「癌」の予防は第一に食生活、次いで「SODロイヤル」

  酸素は、私たちに必要不可欠なものです。しかし、酸素から過剰な活性酸素ができると、その酸化作用で細胞の膜や核を傷つけます。その結果、動脈効果や糖尿病、癌など老年病を引き起こします。
  癌を引き起こす主因といわれる活性酸素への対策は、先ず日常の食生活に注意することが先決です。本シリーズでは、食生活から見た「癌予防」のポイントについて掲載します。しかし、食事だけでは、癌を予防できなことも事実です。そこで、不足する活性酸素対策(癌予防対策)に、「SODロイヤル」を摂取するのも一方策です。

目       次

Q1 : 魚で癌になりにくいとは本当?
Q2 : DHAによる発癌抑制効果は?
Q3 : 適切なDHAの摂取量は?
Q4 : 癌の転移を防ぐには、DHAは有効か?
Q5 : DHAの癌抑制機序は?
Q6 : 広がるDHAの可能性を簡単に説明してください?

丹羽SOD様食品の摂取症例から

乳房切除手術を拒否。丹羽療法を2年、現在軽快治癒

       

Q1 魚をよく食べる人は癌になりにくい、といわれていますが、統計的に事実ですか?

A…魚を食べない人は、よく食べる人に比べて大腸癌のリスクが2.5倍も高い。魚を毎日食べていると、胃癌や肝臓癌、子宮頸癌のリスクが40%になる。疫学的な統計では、魚が癌予防に何らかの影響を持つことが以前から知られていた。
  では、魚の何が癌予防に働いているのだろうか。この点では今注目されているのがDHA(ドコサヘキサエン酸)だ。魚の油といえばEPA(エイコサペンタエン酸)が有名だが、DHAも魚の油に含まれている。これまで純度の高いDHAは高価すぎて研究が遅れ気味だったのだが、矢沢博士らが、魚の目玉の裏側に多量のDHAが含まれていることを発見。これによって、DHAの研究が一躍進展し、様々な作用が分ってきたのである。

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Q2魚のDHAによる発癌の抑制作用は現在どの程度まで分っているのですか?

A…その一つが大腸癌に対する予防作用である。矢沢博士たちは国立癌センターと共同で、大腸癌に対するDHAの効果を調べている。
 
【 大腸癌の発癌実験 】
  ネズミを2群にわけて、大腸癌の発癌剤を注射。
@普通の水を飲ませるグループ
ADHAを飲ませるグループ
 

  こうして実験の開始から1ヶ月目と3ヶ月目では大腸癌の前癌病変を、6ヶ月目には大腸癌発生を調べた、この結果、
@普通の水を飲んでいたグループ…100%前癌病変が表れて、前癌病変も大きい。
ADHAを飲んでいたグループ…37%まで抑えられる、またできた前癌病変も小さい。
 
  さらに、DHAは、既に癌化し始めている前癌状態の細胞の成長を抑えることも分ったという。「DHAを与えていると、前癌病変から癌化するまでの時間がのびるそうです。DHAを投与したネズミでは、6ヶ月ぐらい癌化が遅れていました。」
  ネズミの6ヶ月は人間に換算すると約25年にあたるという。そこから、「これだけ、人間で発癌年齢を遅らすことができれば、癌が主因で死ぬことはなくなるかもしれない。」という期待も生まれてくるのである。

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Q3癌の抑制のためには、DHAをどの程度摂ればよいのですか?

A…実験でネズミに投与したDHAの量は、人間に換算すると、一日1.5gぐらいになる。これは、サンマなら大きめのも一匹に含まれるDHA量に匹敵する。
  「そのほかイクラや中トロなどを一日1食とる。それだけで、癌の発生を遅れせることが期待できるのです。」DHAは旬の背青の魚に多い。もう一度、魚の良さを見直したいものだ。

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Q4癌の転移を防ぐには、DHAは有効なのですか?
A…矢沢博士は、国立癌センターなどと一緒に.大腸癌の肺転移に対するDHAの効果を調べている。

【 大腸癌の転移実験 】
 
マウスの背中に、転移しやすい大腸癌を移植。これをグループ分けして、それぞれDHAやEPA、その他の油を与えて、肺への転移を見た。
  その結果、
@何も油を与えない群…肺に平均22個の転移癌ができていた。
AEPAを与えた群…14個
BDHAを与えた群…9個
Cリノール酸を与えた群…26個
と、明らかに、DHAを与えたグループでは、肺への転移が減少していた。逆にリノール酸を与えていたマウスでは、転移の数が増えていたのである。

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Q5DHAによる、癌の増殖抑制、転移抑制について説明してください。
A…
【DHAによる癌の増殖抑制】
 
矢沢博士によると、「リノール酸を取ると、体内でプロスタグランジンE2という物質ができるのですが、これは癌細胞への変化増殖を促進する物質。従って、リノール酸を取りすぎると癌うを促進する結果になるのです。」という。
  逆に、DHAはプロスタグランジンE2をつくる酵素の働きを抑えることが、実験で分っている。癌は発癌物質などによって、遺伝子が傷つけられることから発生する。しかし、発癌物質全てを避けることは不可能だし、癌遺伝子もわれわれ全てが持っているものだ。
  しかし、DHAが十分であればプロスタグランジンE2の生産を抑え、癌細胞の増殖をおさえることが可能かもしれない。


【DHAによる癌の転移抑制】
 
また、転移に限っていえば、DHAは血管に癌細胞が接着する能力を抑えるのではないか、といわれている。原発巣で成長した癌は、あるときポロリと落ちて、血管やリンパ液などの流れに乗る。そして、あるところで血管の壁などにくっついて成長を始める。
  こうして転移が始まっていく。転移がなければ癌で死ぬことは極めて少ない。DHAが、癌細胞に取り込まれると、こうした接着能力が低下するのではないか、とみられているのである。ただし、それがどういう仕組みによるものかは、まだわかっていない。
  いずれにしても、「リノール酸を控えて魚をとる。」というのが、今は癌予防の標語になっている。

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Q6DHAには人体にとって有用な様々な作用があるそうですが、簡単に説明してください。
A…癌予防のひとつに、抗癌剤による化学療法がある。この抗癌剤による化学療法の問題は、とにかく副作用が大きいことだ。癌細胞とともに正常細胞までダメージを受けるのがその原因だ
  こうした副作用のひとつに脱毛がある。命にかかわる副作用ではないが、目に見える変化だけに、患者への精神的影響は決して少なくない。これに対して魚の油に含まれるDHAが有効なのことを、矢沢教授らは確かめている。
  つまり癌に対してDHAは、大腸癌の発癌抑制、肺転移の抑制、さらに抗癌剤による脱毛の抑制効果が認められている。動物実験の段階ではあるが、その作用はかなり広範囲に及びそうだ。また、癌以外の面では、アトピー性皮膚炎の改善動脈硬化の抑制、さらに最近では痴呆に対する作用も認められている。動脈硬化の抑制によって脳血管性痴呆の予防に役立つことはいうまでもないが、同時にアルツハイマー型痴呆などでは残った脳細胞の活性化に働く可能性も出てきている。魚は知れば知るほど優れた食品なのである。

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  本症例はすべて、丹羽博士が院長を務める土佐清水病院での、末期癌を含めた重症の患者の症例です。博士が長年かけて研究開発した「天然SOD製剤 BG104」および『天然低分子抗酸化剤 SODロイヤル』を治療の主体とした症例を掲載しています。
  治療の詳細を知りたい方は、丹羽博士の著書「天然SOD製剤がガン治療に革命を起こす」を参考にして下さい。

S ・S さん  女性  55歳  乳癌(手術拒否)

現症ならびに来院時所見
  平成3年夏、右乳房の腫脹を発見し、某公立病院にて乳癌の診断を受け、ただちに手術をすすめられたが、美容上の理由から手術を拒否し、漢方、自然食品、水療法、気功などの自然回帰の治療法に頼り、徐々に乳房の腫瘍が増大し、自潰を起こし、平成四年一二月に来院。
  来院時には7×9cmの大きな硬い硬結のある腫瘍とその先端に直径一cmの潰瘍が認められ、潰瘍部には浸出液が少量貯溜していた。右腋窩リンパ節腫瘤(転移巣)が三個認められた。検査所見については、胸部レントゲン写真では転移は認められなかったが、マーカーがいずれも上昇していた。諸検査値は省略。
 
臨床経過
  翌平成5年9月には、高値を示していたマーカーは全て正常化(諸検査は省略)し、劇的な改善が見られ、病巣部も、自潰していた潰瘍部が乾燥し、腫瘍の大幅な縮小が見られ、右腋窩リンパ節も非常に小さい腫脹を残すのみとなった。平成7年6月の受診時にも引き続き上記のマーカーや、LDHは正常範囲に留まり、腫瘍も引き続き縮小傾向を示し、右腋窩リンパ節の腫脹も完全消去した。

考察と結論
 
すでに記載した通り、美容上乳房の切除を拒否することはよくあり、それが患者さんの命とりとなることが多いが、BG104はかかる、患者もかなりのパーセントで軽快治癒させている。