糖
尿 病 の 知 識 A
糖尿病を誘発する生活習慣病・環境因子を知ろう!
松岡健平・東京都済世会中央病院副院長:「糖尿病」(日本放送協会)から
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生活習慣・環境因子
糖尿病を誘発する環境因子
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肥 満
A 過 食
B 運動不足
C 度重なるストレス |
以上のうち、肥満・過食・運動不足は、相互に影響し合い、糖尿病の一大原因となります。 |
年齢に伴って体の無理が効かなくなると、膵臓への負担もそれだけ大きくなるので、特に40歳以上で太り気味の人、また運動不足の人は、それらを解消しておくことが大切です。
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肥
満 |
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肥満しているとインシュリンを大量に必要とし、膵臓に大きな負担をかけ、その結果膵臓がくたびれて、必要量を賄えなくなり、高血糖状態になりやすくなります。
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A
過
食 |
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一度に大量に食べると、血糖値が非常に高くなり、そのブドウ糖を処理するためには、短時間に大量のインシュリンが必要になります。これを繰り返すと、膵臓に負担をかけます。
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B
運 動 不 足 |
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肥満の原因となるだけでなく、ブドウ糖をエネルギーとして利用しようとする、末梢の組織の反応が鈍ってきます。そのため、血液中のブドウ糖をうまく利用できなくなり高血糖状態になります。
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C
度重なるストレス |
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ストレスがたまると、やけ食い、やけ飲みの原因となり、肥満や過食へと結びつきます。そのほか、ストレスはブドウ糖のエネルギー利用を妨げます。そのため、インシュリンが多量に分泌され、最終的には、膵臓に負担がかかるのです。
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