔らかい部分に湿疹が…
  その後、小学校に入学するころから膝の裏やひじの内側、足のつけ根など、体の柔らかい部分に湿疹が広がりました。
 
● 高校2年生では、更にひどいかゆみを伴なう…
  そして高校2年生のとき、さらに悪化してしまいました。体の柔らかい部分の湿疹がふえ、ひどいかゆみを伴うようになったのです。私の場合、太陽光線に当たることと汗をかくことが悪化の原因になるそうで、医師からスポーツを禁止されました。それから3年間、ぬり薬はもとより、ほとんど毎日かゆみ止めの注射と飲み薬が欠かせなくなったのです。
 
● 二十歳、薬の副作用のため、薬が禁止に…
  その後、違う病院に2年ほど通ったある日、私は院長先生に「これ以上薬を続けたら、ひどい副作用がでます。もう止めましょう」と宣告されました。このとき、私は毎日1本、ぬり薬を使うようになっていたのです。
  薬をやめたところ、顔などひどく悪化しましたが、安心してつけられる薬がないので、冷やすだけでなんとかやりすごしていました。
 
● 三十歳過ぎ、指が曲げられないほど悪化…
  それが、どうしょうもないほど悪化したのは、去年の春、4人目の子供を妊娠していたときです。湿疹が全身に広がり、特に手の湿疹は水仕事をするためか悪化して、指も思うように曲げられない状態になってしまったのです。あまりのかゆさに、無意識のうちにかきむしってしまい、私の体には3〜5aのかきこわした湿疹のあとが広がるようになりました。
  出産後の生活は、それは大変なものでした。指がうまく使えないため、生まれてきた子供の世話も満足にできないのです。かゆみで夜もろくに眠れず、いつも疲労困憑といった状態でした。また、お湯が皮膚にしみて痛いため、お風呂は25度の低温にしないと入れなくなりました。

 

 
土佐清水病院での入院中での経過

 
  今年(1995年)の夏、アトピー治療で有名な丹羽先生が福岡にきて診察すると聞いた私は、もうこれ以外するものがないという気持ちで診察を受けました。そして、「1週間入院して治療を受けなさい」といわれ、入院したのです。
 
入院初日
  病院では、軟膏をぬってもらい、『SOD様作用食品』と『ルイボスティーの粉末』を飲みました。軟膏はまるでセメントを塗るように厚くぬり、そのあと包帯でグルグル巻きにしましす。治療の効果は、入院した夜から現れました。まったくかゆみというものを感じず、朝までぐっすり眠ることができたのです。
 
入院3日目
  割れて赤い肉がみえていた手の傷口が盛り上がって、回復に向かっていることに気づきました。また、指の屈伸も、だいぶ楽にできるようになっていました。
 
入院4日目
  手の指先の傷口がふさがって、汁が出なくなりました。朝にシャワーを浴びて、前日に塗った薬を落とすとき、黒ずんだ皮膚の角質がボロボロと落ちるようになったのです。手も足も白くなり、体をこすってもしみるような痛みを感じないことに気づいたとき、私の胸は喜びでいっぱいになりました。
 
入院5日目
  湿疹のかきこわしで硬くなっていた皮膚が、かなり柔らかくなっているのに気づきました。手はもうほとんど回復し、手のひらまでも白い色になっていたほどです。
 
入院7日目
  私は退院し、家族の元に戻りました。色素沈着はもだ残っていましたが、SOD療法を続けていれば、いつか本来の皮膚の色にもどることでしょう。
 
現在の私
  長い間、上の三人の子供たちに海に行きたいとせがまれても、紫外線に当たって悪化するをおそれて連れて行ってやれず、かわいそうなことをしてきました。家業の酒屋の仕事も、太陽光線が怖くて満足に出来なかったのですが、これでようやく一家の主婦、母親として正常な日常生活をいとなむことができます。そのことが私にはなによりうれしいのです。

 

 
丹羽靭負博士の一言アドバイス

 
  成人のアトピー性皮膚炎を悪化させる大きな要因に、過労、寝不足、ストレスの三つがあります。
  妊娠中は母体の負担が増え、常に過労状態にさらされているようなものです。さらに、つわりなど体調の悪化で眠れなかったり、精神的に不安定でストレスがたまったりしがちで、皮膚炎が悪化する条件がそろってしまいます。それが出産、育児で最高潮に達するというわけです。
 
妊婦にSOD様作用食品
  SOD様作用食品は、妊婦でも安心して飲むことが出来ますので、皮膚炎悪化の防止に役立ちます。妊娠中毒症の防止に役立つので、より健康の子供がうまれることにもつながります。
  妊婦の体調維持のために、SOD様作用食品を役立てている助産院からは、お産も軽く、産後の経過も母子ともに良好であると報告を受けています。