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エイズ治療薬を肝機能改良剤として治験
この薬は国内で4番目のエイズ治療薬として14日に承認される予定だが、厚生省は「エイズ治療薬としての承認には問題はない」と話している。
B型肝炎の治療薬として治験を進めている日本グラクソ社(東京都渋谷区)によると、治験は1992年に始まり、95年4月から、全国40の医療機関で、290人を対象に長期投与(約1年間)の治験が始まった。
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投与期間中は効果が認められたが、投与後に肝機能が低下
これまでの治験では、投与期間中はウイルスの増殖を強力に抑える効果が確認された。しかし、昨年8月以降、投与を終えた患者11人の肝機能が再び低下。うち10人は自然に肝機能が回復したが、福岡県内の大学病院で治験を受けていた40歳の男性は、投与終了後2ヵ月目に急激に肝機能が低下し、昨年12月、肝不全で死亡したという。
同社は、副作用例を厚生省に報告するとともに、治験に参加している医師に患者の経過観察を十分に行うよう呼びかけた。
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