ホーム > 白井一幸氏の断食健康法

 
   今回は、元プロ野球選手で2017年まで北海道日本ハムファイターズ(以下、日ハム)のヘッドコーチとしてチームを日本一にも導いた白井一幸氏の講演会の一部をご紹介します。
   白井氏は、'83年にドラフト一位指名で日ハムに入団し、ゴールデングローブ賞やベストナインなどにも選出され、日本人選手としては初めてウエイトトレーニングを取り入れるなど活躍。'96年に引退後、その知識や頭脳を買われてニューヨーク・ヤンキースにコーチ研修留学。そこで後の日ハム名物監督となるトレイ・ヒルマン氏と出会い、日ハムのヘッドコーチに就任。メンタルトレーニングなど日本のプロ野球に理論的な新しい手法を取り入れ、名コーチとしてその手腕は高く評価されています。2017年に日ハムを退き、現在は企業などから講演会や評論家としてマスメディアの仕事に大忙しです。
   今回の講演の内容は、目標を達成するためにすべきこと、努力の仕方、チームワーク、緊張に打ち勝つ方法といった企業講演で、仕事をされている人にとてもためになるものでした。実際に指導した野球選手の例を上げ、分かりやすくなおかつ理論的なお話しをしてくれました。今回は紹介できませんが、興味ある方は3冊の著書が出版されていますから、そちらをご覧になってみてください。さて、そんななか、SOD愛飲者でもあるという白井氏の健康法が興味深く、それをここに紹介したいと思います。
 
   「私は直近では2017年12月15日から一週間、水だけしかとらないという断食をしました。これはみなさんにぜひおすすめしたいです。この断食は、ロシアではメスを使わない大手術というくらい人の体に大事なことなのです。アメリカでは断食で治らない病気は治せないと言います。私が断食をするきっかけは、射撃のオリンピックチャンピオンの話を聞いてからなんです。射撃という競技は圧倒的に北欧のチームが強いんです。その北欧のチームは競技に臨む前に必ず断食をするという話を聞きました。理由は、断食をすると集中力が高まって研ぎ澄まされる、五感が鋭くなるからだと。それを聞いて、僕は、この方法は野球選手にもいいかもしれない、取り入れてみたいと思ったんです。取り入れるには、まずコーチである自分が実体験してみないといけないと、10年ほど前に始めたんです。そうして、断食すると健康になれるということを身体で体験したので、今も続けています」
 
   断食は、体内の悪い細胞を弱らせる
 
「ではなぜ健康にいいのか、という話をしましょう。断食は当然、食べ物を入れません。身体の中のエネルギーが足りなくなると人の身体は何をするかというと体内の脂肪をエネルギーに変えます。そのときに体内でケトン体という物質が出ます。細胞は、このケトン体をエネルギーにするわけです。しかし、がん細胞や病気に侵されている異常な細胞は、ケトン体をエネルギーにできないんです。正常な細胞しかエネルギーとして使えないわけです。ということは、断食をすると、正常な細胞はどんどん活性化し、がん細胞のような異常な細胞はエネルギー源がなくなってどんどん弱くなっていく。つまり、正常な細胞の免疫力が上がり、悪い細胞はどんどん弱っていくというわけです。犬や猫、野生の動物は病気をしたときに絶対に餌を食べません。なぜなら食べ物を食べないことで病気が治るというのを本能で知っているからです。病気になったら栄養をつけろというのは人間だけです。人は、生きている中で食べ物を食べた時に消化吸収で30%から40%のエネルギーを使っているんです。食べないということは、消化吸収にエネルギーを使わなくていいわけです。ものを食べると、少なからず添加物などの化学物質や野菜の農薬、肉の抗生物質やホルモン剤が体内に入ってきます。何も食べないとそういうものは体内に入ってきません。さらに内臓を休めることができる。だから断食をすると病気が治ると言われるのです。化学物質が入ってきたら解毒しようと肝臓は働き続けます。食べ物をを食べないと肝臓も解毒する必要がない。どは解毒する必要がない肝臓は何をしますか?それは身体の修復にエネルギーを使ってくれるんです。だから病気が治る。そして何より、脂肪をエネルギーに変えてるときにデトックスが始まると言われています。体内に入った食品添加物や重金属などの水には溶けださないものは体内から排出されず、脂に溶け込んでしまうので、体内の脂肪に溜まっていきます。断食をすると、ケトン体がエネルギーに変わるとき、脂肪が分解されます。その時に添加物や重金属が体外に出ていくのでデトックスが始まると言われています」
 
   味覚が研ぎ澄まされた断食後にSODが最高にいい!
 
   「断食をすれば若返り、身体がデトックスされてリセットできる。内臓が休まり、悪い細胞がどんどん死滅する。病気が治って若返る、もう言うことないですね。私はこの断食を年に一回は1週間やり、月に一回は1日断食をやります。そして半日断食というのを毎日やっています。半日断食というのは、夕食から翌日の食事まで12時間胃腸の消化作業を休めてあげるんです。私は朝は果物しか食べません。果物には消化酵素がたくさん含まれているので、食べた時に胃腸に消化活動をさせないんです。だから朝果物を食べれば、12時間くらい内臓を休ませてあげられるから、半日断食になるんです。この断食、やり方さえ会得すれば無料でできるんですよ。いいでしょ?もうひとつ、断食を始めて気づいたことがあります。それは、このSODがすごくいいということです。どういうことかといいますと、断食を始めて6日、7日目くらいには、果物を始めとした酵素を少しだけ体内に入れたりします。そうすると身体が完全に復活したときに、体内に入れたものがどういう作用を起こすかというのが分かるんです。つまり、断食で体内に化学物質など一切入れていないときは、おかゆに市販のよくある醤油をほんの少し入れるだけで具合が悪くなります。体が化学調味料などを受け付けなくなるんです。受け付けられるのは本当に添加物の入っていないものだけです。SODは受け付けるんです。正真正銘、添加物なしということが分かります。なおかつ、復活の手助けをしてくれますから、僕はいつもSODにお世話になっています。これは本当にいいものです。断食をすると味覚も鋭くなっていいですよ。いいもの悪いものが分かりますよ。ぜひ、やってみてください」
 
   白井氏は野球の仕事でも常に科学的根拠に基づいた新しいトレーニング法やメンタルトレーニングを取り入れてこられた方。そんな白井氏だからこその健康法はとても納得でした。そして断食後のSOD摂取がいいというのも納得でした。(自己流の断食は危険だといいます。最初は正しい知識のあるプロものとで行いましょう)