「癌」の予防は第一に食生活、次いで「SODロイヤル」

  酸素は、私たちに必要不可欠なものです。しかし、酸素から過剰な活性酸素ができると、その酸化作用で細胞の膜や核を傷つけます。その結果、動脈効果や糖尿病、癌など老年病を引き起こします。
  癌を引き起こす主因といわれる活性酸素への対策は、先ず日常の食生活に注意することが先決です。本シリーズでは、食生活から見た「癌予防」のポイントについて掲載します。しかし、食事だけでは、癌を予防できなことも事実です。そこで、不足する活性酸素対策(癌予防対策)に、「SODロイヤル」を摂取するのも一方策です。

目       次

Q1 : 「みそ」は癌の予防や放射線障害を抑える?
Q2 : 適切な「みそ」の摂取量は?
Q3 : 「みそ」と薬を併用すれば有効なのでしょうか?

丹羽SOD様食品の摂取症例から

4ヶ月で、頻尿や自覚症状が消失

           

Q1 「みそ」は癌の予防や放射線障害を抑えるといわれていますが?

A…みそ汁を毎日飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて、胃癌による死亡率が低い。かつて、こんな調査結果が発表されて、大きな注目を集めたことがあった。これは統計的な調査だったが、伊藤教授は、さまざまな動物実験から、実際に「みそ」の癌抑制効果を明らかにしている。
  研究のヒントは、意外なところにあった。「86年に発生したチェルノブイリの原子炉事故で周辺の住民が大量の放射性物質に被爆しました。彼らを守るために、ソ連では「みそ」を配ったというのですね。広島、長崎の原爆後遺症に味噌汁が有効だったという証言があったらしいのです」。
  本当に、「みそ」で放射線物質による障害を抑えられるのだろうか。早速、伊藤教授はマウスの小腸の細胞を使って「みそ」の効果を調べることにした。
 
【 小腸細胞を用いた被爆実験 】
  小腸の細胞は、放射線に対する感受性が強く、放射線を照射すると3日で小腸の粘膜がやられ、下痢が起こる。まず、マウスを二つの群に分け、マウスに致死量のX線を照射。3日目に小腸の細胞を調べた。
@普通にエサを食べていたマウス…放射線照射による小腸の細胞の回復が遅かった。
A実験の二週間前から飼料に、「赤みそ」10%を混ぜたビスケットを与えたマウス…小腸の細胞の回復が明らかに早かった。
  「みそ」には、消化器の細胞の回復を促進する作用があるらしい。この結果に自身を得た伊藤教授は、次にマウスの肝臓癌で実験を行った。
 
【 肝臓癌の発癌実験 】
  マウスには飼育していると自然に肝臓癌になる特殊なタイプがある。このマウスを二つのグループに分けて、一方のグループには、やはり「みそ」入りビスケットを食べさせた。
★その結果
@普通にエサを食べていたマウス…ほぼ90%に平均3個の肝臓癌が発生した。
A「みそ」入りビスケットを食べていたマウス…癌の発生率は30%程度い抑えられ、できた癌も平均1個に減少していた。
もともと、癌になる系統であるにもかかわらず、「みそ」を混ぜたエサを食べるだけで、発癌率が3分の1にまで低下したのである。
  「この時は、醤油でも同じ実験をしましたが、やはりいい結果がでました。「みそ」は8〜9割が大豆、醤油も大豆からできているものです。この大豆に含まれるフラボノイドという物質が、発癌を抑制する要素のひとつではないか、と思われます」と伊藤教授は考えている。

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Q2「みそ」の摂取量は、味噌汁でいえば、どれほど摂ればいいのでしょうか?

A…伊藤教授は、次に乳癌に注目した。今度は、「みそ」入りビスケットのほかに、以下のようなエサをラットに食べさせ、食べているエサによって、乳癌の発生率にどのくらい差が出るか調べた。
 
【 乳癌の発癌実験  その1 】
@普通のエサ
A「みそ」が10%は入ったビスケット
B「みそ」の材料である大豆が10%入ったエサ
C癌予防成分として注目されているフラボノイドの一種(バイオカニンA)

  これらをラットにそれぞれ食べさせ、乳癌を発生させる発癌剤を投与。結果は非常にはっきりしていた。
@普通のエサ…18週間で、ほぼ90%に乳癌が発生した。
A「みそ」が10%は入ったビスケット…乳癌の発癌率が60%に低下。
B「みそ」の材料である大豆が10%入ったエサ…乳癌の発癌率が60%に低下。
Cフラボノイド…乳癌の発生率は30%にまで低下していた。

この実験からみると、「みそ」の癌抑制効果の一つは、主成分である大豆に含まれるフラボノイドにある可能性が高い。
「「みそ」の有効成分は、いろいろあって、DNAを傷つけるフリーラジカルを消去することも指摘されています。しかし、欧米では、最近フラボノイドの植物性エストロゲン効果が注目されています。これが、細胞内の情報伝達に作用して、癌も抑制するのではないかというのです。」
  ネズミの実験で使われた「みそ」は、人間にすると一日味噌汁2杯ほどの量になるという。これならば、毎日の生活でも無理なくとれる量だ。
  ただ、味噌汁というと塩分が気になる人が多いはず。しかし、伊藤教授によると、癌に関しては塩の総量より食べる時の濃度が問題なのだそうだ。「実験で使った10%の「みそ」入りビスケットは、塩分濃度は2%ほどです。10%以上だと胃癌の危険因子になりますが、10%以下ならば問題はない」という。
  普通の人ならば、特に濃い味にしなければ、この点も問題はあまりなさそうだ。「みそ」は赤でも白でも同じだそうだ。

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Q3「みそ」だけでなく、「みそ」と薬を併用すれば、より有効なのでしょうか?

A…伊藤教授は、乳癌治療にも大きなヒントとなるような研究結果を発表している。

【 乳癌の発癌実験  その2 】
  乳癌治療のよく使われる薬にタモキシフェンというものがある。これは乳癌を促進するエストロゲン(女性ホルモン)の働きを抑える働きを持つ。伊藤教授は、このタモキシフェンを用いて動物実験をした。実験はラットを以下の4群に分けて、エサを与えた。
@普通のエサ
A「みそ」が10%」は入ったビスケット
Bタモキシフェンが入ったエサ
Cタモキシフェンと「みそ」入りビスケットを同時に与えた

  そして、発癌剤のよる乳癌の発生率を比較したのである。結果は予想どおり、以下のようになった。
@普通のエサ…癌の発生率は、90%に上った。
A「みそ」が10%」は入ったビスケット…発癌率が60%ほどに抑制。
Bタモキシフェンが入ったエサ…発生率が60%ほどに抑制。
Cタモキシフェンと「みそ」入りビスケットを同時に与えた…癌の発生率が15%以下まで抑えられた。

この結果から、「両方一緒に与えると、極めて強い相乗効果で癌発生を抑制することがわかったのです。」この結果は、アメリカ癌学会でも大きな反響を呼んだ。

癌の抑制だけでなく、「みそ」には解毒作用もある。「みそ」をとっていると、血中にポリサッカライドという配糖体が増加する。この物質は、血中にある放射性物質をとらえて、体外に排泄する作用がある。従って、「放射性物質のよる発癌の予防にもなる」というのである。
  「せっかく、日本には味噌汁という素晴らしい食習慣があるのですから、これを健康に利用しない手はない」と、伊藤教授はアドバイスしている。

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  本症例はすべて、丹羽博士が院長を務める土佐清水病院での、末期癌を含めた重症の患者の症例です。博士が長年かけて研究開発した「天然SOD製剤 BG104」および『天然低分子抗酸化剤 SODロイヤル』を治療の主体とした症例を掲載しています。
  治療の詳細を知りたい方は、丹羽博士の著書「天然SOD製剤がガン治療に革命を起こす」を参考にして下さい。

T ・N さん  男性  56歳  前立腺癌睾丸および左大腿骨に転移

現症ならびに来院時所見
  平成4年7月、頻尿と左下肢痛のため某院を受診。新潟県某官公立病院にて前立腺癌、左大腿骨転移、睾丸転移の診断を受け、同年8月に前立腺と睾丸の除去手術を行った。
  平成7年来院。来院時には頻尿、歩行困難強く、前立腺癌のマーカーであるPAP10.0(正常値3.0以下)、PA68.5(正常値2.2以下)と高値を示した。
  BG104と低分子抗酸化剤「SODロイヤル」を所定の量(省略)投与、外来治療を行った。
 
臨床経過
  以後毎月来院しているが、翌月よりPAP1.9と正常化しPA45に減少。頻尿、歩行困難も徐々に軽減し、6月には腫瘍マーカーの低下と自覚症状がほぼ消失を示した。
 
考察と結論
 
BG104は化学薬品でない天然の制癌剤であるが、このように短期間にり著効を示す場合もある。