「癌」の予防は第一に食生活、次いで「SODロイヤル」
酸素は、私たちに必要不可欠なものです。しかし、酸素から過剰な活性酸素ができると、その酸化作用で細胞の膜や核を傷つけます。その結果、動脈効果や糖尿病、癌など老年病を引き起こします。 |
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Q1… ゴマ油は酸化しにくいため、多くの用途に利用されていますが、癌抑制作用もあるのですか? |
A…「ゴマ」は古くから知られる健康食品。成分の半分以上は脂肪で、そのほとんどが血管にコレステロールが沈着するのを防ぐリノール酸やオレイン酸で占められている。 ところで、ゴマ油は、極めて酸化しにくいのをご存知だろうか。リノール酸は大豆油や採種油にも含まれているが、こういう油は繰り返して使うとすぐに酸化して臭くなる。ところが、ゴマ油は酸化しにくく、さし油をすればいつまでもおいしく食べられる。そこで調理だけではなく、化粧品や医薬品の酸化防止にも使われている。実はここに癌の予防に効果がある食品としての可能性が秘められているのだ。 大沢教授は、食品による老化や癌の予防について長年の研究を続けている。ここで、重視されるているのが抗酸化物質、つまり酸化を防ぐ物質なのである。 |
Q2…ゴマ油の中にどのような成分が癌の抑制に有効なのでしょうか? |
A…そこで、癌をはじめ老化を防ぐ手段として、大沢教授は活性酸素の害を防ぐ抗酸化物質の研究を始めたのである。 |
Q3…ゴマ油から、どのような過程を経て、酸化防止作用(活性酸素をくい止める)があるセサミノールができるのですか? |
A…太白油や白絞油(無色無臭のゴマサラダ油)は、精製の過程でセサミノールという強力な酸化抑制物質を持つことが分ってきた。ところが、これは何もゴマサラダ油に限ったことではなかったのである。 |
Q4…強力な酸化防止作用があるというセサミノールは、実際の動物実験ではどのような結果が得られたのですか? |
A…これを付き止めた大沢教授は、セサミノールが実際に活性酸素によって遺伝子が傷つけられるのを防ぐかどうかを実験した。 @実験方法…ラットに肝臓の細胞を酸化して傷つける物質とセサミノールを与えた。 A実験結果…肝臓を酸化して傷つける酸化物質だけを与えた群れに比べて、セサミノールを一緒に与えた群れは、尿中の遺伝子の量が明らかに低下していた。酸化物質を与えないときに近い状態まで低下していた。 ということは、セサミノールが酸化により傷つけられる遺伝子を守ったと考えられる。「この結果から、おそらくセサミノールは、癌の芽ができる過程(イニシエーション過程)を抑えるのではないか」と大沢教授はみている。 |
Q5…活性酸素の弊害を防ぐためには、毎日、どの程度の「ゴマ」を摂れば良いのですか? |
A…こうした「ゴマ」の癌予防効果を、日常で生かすためには、「毎日少しずつ食べるのがいい」という。 活性酸素は、発癌物質や紫外線、放射線などによって、いつも体の中でできていう。従って、酸化を予防する食品も毎日少しずつ取る必要があるのだ。 「ゴマ」の場合は、「そのままでは消化吸収しにくいので、しっかり練って毎日、5〜10gぐらい取る」ことを大沢教授は勧めている。 年をとると、細胞が若い人の何倍も酸化しやすくなるが、それもセサミノールである程度抑えられる。年をとるほど、抗酸化食品が必要なのである。 【 一口メモ 】 ● セサミノールの抗酸化作用は薬の10倍、動脈効果にも大きな影響 大沢教授は、セサミノールが動脈効果を防ぐ作用も見つけている。動脈効果は、いわゆる悪玉コレステロールの酸化がきっかけに起こる。 セサミノールは、この悪玉コレステロールの酸化を特に強力に抑える。その抗酸化作用は、高脂血症治療薬に比較しても、10倍も高いという。 |
@…「酸素は、動植物に必要不可欠なものです。しかし、酸素から、過剰な活性酸素ができると、細胞や遺伝子が次々と酸化による障害を受け、最終的に癌や老化をはじめとする老年病の原因になっていくのです」。 活性酸素は極めて不安定な酸素で、常に何かと手を組んで(=酸化)安定した形になろうとしている。 本来、ウイルス退治やエネルギーの産生など体内で大事な働きをしているのだが、問題は過剰になったときだ。 体の中でさまざまな成分を次々に酸化し、細胞の膜や核を傷つける。その結果、動脈硬化や糖尿病、癌など老年病を引き起こすとされている。 癌では、とくに遺伝子への攻撃を防ぐために酸化を防ぐ物質(=SOD)が存在するが、年を取るにつれ細胞も酸化しやしくなっていく。 A…活性酸素は遺伝子を傷つけ、癌の芽をつくるとされている。 一方、体には傷ついた遺伝子を修復する仕組みも備わっている。例えば、遺伝子が酸化されて傷つくと、その部分はトカゲのシッポのように切り捨てられ、正しく修復される。切り捨てられた遺伝子は、最終的に尿の中に出てくる。 従って、尿に含まれる遺伝子の最終物質(8・ヒドロキシでオキシグアノシン)を測定すれば、どの程度遺伝子が傷つけられているかを測定することができる。 |
本症例はすべて、丹羽博士が院長を務める土佐清水病院での、末期癌を含めた重症の患者の症例です。博士が長年かけて研究開発した「天然SOD製剤
BG104」および『天然低分子抗酸化剤
SODロイヤル』を治療の主体とした症例を掲載しています。 O ・Tさん 男性 52歳 C型肝炎による肝癌 肝硬変から行こうした肝癌 |
● 現症ならびに来院時所見
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