「癌」の予防は第一に食生活、次いで「SODロイヤル」

  酸素は、私たちに必要不可欠なものです。しかし、酸素から過剰な活性酸素ができると、その酸化作用で細胞の膜や核を傷つけます。その結果、動脈効果や糖尿病、癌など老年病を引き起こします。
  癌を引き起こす主因といわれる活性酸素への対策は、先ず日常の食生活に注意することが先決です。本シリーズでは、食生活から見た「癌予防」のポイントについて掲載します。しかし、食事だけでは、癌を予防できなことも事実です。そこで、不足する活性酸素対策(癌予防対策)に、「SODロイヤル」を摂取するのも一方策です。

目       次

Q1 : 動植物の中から癌抑制効果があるもの?
Q2 : タイ料理の強力な癌抑制効果とは?
Q3 : ナンキョウの抜群の癌抑制効果を発揮?
Q4 : ACAは、どんな癌に有効ですか?
Q5 : ACAは、どのように癌を抑制するのですか?

丹羽SOD様食品の摂取症例から

末期の胃癌が、5ヶ月で社会復帰まで回復

         

Q1 世界の動植物の中から、癌抑制効果がある成分を見つけ出す研究が進んでいるそうですが?

A…エスニックブームで、タイ料理独特の酸味や辛さのファンになった人も多いのではだろうか。実は、その風味や色付けに使われるタイの野菜類に、強力な癌抑制作用があることが分ってきた。いったい、野菜の中のどんな成分が、癌の発生を抑えるのだろうか。
  ここで、大東教授らが注目したのは、癌の促進過程を抑える物質だ。癌は、遺伝子が傷つくだけでなく、傷ついた細胞が、促進物質によって育てられること(プロモーション)で初めて本物の癌になっていく。
  まず、大東教授らは簡単なテストで、促進過程を抑える野菜を拾いだすことにした。癌をつくる特殊なウイルス(EBウイルス)に感染した細胞に、癌の促進物質を投与するとウイルスが活動を始める。癌ウイルスとして目覚めるのである。
  この時、野菜の油出物を加えることで、ウイルスの活動がどの程度抑えられるかで、癌の抑制効果を判定する。このテストで、日本でよく食べられる野菜を調べたところ、12%近く癌化を抑える作用があった。しかし、残念ながら、その効果はもうひとつ力不足。
  そこで、発想を変えた大東教授が注目したのが、タイの香味野菜だったのである。「普段食べている野菜より、薬味や調味に使われて、少しだけ食べる食用植物に注目したのです」栄養を摂る目的だけでなく、薬味や味付けのためには、ほんの少しだけ口にする。そういう食材の中にこそ、癌を抑える特殊な成分があるのではないか。
  タイには、半ば薬のようにほんの少しだけ料理に使う野菜がたくさんある。こうした野菜を数多くテストした結果、なんと日本産野菜の約2.5倍、30%もの野菜が、強力に癌の促進過程を抑えたのである
  大東教授は、「熱帯植物は、虫や菌など敵が多いので、そてに対抗する生理活性も強いのではないか」と言う。逆に、日本では食べやすさを求めて品質改良を続けてきた。その結果、野菜が本来もっている力まで失われたとも考えられるのだ。

目次へ>

 

Q2タイ料理の激辛料理トムヤムクンに用いられる、ナンキョウの成分の中に、強力な癌抑制効果が発見されたそうですが?

A…激辛党にはこたえられないのがタイのトムヤムクン。強烈な辛さと酸味で独特の風味をもち、世界三大スープのひとつに数えられている。これに使われるナンキョウ(ショウガ科)に、強力な癌抑制効果が期待されている。
  大東教授らのスクリーニングテスト(候補物質を拾い上げるテスト)で、タイの香味野菜には、癌が一人前に育つ過程を抑えるものが非常に多いことが分ってきた。
  その中でも、特に強力だったのが、ショウガ科ミカン科シソ科コショウ科の香味野菜だった。いずれも、ほんの少量で料理を引き立て、時には薬のように用いられる野菜類だ。しかし、これはまだ試験管レベルの話。本当の動物の癌ではどうなのだろうか。
  そこで、大東教授が動物実験に持ち込んだのが、ナンキョウだ。ナンキョウは、トムヤムクンの調味だけではなく、タイでは健胃薬として半ば薬のように使われている。いわゆる医食同源である。

目次へ>

 
Q3ナンキョウの成分中の、ACAが抜群の癌抑制効果を発揮したそうですが?

A…このナンキョウの成分にACAという物質がある。スクリーニングテストでも、強力な癌抑制作用を発揮した物質だ。これを、ネズミの皮膚癌で試してみた。
 
【 皮膚癌の発癌実験 】
第一段階(癌を移植する)…まず、ネズミの皮膚に発癌剤を塗る。1回塗っただけでは癌の芽ができるだけで、本当の癌にはならない。
第二段階(さらに癌を移植する)…その上に、さらに癌を育てる促進物質(プロモーター)を繰り返し塗り続ける。発癌剤で細胞の遺伝子を傷つけ、促進物質で癌細胞を育てていくわけだ。
第三段階(20週目の結果)
@通常のネズミ⇒一匹16個ぐらいの癌ができた。
A促進物質を塗る前に、いつもACAを塗っておいたネズミ⇒できる癌の数が2個ほどに激減したのである。この実験では、明らかにACAが、促進物質の働きにブレーキをかけていた。
 
  「最初は、促進物質の100倍のACAを塗ったのですが、促進物質と同じ量にしても、やはり発癌を抑える効果がありました。いろいろな物質をこれまで試してきましたが、こんなに少ない量で癌の発生を抑える物質は初めて」と大東教授もそのズバ抜けた力に驚いた。

目次へ>

 
Q4ナンキョウのACAは、皮膚癌以外の、他の癌にも有効だったのですか?
A…ACAは想像以上に少量で、癌の発生を抑えたのである。そこで、次に舌癌など口腔の癌や大腸癌など臓器に癌でも動物実験を行った。
 
【 口腔癌(舌癌)の発癌実験 】
  大東教授は、田中卓二先生(岐阜大医学部)らと協力。ラットの口腔癌で実験を行った。
実験@…飲み水に発癌物質を混ぜ、同時に普通のエサを与えた
実験A…飲み水に発癌物質を混ぜ、同時にACAを混ぜたエサを与えた
実験B…飲み水に発癌物質を混ぜ、同時に普通のエサを与えた後、ACAを混ぜたエサを与えた
 
その結果
結果@普通のエサ…58%に口腔癌が発生した
結果A同時にACA…癌の発生はゼロ、完全に発癌剤による癌の発生が抑えられた
結果B後でACA…癌の発生はゼロだった
  このように、発癌剤入りの水と一緒にACAを食べた場合でも、その後でACAを食べた場合でも、癌は発生しなかった。

目次へ>

  
Q5ナンキョウのACAは、どのような作用機序で、癌を抑制するのですか?
A…口腔癌(舌癌)の発癌実験ほどではないが、大腸癌の実験でもACAは癌の発生を少なくすることが分っている。「今、他の癌でも共同研究を行っていますが、動物実験では肝癌などでも、かなりいい成績が出ている」と大東教授。
  まだ、ACAがなぜ癌の発生を抑えるのかは、よく分っていない。しかし、癌の遺伝子を傷つける活性酸素の働きを抑えるのも、その原因ではないかとみられている

目次へ>

 

  本症例はすべて、丹羽博士が院長を務める土佐清水病院での、末期癌を含めた重症の患者の症例です。博士が長年かけて研究開発した「天然SOD製剤 BG104」および『天然低分子抗酸化剤 SODロイヤル』を治療の主体とした症例を掲載しています。
  治療の詳細を知りたい方は、丹羽博士の著書「天然SOD製剤がガン治療に革命を起こす」を参考にして下さい。

K・S さん  男性  43歳  胃癌末期。膵臓、腸、胆曩に転移

現症ならびに来院時所見
  平成6年8月より食事の摂取が激減し、体重の減少が著明となり、金沢市の某大学病院にて、胃癌と肝臓を除く周辺臓器ならびにリンパ節への転移を指摘された。
  平成6年11月当院に来院。マーカーの上昇よりも、るい痩著明、衰弱激しく、ウイルヒョウリンパ節転移も見られ、末期癌の症状も呈していた。家庭の事情で入院出来ず、BG104と低分子抗酸化剤「SODロイヤル」を所定の量(省略)投与を行い、外来治療を行った。

臨床経過
  マーカーは上昇せず、次第に食欲も向上し、体重の増加も見られ、平成7年4月には、全身衰弱も回復し、社会生活の復帰が可能となった。
 
考察と結論
 
BG104は、一般的に言って40歳以上の末期の胃癌にもかなりの効果を示しており、たとえ結果として死に至ったとしてもほとんどの患者さんは食事摂取量が増加し、元気になった例が多い。
  本症例は社会復帰まで可能としたBG104の著効例である。