病気予防は第一に日常健康管理、次いで「SODロイヤル」

  健康の管理には、病気に関する知識が欠かせません。本シリーズでは、さまざまな症状と病気との関連を掲載し、読者の方が適切な治療の機会を逸することなく、早期の精密検査をするための資料を提供いたします。
  また、食生活や運動などの健康管理だけでは、さまざまな病気を予防できないことも事実です。そこで、病気の90%に関係するといわれる活性酸素対策に、「SODロイヤル」を摂取するのも一方策です。

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Q1 : 「ブツブツ」のいはタイプがあるそうですが?
Q2 : 痒くない「ブツブツ」とは、どんなもの?

用語の解説

「血管神経性環状紅斑」・「帯状疱疹後神経痛」

 

  皮膚疾患は年々増加し、皮膚科に通う患者は多い。その患者たちの症状で最も多いのが「皮膚にブツブツができて痒い(かゆい)」というもの。しかし、この症状だけで病気を絞りこむのは雲をつかむような話。

Q1 「ブツブツ」には、すぐに消えるタイプと容易には消えないタイプがあるそうですが?

A…「まずは、大きく二つに分類できます。ブツブツができて痒くても数時間で跡形もなく消える場合と、いつまでも残っている場合です」と、葛西皮膚科クリニック(東京・江戸川区)の小林明博院長(66)は言う。
 
【 数時間で消える疾患 】
  数時間で消える疾患としては、蕁麻疹(じんましん)がある。アレルギーで起こる食事性蕁麻疹は、カニ、サバ、エビなどが原因となることが多く、ストレスが原因となる心因性蕁麻疹、機械的な外からの刺激で起こるアレルギーとは関係しない機械性蕁麻疹などがある。
 
【 いつまでも残っている疾患 】
○接触性皮膚炎
  いつまでも残っている疾患としては「やはり多いのは接触性皮膚炎で、金属の時計のベルトgた原因だったり、原因はさまざまですが、ペンダントなどはその形で赤い湿疹になるので分かります。」接触皮膚炎には、金属だけでなく、植物によるにもある。2、3月に集中して患者が増える接触性皮膚炎がある。桜草の中でもプリムラオプコニカが原因となっている。
 
○日光皮膚炎・日光過敏性
  日焼けによる場合は日光皮膚炎。ただ、周囲の人々は何でもないのに、自分一人だけが日光のあたった部分の皮膚が赤くなるのは日光過敏性
 
○虫刺され
  蚊、昆虫、毛虫などによる虫刺され、皮膚に寄生するヒゼンダニが原因の疥癬(かいせん)は、痒みが強く、下腹部、四肢、指の間、陰部などに点状の盛り上がりができる特徴がある。
 
○カビ
  カビが原因としては、水虫、インキンタムシなど。
 
○薬・人工甘味料
  「薬が原因の薬疹もあり、これは分かりやすいんですが、まんじゅうなどに入っている人工甘味料で湿疹ができるケースがあるんです。これは専門医も頭を悩ますところです。」
 
○アトピー性皮膚炎
  湿疹を繰り返し起こすのがアトピー性皮膚炎。「治療はさまざまありますが、お子さんの心の成長も考えて、あまり極端な治療はどうかと思います。それによって情痴不安定になったりもしますから……。」

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Q2痒くない「ブツブツ」とは、どのようなものがありますか?

A…原因が分からない疾患と原因が分かっている疾患があります。
 
【 原因が分からない疾患 】
  次の疾患は原因が分からないので、効果的な治療法のないのが現状。そんな状況の中、現時点では、紫外線照射(プーバ)療法、免疫抑制剤を用いた療法などが行われている。
○掌蹠膿疱症
  「手のひらや足の裏にブツブツができると、患者さんはすぐに水虫だと思って、市販の水虫薬を買って安易に治療します。それでどんどん悪化させて診療に来られます。
  水虫と間違われやすい掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)のことがよくあります」という小林院長。
  素人判断で治療すると、逆に症状を悪化させてしまう。「ただ、よくよく観察すると、水虫は米粒くらいの水泡ですが、掌蹠膿疱症は黄色膿疱なので分かると思います。そして、水虫のように痒くはありません。」
 
○乾癬
  掌蹠膿疱症は、その原因がはっきり分かっていない。同じく原因が分かっていなくて、赤い斑(はん)がでる疾患としては乾癬(かんせん)がある。
  「体のいたるところに症状がでるが、特に頭髪の生え際や、肘や膝などに多くみられます。特殊な体質の人がなる難病で、悪化すると紅皮症、さらには骨が曲がることもあります。」
 
【 原因が分かっている疾患 】
 
これに対して、原因が分かっている疾患は、対応しやすい。
○ヘルペス
  まず、皮膚が赤くなってポツポツと水疱ができるのがヘルペス。ヘルペスはウイルスが原因の疾患で、
@単純性疱疹(疱疹)  ウィルスが単純性ヘルペスの原因となり、「カゼなどで体調を崩したときに繰り返し起こし、熱を伴うこともあります。口唇の内側や舌、ほおの粘膜など口の周辺にできるケースが多いのが特徴です。」
A水痘(みずぼうそう)と同じウィルスが帯状疱疹の原因となる。帯状疱疹の特徴は体の左右どちらか一方に神経痛のような痛みが走り、神経に沿って水疱ができる。胸、腹、顔にできることが多く、1ヶ月くらいで治るものの、ときとしてその後、帯状疱疹後神経痛に苦しめられるケースもある。
 
○とびひ・おでき・ニキビ
  このほか、化膿(かのう)菌によって水疱ができ、破れて赤くびらんするのがとびひ。化膿菌が毛穴に入って赤くはれて痛み、膿がでるのがおできで、化膿菌が顔の皮膚の脂肪につくとニキビである。

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【 血管神経性環状紅斑 】
  100%ストレスが原因の蕁麻疹(じんましん)で、直径1センチ程度のドーナツ型の紅い湿疹ができ、多少の痒みを伴う。
  この病気を含めた心因性のじんましんが、OLやビジネスマンに増えてきている。治療はストレスという点から、トランキライザー(精神安定剤)を用いるケースが多い。普通は一過性だが、ときには慢性化することもあるので、要注意だ。
  
【 帯状疱疹後神経痛 】
  帯状疱疹にかかった人の約10%は、水疱などの症状が完全に治っても激しい痛みが残る。これが帯状疱疹後神経痛で、治療の難しい神経痛の一つ。
皮膚のすぐ下が刺されるように痛い!皮膚の表面が焼けるように痛い!など、その痛みはさまざまに表現される。
  治療法は確立されておらず、神経ブロックをうけるならばペインクリニックへ。このほか、抗うつ薬は痛みに耐えやすくなる作用があり、有効である。