抗癌剤治療の実績とあり方は

 

「抗がん剤の副作用がわかる本」
近藤 誠・慶応大学講師著:「抗がん剤の副作用がわかる本」(三省堂)から

 
  近藤 誠・慶応大学講師は、がん治療の実状と難しさ、抗がん剤の副作用などについて問題を提起、した以下の著書を出版しています。抗がん剤の副作用については、近藤講師のような考え方もあることが理解できます。
@ 抗がん剤の副作用がわかる本
A ガンの再発・転移
B 乳ガン治療・あなたの選択
C がん治療「常識」のウソ

 

 

 
● 患者の知らない危険がいっぱい
  驚くべき実態が放置されてきたのは私たち患者が事実を知らないからです。本当のことを知り命を縮めない選択を。
 
● あなたのガンはどちら?
  抗がん剤で治るガンは、ガン全体のたった1割。残り9割の患者は有害な副作用で苦しみ、命を縮めています。
 
● あなたの飲み薬は何?
  効果が証明されていない経口の抗がん剤が日本では大量に使われ、何十万人もの患者が長期間飲まされて、じわじわ命を縮めています。
 
● 実験台にされていませんか?
  大学病院やがんセンターでは、実験が毎日のように行われ、患者は治療と思い込み、副作用死したり命を縮めています。

 

 

「医療のあり方を考える会」
患者の権利法作る連絡会:朝日新聞(95‐04‐07)から

 
  「がん治療を考える―抗がん剤の実態と今後のあり方」と題した講演会が16日、弁護士や医師、医療過誤などの被害を受けた人で結成した「患者の権利法を守る会」埼玉県連絡会が企画した。講師は、慶応大講師で放射線科医師の近藤 誠さん。
  昨年は、ソリブジンと抗がん剤との併用での死亡事故、「実施要網」に違反した抗がん剤の臨床試験など、がん治療をめぐって、様々な問題が明るみになった。同研究会では実態を知り、患者の人権を守る上で前堤となる「インフォームド・コンセント」をキーワードに、医療のあり方を考えようと呼びかけている。