病気予防は第一に日常健康管理、次いで「SODロイヤル」

  健康の管理には、病気に関する知識が欠かせません。本シリーズでは、さまざまな症状と病気との関連を掲載し、読者の方が適切な治療の機会を逸することなく、早期の精密検査をするための資料を提供いたします。
  また、食生活や運動などの健康管理だけでは、さまざまな病気を予防できないことも事実です。そこで、病気の90%に関係するといわれる活性酸素対策に、「SODロイヤル」を摂取するのも一方策です。

目       次

Q1 : 「胸やけ」のメカニズムは?
Q2 : ストレスでなぜ「胸やけ」に?
Q3 : ストレス性の「胃部の激痛」の事例は?
Q4 : 胃の病的な変化を説明を紹介
Q5 : 胃の障害以外で「胃部の激痛」を引き起こす?

用語の解説

「逆流性食道炎」・「寄生虫」

    

  てんぷら、フライ、カツといった脂っこい物や甘い物などを食べ過ぎたときに体験することが多い、あの症状。みぞおちから胸骨の裏にかけ焼けるような感じ、ときとして痛みを伴なうような感覚が胸やけである。

Q1 「胸やけ」は、どのようなメカニズムで発症するのでしょうか

A…「胃では食べ物を消化するために胃液が分泌されます。その胃液が過剰な状態、つまり、胃酸過多のときに胸やけ症状がみられます」と胃腸の専門病院として最も歴史のある胃腸病院(東京・新宿区)の平山洋二院長(53)はいう。もちろん、脂っこい物を食べなくても胸やけを感じることがある。「胃液の量をコントロールする自律神経が興奮状態のときも過酸となり、その原因はストレスです。」

目次へ>

 

Q2ストレスで、なぜ「胸やけ」が発症するのですか?

A…ストレスには肉体的と精神的の二つがあり、精神面は胃・十二指腸に大きく影響することはもはや異論はなかろう。でも、肉体的ストレスは……。
  「ちょっと動くだけでも腰が痛い。このような状態は大きなストレスで、胃液の分泌を過剰にします。その結果として、胃に粘膜のただれを起こす胃炎、胃・十二指腸潰瘍(かいよう)、さらには胃から逆流した胃液が食道に炎症を起こしてしまう逆流性食道炎などができるのです。逆流性食道炎は治りにくく、厄介な病気です。」
  逆流性食道炎に有効な治療薬がないのではない。胃液の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害剤が有効とされ、使われているが、作用が強すぎるため、今の日本では連続使用は8週間しか認められていない。多くは薬の服用をやめると、逆流性食道炎は再発してしまう。
  「胃と食堂の境には噴門があり、軽く閉じていて逆流を防いでいるのですが、その締まり具合の悪い人がいます。そういう人は胃液の逆流が起こりやすいのです。
  それは、先天性の場合や加齢以外に、腹圧が胃を持ち上げている場合。肥満、妊娠、便秘、ベルトを強く締めている、重いものをよく持ち上げるなどが腹圧が強いケースだ。
  薬で酸を抑え、生活改善で胃液の逆流を防ぐことが大切だ。

目次へ>

 
Q3ストレスによる「胃部の激痛」の事例を紹介してください。

A…出版社に勤めるKさん(37)は結婚7年目。マイホームを夢見て奥さんと共働きで、せっせと預金。やっと頭金の1,200万円に手が届き、喜んでた矢先に、Kさんをショッキングな出来事が襲った。
  仕事柄不規則な毎日のKさんが、その日も深夜に帰宅すると、奥さんの姿はなく、ダイニングテーブルの上に、奥さんのサインと判の押された離婚届が置いてあった。
  後日、奥さんと話し合いの機会を持ち「すれ違いの夫婦生活は、もういや!」と強い言葉を浴びせられた上、奥さんは若い男性と付き合っているという。
  その日の夕方、Kさんは突然、胃部の急激な痛みに見舞われ、さらに、吐き気があり、物が食べられなくなってしまった。「過度のストレスが急激な胃液の分泌につながり、胃の粘膜をびらんさせたり、傷つけたりするのです。急性胃粘膜病変といいます」というのは、平山院長。

目次へ>

 
Q4「胃部の激痛」を引き起こす、胃の病的な変化の説明を紹介してください。
A…この急性胃粘膜病変には、次のようなものがある。
 
○急性胃・十二指腸潰瘍  急性胃炎
  胃や十二指腸の炎症や潰瘍などが含まれ、「胃粘膜全域に及ぶ広範なびらん性変化や、巨大な潰瘍ができている場合はかなりの激痛を起こし、出血が多いと血を吐くこともある」という。
 
○胃・十二指腸潰瘍穿孔
  特に、胃・十二指腸潰瘍穿孔(せんこう)では、緊急手術を要する場合もある。そういう急性病変が、わずか数時間でできるケースも実際にあるので、まさしく“急性”である。

目次へ>

  
Q5胃の障害以外で「胃部の激痛」を引き起こす病気があれば紹介してください。
A…このほか、胃部の激痛としては、例えば次の病気を疑うこともあります。
 
○急性膵炎  急性胆嚢炎  心筋梗塞
   これらの病気も疑うべきである。「胃の周辺臓器の痛みというのは、感じる本人には膵炎も胆嚢炎も、胃から発する痛みと受けとってしまうんです。さらには、心筋梗塞の場合も、胃の痛みと感じる人もいます。だから、ちょっと変だぞ!と思った場合は、まずは心電図を先にとります。心臓は生死にかかわりますから、そちらを優先します。」このときの心電図で、実際に命拾いした患者が少なくない。
 
○寄生虫のアニサキス
  「ときには、急性胃炎のような激痛で、原因は寄生虫のアニサキスということもあります。この場合は、内視鏡で胃の内部をのぞき、鉗子(かんし)でアニサキスをつまみ出すと、劇的に痛みは治まってしまいます。」

目次へ>

 

 

【 逆流性食道炎の対策 】
  胃液には逆流は立っているときには起こりにくく、横になると起こりやすい。だから眠るときには、上半身を多少高くして眠るのがいい。
  また、胃袋の構造上から、体の右側を下にして眠ると胃液は十二指腸に流れやすく、逆流防止に結びつく。
  そのほかには、便秘を解消し、食事では脂肪の多い物、酒・たばこ・コーヒーなど刺激物は避けるようにするとよい。
  
【 寄生虫アニサキスが引き起こす激しい胃痛 】
  アニサキスは生のイカ、サバ、サケなどに寄生しており、これらを生で食べることで感染する。
  激痛は食べた直後から数日の間に起こるが、やはり、半日以内が最も多い。半透明の乳白色で小さなアニサキスが胃の粘膜に入り込むことで、激痛を引き起こしている。